最新の観てきた!クチコミ一覧

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ロマンチック・エイジ

ロマンチック・エイジ

舞台工房SOLA‐Tobu.

ウイングフィールド(大阪府)

2015/10/17 (土) ~ 2015/10/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

明日、世界が滅びるとしたら
明日、世界が滅びるとしたら…。
生き残った人間達…。
の筈が…。

とっても、ワクワクするストーリー!
本当に良くできたSFファンタジーでした♪

ネタバレBOX

リンゴの木、花が咲かず実がならなくなって…、寿命…。

明日、世界が滅びるとしたら…。
山に囲まれた閉鎖された街で、生き残った人間達…。

生き残ったのは、小学校教師だった「あすな」と「たかむら」、そして教え子5人と、女医だった「さえぐさ」のおばさん。
食べ物も底がつき始めたとき、備蓄庫で食物の種を発見し、栽培に着手。
見晴らしの良い丘に、リンゴの種をまく。
実がなるまで4~5年…。

そんな時、山向こうの外の世界から「りっか」が現れ、アウトローの「しほ」にそそのかされ、他のメンバーを刺そうとするが…。
アンドロイドのあらゆるデータは保存しているから、刺されても大丈夫!

ここはアンドロイド特区!
先立たれた夫「たかむら」の心を生成しようと、「たかむら」と自分「さえぐさ あすな」のアンドロイドを作り、人間的な心と愛情の育成に取り組む「さえぐさ」。

「さえぐさ」に自分がアンドロイドであり、「たかむら」の心を育むための「さえぐさ」のコピー、「あなたは私よ」と知らされた「あすな」…。
でも私は「さえぐさ」さんと違う!
私は私、「あすな」…。
「でもあなたは『たかむら』のことを愛しているんでしょ」
ショートしてしまう「あすな」…。

目覚めるとリンゴの木に実が…。
「あすな」アンドロイドがショートし、復旧するまで他のアンドロイドも休止。

目覚めたアンドロイド達…。
もう少しで「たかむら」の心が…、でも…。
人間「たかむら」とアンドロイド「たかむら」…、
人間「さえぐさあすな」とアンドロイド「あすな」…、
は、やはり違う存在。
自分たちがアンドロイドだという話を休止状態で聞いていた子供達のアンドロイド…。

さえぐさ「失敗だ!失敗!全てやり直そう!」
たかむら「ずうっと待っているから、ここで待っているから、ゆったりおいで…」
崩れ落ちる「さえぐさ」…。

数十年後…、コールドスリープを繰り返しながら、アンドロイドを見守る「さえぐさ」。
その時、「りっか」に刺され倒れる「さえぐさ」。
りっか:「なんで、私だけこんな扱いなの…」と問う「りっか」…。
さえぐさ:「それは『たかむら』を殺した女の記憶を受け付けたから…」。
さえぐさ:「ずいぶん長い間あの人を待たせたみたい。」
アンドロイド:「人間って何ですか?」
さえぐさ:「それは、あなたたち…」
私的恋愛ベスト〜全ての女に懺悔しな!〜

私的恋愛ベスト〜全ての女に懺悔しな!〜

元東京バンビ

スタジオ空洞(東京都)

2015/10/24 (土) ~ 2015/11/01 (日)公演終了

満足度★★★★

軽妙なタッチでテンポ良く見せるのは東京バンビ時代からの特質
ハヤシの部屋で次回作の構想を練るアダチとハヤシ。
案を出せと言われたハヤシは恋愛ものを提案、ちょうどアダチがハヤシの昔の日記を見付け…。
ということで過去再現パートは「恋愛あるある」が満載。
本人ならずとも少なくとも身近にはそういうの、あったなぁ、と多くの共感や郷愁を呼ぶのではあるまいか?
また、再現パートの合間に演じられる現在のハヤシの恋愛模様(いやぁ、林さんってモテるんですね(笑))もありがちながら翻弄され狼狽えるハヤシの様子が愉しい。
そんなこんなを軽妙なタッチでテンポ良く見せるのは東京バンビ時代からの特質、巧いよなぁ。
で、「事実2%創作98%」とのことだが、装置はほぼ100%林さんの私物では?(笑)

