満足度★★★★★
ためらいの倫理
テーマを、シンプルにするどくしぼりきった公演なのに、強い残響を残す多声的な印象。要するに内容が濃い。
そして、その詰め込んでいるのに、暑苦しさをまったくかんじさせない良さは、セリフの切り詰め具合とクールな演出の妙による。
まさにハセガワアユム氏の真骨頂が発揮されている公演。
満足度★★★★★
胸が痛くて死にそう。
『便所の落書き屋さん』、パンキッシュかつコミカルな舞台から浮き彫りになる人間の愛とエロス、その夥しいリアルに過去の恋愛を思い出し、帰り道に絶叫したくなりました。あんなに壮絶な芝居を紡げるハセガワアユムさんが怖いです。
満足度★★★★★
(o^。^o)スキデス
最近自分が注目している役者陣が多数客演されているので、初めて拝見しました。観て納得です。まったく押し付けがましい芝居ではないのに、非常にさらりと、深く、濃い、メッセージ、主張、既成概念への疑問、問題提起のようなものをたくさん受け取りました。
5/30(土)13:00の回は、客席にも注目の役者さん達が多数。注目度の高さを再確認しました。今後、外せない団体になりそうです。5/31(日)は、当日チケットに並び、もう一度拝見しました。良かったです!
満足度★★★★★
定番と挑戦。
前回の「死んだ赤鬼」が難解ながら傑作だったので、
今回も言葉の端々、視覚の隅々まで逃さないよう意気込んで行ったところ、
「呪文」はさて置き「便所」がこれまでのMUからは考えられない
ライト&ポップな青春劇!
ここでこの作品を持ってくるところに、MUの勝負を感じました。
ていうか、重めな呪文が定番で、ライトな便所が挑戦って
つくづくMUって捻くれてますね。
満足度★★★★★
路地裏のファンタジー
ハセガワアユムの世界を二本たっぷりと堪能させてもらった。テーマは愛。しかし、ハセガワアユムはその世界をひねりにひねっている。何故ひねるのか?それは安っぽくしたくないから。
トイレの中でのラブシーン、そして、ラストシーン、佐々木なふみが便器に想い出を捨てて、泣くシーン。美しくてとても哀しい。
満足度★★★★
初体験
ハセガワ初体験でした。
「JUMON」とても面白かった。
これは、しばらく目が離せない、才能だろう。
へんないい方だが、両A面じゃなくて、B面がみたいとおもう。
満足度★★★★
お腹一杯の短編が二つ。
とても楽しめました。
空間を上手く使った照明効果や演出で、一体になった面白さがありました。
すばらしいです。またMUがやってくれました。
満足度★★★★
おしゃれ。
友人に勧められて観に行きました。
フライヤーの洗練されたイメージ通り、
おしゃれな空間でした。
女性陣がみな可愛い。
男性陣がみな濃い(笑)
丁寧で緻密な演技に、
肩の力の入れ具合まで自在にコントロールされてしまった感じ。
満足度★★★★
メッセージ受け取りました!
前回見逃してしまったMUなので、待ち望んでたんですけども。
いや~これがMU!っていうのを観られてほんとHAPPYです。
愛だし、皮肉だし、課題を投げかけてるよねって、そーいうの。
ネタバレに書くとして、☆は4.5ですね。初日だったからかも。
満足度★★★★
愛は、思い込みと自分の居場所の欠乏から生まれる
良い短編を読んだ感じだ。読後感がいいというか。
あっと言う間の50分間×2なのだが、中身は結構濃い。
すっと進むけど、台詞がところどころ光る。
出演者も力まず熱演。話も面白いし笑いもいいタイミングで挟さまれる。
休憩10分を含む110分は全然長くない。
とにかく面白かった。
役者さんたちとの近さもいいし。
満足度★★★★
55分の中編2本立て
タイトル通り55分の中編2本立てで、1本目の「JUMON」は1人の女性を中心とした逆ハーレム状態の共同体に動機が多少不純気味の若者が参加志願した夜、「被害者の会」の女性たちも押し入り、「信子さん(ハーレムの中心)を待ちながら」状態の物語。
タイトルに「(反転)」が付いている通りオリジナル(未見)は男女が逆で、しかし単に性別を逆にしただけではなくかなり手が入っているとのことで、確かに手を加えなくては無理だろうな、な部分もあるし、そもそも「ハーレム」と「逆ハーレム」では参加メンバーの関係というか流れる空気というかがかなり違いそうで、オリジナルを想像することができず。オリジナルの再演があったら観てみたいモンだわさ。
また、「こんな方向にコトが動いている一方で、もう一方ではこんなことも起きていますよ」というところでスパッと切り落としたような終わり方が潔い。
「あ、ここで切りますか」な感覚に SPIRAL MOON の『世界は今夜も回ってる』(01年12月)に通ずるモノも感じる。
10分の休憩を挟んだ2本目の「便所の落書き屋さん」はハセガワ主宰曰く「挑戦でした」だそうで、初見であった『きみは死んでいる/その他短編』の3本&「JUMON」とは趣を異にするコメディタッチ。
落書きをすると願いが叶うという公衆便所に行った高校生カップルが、そこで生活している(!)かつての同級生と再会し…という物語。
高校生たちの会話のかけあい漫才のようなテンポの良さ(とその内容)が楽しいし、基本的には月9あるいは往年の日曜8時の日テレ系の青春ドラマ的なノリながら、終盤で官能系あるいはにっかつロマンポルノはたまた昼帯ドラマのようなドロドロが明かされるのが可笑しい。
満足度★★★
セルフプロデュースの妙
MUはとにかくセルフプロデュースが秀でています。
「新しいバンド組みました」というのも目を引くし、演劇村以外へも訴えかけるだけの戦略を練り上げられていて感心します。
でも、今回の短編2作は、正直なところそうやって間口を広げてアピールして入ってきた人たちをひきつけるだけの作品ではなかったような気がして惜しかったです。
セリフなどはセンスが良くて、洒落が効いてて良いし、モチーフも面白いのだけど。。。
満足度★★★
初見です。
「便所の~」が面白かった。清水那保さんカワイイ! 小林タクシーさんの声を聞くと「エリクシールの味わい」が甦ります。 時々聞こえる電車の音が気になった。
満足度★★★
うん、よかった。
『JUMON(反転)』
扱っているテーマが面白く、濃く、目に見えないダイナミックさを感じる。
しかし、どうも何か物足りない。もっとガツンと一撃欲しいと思うのは欲張りだろうか。
芝居全体がわりかしさらっとした演技で進むのでとても観やすいのだが、「愛」という何かがぼやけてしまっているようにも思える。
被害者の会会長(小林タクシー)が異様な存在感を放っていて引きつけられた。
『便所の落書き屋さん』
これまた脚本の発想がとんでる。役者もうまい。
ただ、その先にある何かをもっと観たい。
せっかくこういう作品だから、「恋」の、何か塊みたいなものをガシッと観たい。
舞台全体が一つの塊になって体当たりしてくるような何かを。
便所の落書きとか、非常に面白いエネルギーをもってると思うのでそこらへんをもっと観てみたかった気も。
落書き屋の先輩(小林タクシー)の、ゆるさの中にある確固たる存在感が魅力的。そこにいるだけで舞台が引き締まる。
満足度★★★
面白かった
前回公演は全く理解できなかったものの、今回はハセガワさんの宣言通り、分かりやすい作品にしてくれていた。
あっという間の120分。役者陣も皆素晴らしい。