俳優賞

対象作品
DULL-COLORED POP 「ショート7
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 この度は、このような賞をいただきまして、本当にありがとうございます。一見突飛な題材をいかに真摯に上演できるかということをこの作品に携わった人間は誰もが試行錯誤したことと思います。
 四六時中そのことばかり(飲尿)を考え抜いた時を越えて、このような形で評価されたことにはただただ嬉しく、一緒に作品をつくることのできた皆さん、観て下さった皆さんに感謝するばかりです。今後ともこれを励みにがんばります。
お祝いコメント
DULL-COLORED POP 演出家 谷賢一 あーちゃんへ。賞をとったんだってね、すごい!。あーちゃんはいつかすごいことをするって、おかあさんはずっとわかっていたけれど、すごいね。おとうさんに言ったら、おどろいて急に立ち上がって、また腰をやってしまいました。家にもたまにかえってきてね。あーちゃんの好きな、チーズをいれたたまごやきをつくってまってます。そうそう、冷蔵庫を新しいのにかえたから、びっくりすると思うよ!。演劇がんばってね。(岡田あがさの濃紺の情念とキリキリに切迫した表現欲求を愛した演出家より)。

対象作品
DULL-COLORED POP 「ショート7
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ありがとうございます。おしっこ飲みまくってこんな賞をいただくなんてご覧になってないかたにはサッパリわからないかと思いますが、そんな観たひとにしか伝わらない感覚こそ小劇場演劇の醍醐味なんじゃないかとおもいます。大変嬉しいです。してやってりでございます。これをきっかけに、草食系でも肉食系でもなく、今飲尿系がアツいと世界に広まればいいなとおもっております。
お祝いコメント
DULL-COLORED POP 演出家 谷賢一 小林タクシーの備える俳優的魅力は、誤解を恐れずに言えばおよそ扇情的な美貌や特権的肉体と言った旧来的な舞台俳優のパブリック・イメージとは間逆にたなびく朴訥・素朴な風貌と、彼自身がパフォーミング・アートおよび音楽、ウェブデザインなどの分野において開陳している独立したアーティストとしてのカジュアルかつ洒脱なセンスという、水と油のように相反しかねない二つの要素を平和裏に融和内包している点にあると言えよう。今回彼が演じた飲尿趣味のサラリーマンが我々に提出した問題が内外の矛盾にあえぐ現代のアンビバレントなアイデンティティであり、そのキメラ的なペーソスの味わいが現代演劇の分野において一つの異端として着目に値する価値を認められるものであるとすれば、小林タクシーという俳優の心身に蠢く二極的な志向性自体も、我々の時代を代弁し得る祝福された天賦であると断じて不遜に当たるとは、私には思えないのである。(おかあさんより)

対象作品
MCR 「シド・アンドウ・ナンシー
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 俳優賞を頂きまして有難う御座います。私のようなどこの馬の骨だか解らない様な役者でも、評価して下さる方がいるという事は、今後も芝居を続けていくにあたって大きな励みになる受賞でした。
 あの役とあの場を与えてくださった、MCR、櫻井智也氏、共演者、スタッフの皆様、また公演に関わって下さった全ての方々に感謝致します。今後この賞が名実共に素晴らしい賞になっていく事を願っております。
 これからも精進致します。
お祝いコメント
MCR 演出家 櫻井智也   僕は中川君のことを『面白くなるためのアイテム』だと思っています。面白くなりたいので中川君が必要であり、中川君がどう思ってるのかなど関係ないです。
 でもこうして、僕の作品で俳優賞を貰ったとなると、僕が中川君にとっての「面白くなるためのアイテム」みたいで、なんだか気分もいいんですが、重ねてきた時間が脳内で記帳されてしまい、中川君が喜べば喜ぶほど僕はなんだか泣けてくるので、どうかあまり喜ばないで下さい。
 でも、受賞、おめでとうございました。

対象作品
FUKAIPRODUCE羽衣 「朝霞と夕霞と夜のおやすみ
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初めてなのです。生まれて初めて。賞をいただいたのは。俳優賞。ああ。なんて、うれしいの。なんて、幸福。
支えなんてもの、ないけれど、でもたまに。この俳優賞を思いだし、そうだそうだ、もらったじゃないか。って前むいて、突き進んでいきます。そういう強さをいただきました。ありがとうございます。
最後に短歌を。
愛に似た熱く焦がれるときがきた水に浸した手が揺れている
お祝いコメント
FUKAIPRODUCE羽衣 演出家 糸井幸之介 親愛なる深井順子様。この度はCoRich舞台芸術まつり!俳優賞受賞おめでとうございます。
私は羽衣の俳優さんたちのファンなので、というかファンになるまで稽古するので、最終的には頼むから俺を君のファンにさせてくれよと具体性や論理性のまるでないこと言って稽古してますので、当然誰にも負けない深井さんファンだと自負しております。だから誰にも負けないほど、おめでとうと思っております。

対象作品
犬と串 「CASSIS
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 今回僕は、主にミミズ役をやらせて頂きました。その台詞に『僕たち昆虫はもっとメジャーになれる』という件があったのですが、僕はミミズが生物学上昆虫でないことを知っていたので、この場面が来るたび、人知れず自己矛盾と激しい葛藤を抱えていました。何だか、世のミミズすべてに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。ですが、賞を頂いた今や、そんな細かいことはもうどうでもよくなりました!
 今後はもっと自分の台詞に責任を持てるようでありたいと思います。ともあれ、この度はこのような身に余る賞を頂戴しまして、誠にありがとうございました。
お祝いコメント
犬と串 演出 モラル 『犬と串』の結成当時の人数は僕を含めたったの四人で、その中の一人が満間君、あなたでしたね。四人での旗揚げは本当に色々と大変で、あの時あなたは『四人の中で一番稽古場の近くに住んでいる』というだけの理由で、リリース前の公演看板(180cm×180cm)を台所に保管させられたり、居間を夜通し会議の場所に使われたりしていましたね。そんな苦難の時期を乗り越えての俳優賞受賞、心よりお祝い申し上げます。受賞後も変わらずシャワーを貸してくれるあなただと信じています。

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