ブロッケンの妖怪

ブロッケンの妖怪

東宝芸能・キューブ

THEATRE1010(東京都)

2015/10/30 (金) ~ 2015/11/01 (日)公演終了

満足度★★★★

個性のぶつかりを彩った演出
竹中直人と生瀬勝久の二人で「竹生企画」というのを作ったという。旗揚げ公演が4年前、「ヴィラ・グランデ 青山~返り討ちの日曜日」。今回は第二弾といい、演出は再び倉持裕が担当した。

この作・演出の妙が、超個性派の二人を見事に輝かせたと言ってよい。ブロッケン現象をモチーフに作られた物語は、奇想天外とまではいえないかもしれないが、舞台での次の展開にワクワクさせられ、十分に楽しめる2時間だった。
また、今回が初舞台という佐々木希だが、役者としては力量が問われる設定なのに、演じ分けはお見事だった。次の舞台が待たれる出来だ。

映像も効果的に使い、舞台の妙である早替わりも存分に披露して、あっという間に時間が過ぎた。「あ~おもしろかった」と言える舞台だから、見て損はありませんよ。

ネタバレBOX

ブロッケンとは、後ろから当たる光で遠い場所に自分たちの影が映る現象だが、もう一人の自分たちが映るという発想と、もう一人の自分と交流できるという発想。これはとても楽しい。

「あの時こういう道を選んでいたらどうなったか」という着想と物語は映像や舞台では定番なのかもしれないが、竹中直人と生瀬勝久のテンポのいい演技と丁々発止のやりとりが、新鮮さをずっと保ってくれる。
御伽噺失格

御伽噺失格

ノオビウエ

自由表現空間 シアターカフェNyan(大阪府)

2015/10/30 (金) ~ 2015/11/02 (月)公演終了

満足度★★★★★

役者さん!
あらためて、役者さんの底力を感じた\(^o^)/

帯金さんから目が離せないっ。
ものすごい存在感の野村さんが目の前にいても、
帯金さんから目が離せないっ。
いや、しかし、野村さんの異常なオーラも気になって仕方ない。
かわゆいんだよ、乙女なんだよ。
んで、見たことのないよっこちゃんの表情も見れて。

見終わった後、なんだかニヤニヤしてしまうお話(*´艸`*)

Friend,Friends  友達、友達 / ドラマリーディング「8」

Friend,Friends 友達、友達 / ドラマリーディング「8」

劇団フライングステージ

OFF・OFFシアター(東京都)

2015/10/28 (水) ~ 2015/11/02 (月)公演終了

満足度★★★

同性愛
別世界ととらえていた同性愛のことについて、真正面から向き合い、考えされました。

ネタバレBOX

同性愛で男同士は観ていてつらく受け入れがたかったのですが、最後は少し理解ができました。ところどころでセリフをかんでいたのが気になりました。
Friend,Friends  友達、友達 / ドラマリーディング「8」

Friend,Friends 友達、友達 / ドラマリーディング「8」

劇団フライングステージ

OFF・OFFシアター(東京都)

2015/10/28 (水) ~ 2015/11/02 (月)公演終了

満足度★★★★

偏見
同性愛を、と言うかゲイのお話です。

私も芝居が始まったばかりは『うわっキモ!』から始まりました。

それが進むにつれ大きく『同性愛』と言うテーマで理解したいと言う気持ちが強くなります。

途中役者の方が台詞を噛んだり、一瞬忘れたりとイラッと来る場面はあるものの最後は何故か涙も。

まぁ最後の最後はやはり『キモッ!』って偏見が出てしまうのですが。


途中途中で場面説明がナレーションの様に入るので難しいテーマですが分かりやすく観る事が出来ると思います。

お披露目〜死体編〜

お披露目〜死体編〜

日本コメディ協会

小劇場B1(東京都)

2015/10/30 (金) ~ 2015/11/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

爆笑
『日本コメディ協会』だなんてハードル上げていいのか?
笑いのポイントが人と違うよ~

と、思いつつ観劇。

トップスタートの小石田純一さんの演技はテレビで観るいつも通りの彼。
ファンの方が多かったのか登場しただけで爆笑、私は失笑からスタート。

全編通して言葉遊び的なところを笑わせる脚本。

どれもそこそこ笑えるのですが、最後の『リバース…』は大爆笑です。

これは説明が難しいのでネタばらしも難しいのですが、かなり練られた脚本です。

観なけりゃわからない、是非観て大爆笑して下さい。

花とフィーユ

花とフィーユ

少年ギ曲団

シアター風姿花伝(東京都)

2015/10/29 (木) ~ 2015/11/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

初めて観ました!
19人の舞台。多すぎるんじゃないかと思っていましたが、それぞれの役がきちんとしていたので違和感は全くありませんでした。
私が一番好きだったのは、スミレ。真っ直ぐな気持ちが伝わってきました。スミレ役の方がカーテンコールでみせてくれた笑顔がなぜか胸を打ちました。私が外に出た時はいらっしゃらなかったので、お礼が言えませんでしたが、明日からも頑張ってください。
話のテンポもよく楽しめたし、行って良かったです。お時間ある方は是非行かれてください。

ネタバレBOX

真っ白な布で作られた舞台。少し位置を上下させるだけで死角を作ったりするのはすごいと思いました。
Rebirth

Rebirth

革命アイドル暴走ちゃん

あうるすぽっと(東京都)

2015/10/28 (水) ~ 2015/11/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

30日16時
2回続けて最前列ど真ん中。
今度は首を左右に振って色々な物を見た。
席移動しようかな。
2列目から見ようかな。

彼女にとって無敵の世界

彼女にとって無敵の世界

ライオン・パーマ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2015/10/29 (木) ~ 2015/11/01 (日)公演終了

満足度★★★

盛りだくさん
常に表面を軽い笑いが渦巻いていてクスッとさせる。
だが底の方に考えさせる要素が仕込んであって
最後にそれをスプーンでひと口、ほろ苦い味で〆る感じ。
その構成はいいが、ちょっと解りにくいのがもったいない。
もっとストレートに親心と、娘の成長譚であっても良かったような気がする。

ネタバレBOX

まこと(柳瀬春日)は眠りにつく前のひととき、今日も父親(樺沢崇)のお話を聴く。
父の語る物語は、昔ばなしや名作をアレンジしたもので、どれも現実的だ。
だから登場人物が死んでしまうことも多い。
ついにまことは「自分が物語の中に入って主人公を助ける!」と言い出す。
「世界で一番私を愛してくれるパパの創った世界なら、私にとって無敵の世界のはず」
そう言ってまことは自らその物語の中へと入っていく。
果たしてそこは、本当に無敵な世界なのか…?

おバカな世界と思っていると、父親の含蓄ある台詞も出てきたりする。
このお父さん、地味ながらなかなか台詞に味わいがあってよかった。
ただせっかくの意図がエピソードに紛れて解りにくいのが残念。
「浦島太郎」「銀河鉄道の夜」「走れメロス」「不思議の国のアリス」と
音無家、 山田家の人々という、盛りだくさんな展開にテーマが埋もれがち。
もっとストレートに“もう一つの世界”の価値観に触れたまことが成長し、
戻って来て厳しい現実を受け入れる、という話でも十分面白いと思う。

その理由は、出てくるキャラがバラエティ豊かで楽しいから。
シャドウ(あや)や、アナザー(比嘉建子)など存在そのものが意味深なのも大好きだ。
車掌(石毛セブン)の滑舌よく切れの良いジャッジは最高だった。
アナザーとシャドウも台詞が聞き取りやすくて、台詞の面白さが伝わる。
中には台詞が流れてしまってせっかく面白いことを言っているのに
テレビのように字幕があればもっと笑いが取れるだろうな、
と思う方もいてちょっと残念。
また常に笑いがちりばめられてはいるが、どかんと笑ったところは少なかったかも。
そのあたりのメリハリがあれば、もっと魅力的な舞台になると思う。




Rebirth

Rebirth

革命アイドル暴走ちゃん

あうるすぽっと(東京都)

2015/10/28 (水) ~ 2015/11/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

30日12時
昨日は真ん中より少し上手より。
今日は最前列ど真ん中。
へー、こんなになってたのか。
やっぱりど真ん中は良いなあ。
昨日より何倍も楽しめた。

錆びつきジャックは死ぬほど死にたい

錆びつきジャックは死ぬほど死にたい

ポップンマッシュルームチキン野郎

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2015/10/28 (水) ~ 2015/11/03 (火)公演終了

満足度★★★★

おもしろかった☆
こちらの劇団さんは 前作の「 ~ブルースレッドフィールド」 に続いて二度目。   相変わらずの 楽しいお芝居でした。
ここの劇場は 初だったのですが、 駅から近いし 椅子はふかふかだし トイレはきれいだし とても良い劇場でした☆

ネタバレBOX

まず、ジャック役の久保田さんに拍手です☆   ”機械人間” らしい動きが とっても良かったです。  やってる方は 相当疲れるでしょうね。 お疲れ様です。

それから ルートヴィヒ役の CR岡本物語さんも すごくハマってて良かったと思います。

お話自体は  過去、現在の行き来が多すぎて  なんか疲れちゃいました。
あとは、  ちょっと おふざけが多かったかな~ 

でもやっぱり うまいですよね~   また次回を楽しみにしています☆
あるハロウィンの物語

あるハロウィンの物語

大和メ組

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2015/10/29 (木) ~ 2015/10/30 (金)公演終了

満足度★★★★

温もりを感じに。
「ある冬の物語」に次いで二回目の参加。
今回は大好きな劇団ばかりのとんでもないお祭り企画!!
夢のようなひと時でした。良くも悪くも後には何も残らない花火のようなイベント。

花とフィーユ

花とフィーユ

少年ギ曲団

シアター風姿花伝(東京都)

2015/10/29 (木) ~ 2015/11/01 (日)公演終了

満足度★★★★

小劇場らしさ感じるファンタジーな冒険譚
中央中列。メタボ剣士と女ニンジャの凸凹コンビが繰り広げる冒険。

シンプルで無駄がなく、それでいて演出や衣装、舞台装置に工夫の凝らされた舞台だった。
テンポの良さがあり、そんな中でのギャグが何とも小劇場らしい面白さがあった。

ネタバレBOX

美しい花が咲くという世界樹を見物にトアール王国を目指す二人。しかし王国近くの森で盗賊に襲われ、ツキと名乗る女盗賊と知り合う。何故かツキと二人はゆるい掛け合いとなるのだが、ツキ曰く「花は咲かない」という。これは失われた世界樹の花びらを探す物語らしい。

ファンタジーものは台詞が固有名詞等分かりにくくなりがちだが、聞き取りやすかった。そこでまず、この芝居を観ようという気持ちにさせられる。
衣装は、ファンタジーらしくみんな個性的かつよく特徴を表していた。女性陣は、みんな綺麗に見えた。
舞台は、一面に敷いた布に綱をつけて天井に回し、舞台裏から引っ張って起伏を所々で変えていた。面白い発想だなと思った。布の下から漏れる照明の光も良かった。
脚本は聖剣伝説からヒントを得たのかな? まとまりよく面白かった。本当の悪人はいないようだが、あれで良いのだと思う。

王女のギャグがちょっとわざとらしくなってしまったか。
また、王子が王女を連れ階段を登るシーンと、サンダースが額に刺さった苦無を投げて逃走する瞬間に若干死に間が見えた。
オバケの太陽

オバケの太陽

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2015/10/23 (金) ~ 2015/10/30 (金)公演終了

満足度★★★★

泣かせるツボを押されてしまった
10/27午後、すみだパークスタジオで上演された劇団桟敷童子公演炭鉱三部作『オバケの太陽』を観てきた。昨夜に続いての舞台鑑賞のハシゴである。しかも、昨夜とは正反対に感動で涙なしでは見終われないというもの。この桟敷童子、というか、実質の作と演出を行っている東憲司はなかなかしたたかである。人がなくツボというものを的確に攻めてくる。舞台から受けるインパクトが強かろうが弱かろうが、何故か泣かされる。まぁ、観劇に感動する正に正攻法というべき舞台作りと言えるだろう。
舞台一面に咲いていたひまわりは実に印象的だし、最後に登場する機関車には、「さすがただでは済まぬ桟敷童子の舞台設営」と感心させられた。

ネタバレBOX

さて、物語は今では炭鉱もほぼ無くなってしまったとある田舎町。舞台では具体的な町名を使っているが、ちょっと失念。その町名を使うことが、舞台にリアル感を持たせている。小さなことかもしれないが、観る側としては物語に入り込みやすくなる点で重要なことなのだ。
その町に住む亀田家で両親を失った梁瀬範一という少年を施設に行くまでの夏の間預かることになり、結果として、町中ではないが亀田家と交流のある呉工務店一家や須崎家などを巻き込んで展開される、範一が口にする「オバケの太陽」の意味探りと、彼が唯一心を許す呉工務店の従業員の1人・松尾元との交流を軸に舞台は展開していく。途中、この松尾元と呉工務店の長男の妻との浮気・疾走・離婚騒動も織り込まれ、範一と元との交流物語だけでは暗くなる舞台進行に躍動感を与えていた。「オバケの太陽」という範一の言葉になぜ多くの登場人物たちが反応し一喜一憂するのか、その衝動の根本原因の提示が若干弱く感じられたのが残念に思えたが、結果としてラストで魅せる範一と元の別れの場面のやり取りは、静かながらも秘めた熱い感情が観客に伝わったようで、客席で涙ぐむ人が多かった。かくいう自分も泣かされましたね。

この舞台で光ったのは、やはり範一役の大手忍、元役の池下重大、そして呉工務店長男の嫁役の椎名りおだろう。客演では、劇団青年座の尾美美詞(亀田家の娘役)の演技がうまかったというか、明るく劇団の雰囲気に馴染んでいた。
知人・もりちえは須崎家夫人役で登場。呉工務店社長や範一を預かる亀田嘉穂の仲間の1人という設定で、やや控えめながら登場シーンでは、なかなかのインパクトを与えていた。
ドラマ・ドクター

ドラマ・ドクター

ティーファクトリー

吉祥寺シアター(東京都)

2015/10/23 (金) ~ 2015/11/02 (月)公演終了

満足度★★★★

役者の演技に身を委ねて分かる奥深さ
10/26夜、吉祥寺シアターで上演されたティーファクトリー公演『ドラマ・ドクター』を観てきた。
この舞台を観に行くことにしたきっかけは、出演者の中に女優・岡田あがさがいたから。数年前、東京国際映画祭に参加した映画『死神ターニャ』を観たことがあった。この映画にデビュー以来応援している役者が出演していた関係からだったのだが、映画の中で妙に存在感のある女優がいた。それが岡田あがさだった。彼女の存在を知った自分は、映画ではなく舞台での彼女の演技を観たくなり、今回ようやくその思いが実現したというわけだ。

出かける前にネットでこの舞台の口コミ評を観たのだが、どうも不評のようであったが、実際に観終わった直後にTwitterに投稿した自分の一口感想は、「舞台は、ネットの口コミ批評ではあまり評判がよくなかったけれど、それはこの舞台に感動をもとめたからだろう。そうではなく、ここで観客は感心と関心を求められていたように思う」と書いた。ちょっと難しい感想なのだが、実際に観ていただくとこの意味する所が何となくではあるがわかっていただけると思う。

ネタバレBOX

さて、物語は次のようなもの。
人気劇作家のヘンリーとライバルのトニーは、プロデューサーであるヘルマン・プレミンジャーから「どこにもない物語」の共同執筆を依頼される。二人は書き始めるのだが、書くことの出発点の設定から持ち味の異なることからなかなか上手く書き進められず、結局書き手が書くことに困ったときに手助けしてくれるドラマ・ドクターも元に行くことになる。ドラマ・ドクターは、書き手に書くヒントを与えたり、時には代筆も請け負うことがあるらしく、二人は過去に何度か彼の診察を受けたらしい。実際に行ってみると、そこにはヘンリーの作った劇を観たことがあるというアスラムという男とがおり、更には二人の知人である女性作家サラも診察に来ていた。結局、ヘンリーとトニーはサラも加えた三人で共同執筆することにし、「どこにもない物語」を書くヒントがありそうな洞窟の奥へと姿を消していく……というのが、実はドラマ・ドクター自身の書いていた物語だったのだが、書き終えたつもりのドクターの前に、三人がドクターの意志に反して物語の中で勝手に動き回る事態に遭遇し、混沌と困惑の中で舞台は幕を下ろす。
舞台上で起きていることは、時には現実、時には小説の中の出来事で、人が死んでもすぐに生き返るという具合だ。

観客は、現実と小説の中の世界を行き来知る役者の演技が創りだすゆらぎの中に身を任せて行けば、なかなか楽しめる。ドクター、ヘンリー、トニーの三人では淡白というか平凡に終わってしまいそうな中に、アスラムとサラを登場させることで劇に内容にメリハリがハッキリ付いた。その意味では、特にアスラムの存在は大きい。
岡田あがさ、予想していたよりも陽的な演技で新鮮だった。
ちなみに、やはりドクター役の河原雅彦の演技が、舞台全体を支配していた。
時には笑いの怒る場面はあるが、感動で涙するというシーンは皆無。
観客は、物語を書くという過程がどんなことなのかに関心を持ち、それ的確に表現していく役者の演技と物語の持つ力の大きさに感心する。それが出来れば、大いに楽しめる舞台であろう。
Le Lien Perpetuel~ル・リヤン・ペルペチュエル~

Le Lien Perpetuel~ル・リヤン・ペルペチュエル~

劇団SANsukai

萬劇場(東京都)

2015/10/21 (水) ~ 2015/10/25 (日)公演終了

満足度★★★★

2時間
2時間テンションを保っていてよかったです。
もう少し演技がいいとよかったです。

オバケの太陽

オバケの太陽

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2015/10/23 (金) ~ 2015/10/30 (金)公演終了

無題1638(15-327)
19:00の回(晴)

18:30着、受付(3回券)、指定席(上段下手寄り)。横の壁にまでひまわりがいっぱい。

舞台上には「炭労の斗いを地域の共斗で勝たせよ」などがかかれた(黒地に白文字)5つの板、セミの声、ドリフの歌(?)。

19:00(15名遅れのお知らせ)、19:02前説、開演~20:46終演、バックステージツアー。

「泳ぐ機関車(2012/12)」からなのでこの企画はとてもありがたいです。

ネタバレBOX

内容ですが、全体的にやや平坦な(登りきれない)印象を受けました。

「元」と重なる「範一」と姉、「紫」と「家族」、「幼馴染み」。煤けた建物と黄色い花。繰り返しながれる「Holidays(日本語カバー版)」..オリジナルは72年のヒット曲。もちろん役者さんは言うことなし、美術もひとめで時代が伝わってくる出来栄えです。

避けられない(わかっていながら何もできない)苦しみ、一方的な思いやりとの交差、コミカルなシーン、これらが並行、収斂することがないようにみえたので散漫な感じを受けたのでしょうか。

どうして「オバケの太陽」を忘れてしまったのか、なぜ少年は何度もつぶやくのでしょう、「元」と「範一」は同じ道をたどってきた2本のレールではないのだろうか。
底ん処をよろしく

底ん処をよろしく

東京ストーリーテラー

高田馬場ラビネスト(東京都)

2015/10/19 (月) ~ 2015/10/25 (日)公演終了

満足度★★★★

やはりこうでなくちゃ
TSTはこういう作風が一番合っていると思う。心がほっとするような物語で、見終わってよかったなと思え、心が満たされたような感じで帰路についた。

花とフィーユ

花とフィーユ

少年ギ曲団

シアター風姿花伝(東京都)

2015/10/29 (木) ~ 2015/11/01 (日)公演終了

満足度★★★★

冒険譚
少し奥行がありました。

ネタバレBOX

男女の冒険者コンビが、20年に一度咲くという世界樹の散らばった花びらを集め咲かせる話。

花びらの一つは若い女性になっていて、花を咲かせるためにその女性は人間としての命を捧げました。

先日同じシアター風姿花伝で観た風凛華斬『Obtain~over the horizon~』と同様に、若い劇団員を中心とした単なる冒険活劇のようなものかと思っていましたが、先日の劇団と比べ役者に少しだけ一皮むけた感があり、ストーリーも自己犠牲の精神に加え、エネルギー問題を問うようなところがあり、奥行がありました。

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