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Kill~新撰組がキルっ!?~

Kill~新撰組がキルっ!?~

ACファクトリー

シアターサンモール(東京都)

2016/11/16 (水) ~ 2016/11/20 (日)公演終了

満足度★★★★

斬るではなく。
「着る。」

よく見る「新撰組の悲劇」ではなく、「新撰組の羽織」に着目したところが新しい。

2時間半の上演時間が長く感じないくらいに、うまくまとめた良い作品だったと思う。

アクションはさすがの迫力。初日からあんなに飛ばして大丈夫なんだろうか?
と思うくらいだった。

ネタバレBOX

終盤、花火見物のシーンがあるが、唐突に「We are the world」みたいに出演者がそれぞれ歌いだすところがある(曲もほぼ「We are the world」(笑))
舞台が幕末の京都ということもあって「幕末に生きる人々の想い」を歌で表現しようと思ったのかもしれないが、あまりに唐突にすぎたのと、「歌」の必要性がわからなかったので、正直、無くてもいい場面では?と思った。


中村さんと清水さん、一瞬はではありますが「ガイア」と「アグル」のファイティングポーズをとった時には「お~!」と心の中で大興奮。見られてよかった。
酔いどれシューベルト

酔いどれシューベルト

劇団東京イボンヌ

ムーブ町屋・ムーブホール(東京都)

2016/11/15 (火) ~ 2016/11/18 (金)公演終了

満足度★★★★

【Aキャスト】観劇
心の話でした。

ネタバレBOX

家族を養うために成金と結婚したクラウディアを生涯思いつつ、場末の酒場に入り浸りながら600曲以上作曲したシューベルトの心の葛藤を描いた話。

1曲につき1ヶ月の寿命短縮というのが悪魔の出した条件で、結果50年程短くなって31歳で没。理屈は通っていますが、悪魔も天使も心の中のことというクラウディアの言葉が全てでした。

心穏やかに死に臨めて本当に良かったです。
風車〜かざぐるま〜

風車〜かざぐるま〜

ものづくり計画

萬劇場(東京都)

2016/11/16 (水) ~ 2016/11/27 (日)公演終了

満足度★★★

温かい話ですね
最初はなんだか騒がしいだけのお芝居に感じましたが進んでいくうちにじんわり来るモノがありました。田舎出身の私にも過疎地の人たちの悩みはわかる。自分たちの故郷 碧島をどうやって守り活性化させるのか・・・その為の対策と苦悩が折り重なってる住民たちの気持ちにいつしか感情移入していました。

酔いどれシューベルト

酔いどれシューベルト

劇団東京イボンヌ

ムーブ町屋・ムーブホール(東京都)

2016/11/15 (火) ~ 2016/11/18 (金)公演終了

満足度★★★★★

愛すべき「歌曲の王」
ベートーベンとほぼ同時代を生きた偉大なる作曲家シューベルト。
“ヒット曲”を産み出すことの苦悩とクラウディアとの愛を描いた秀作です。

ネタバレBOX

シューベルトという作曲家はあまりに著名でありますが、その私生活について今まで深く知りませんでしたので非常に勉強になりました。
本作品は作曲家としての苦悩と悲恋とに絞り込んだことにより、シューベルトの人間性が明確に伝わってきました。
まずベートーベンに対するコンプレックス。“交響曲”で名をはせたベートーベンに対し、そこでの勝負はあきらめ、対抗手段として600もの“歌曲”を31歳で亡くなるまで産み出すという人間的な部分はとても興味深いものがありました。
またクラウディアという相思相愛の女性が居ながら、貧乏ゆえ他の男に奪われてしまう悲しい人生を送ったということもわかり、彼との距離をとても縮めてくれました。
主演のいしだ壱成さん、本当にうまさを感じます。先月別の舞台で全く違ったタイプの役を演じていらしたのを拝見し、素晴らしさを感じましたが、今回も完全にシューベルトが降臨していましたね。客席の隅々まではっきりと届く声、とてもいいです。
※余談ですが、最後にシューベルトの手がだらりと下がるところ、いしださん主演のTBSドレマ「未成年」と並ぶ野島伸司さんの「高校教師」のラストを思い出してしまいました。

年末に聞くクラシックは最高ですね。心に響く演奏、ありがとうございました。
旅立ちの人

旅立ちの人

アンティークス

OFF・OFFシアター(東京都)

2016/11/16 (水) ~ 2016/11/20 (日)公演終了

満足度★★★★

旅立ちの人
まったく関係なさそうことが、どんどん結びついていくストーリーはよく考えられていますね。
人はなぜ生きているのか、人はなぜ、なんのために死んでいくのか、それをうまく表現されたお芝居で、見ごたえありました。
すごいいきよいで動きまわるのには圧倒されました。

ネタバレBOX

男の子の役をやるのであれば、マニュキアされないほうがいいですね。
『愚図』

『愚図』

KAKUTA

あうるすぽっと(東京都)

2016/11/10 (木) ~ 2016/11/20 (日)公演終了

満足度★★★

愚図、愚図。
舞台の構図、構成が相変わらずいいなと思いました。
とっちらかったようでいて、とてもわかりやすいのです。
ただ、物語がいまひとつ、物足りない気がしました。
何だろう、もっと強烈な何かがほしかった気がします。

酔いどれシューベルト

酔いどれシューベルト

劇団東京イボンヌ

ムーブ町屋・ムーブホール(東京都)

2016/11/15 (火) ~ 2016/11/18 (金)公演終了

満足度★★★★

涙!
シューベルトの悲惨な姿と彼女の愛に感動して、涙してしまいました。
こういう葛藤があって、歌曲の王はたくさんの曲を産み出したんだなぁ、と。
私は特に音楽に詳しい訳ではないのですが、聴いた事のある曲がたくさん出て来たのも楽しめましたし、シューベルトに興味を持ちました。
それで、どこまでが実話なんだろう…とググったりしました。
こんな風に音楽に興味を持てるのも、イボンヌさんの演劇の素晴らしい所だと思いました!

vol.18<DADDY WHO?>

vol.18<DADDY WHO?>

天才劇団バカバッカ

サンモールスタジオ(東京都)

2016/11/16 (水) ~ 2016/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★

<白倉裕二氏 演出回>観劇
初演観劇(その時は木村昴氏 演出回)しているので
話の進みは理解してるが
それでも笑えてホロッとします(^^)

ですが
前半のハイテンションなノリに
いまいち連続で飽きがきてしまいました
ノンストップが売りなのでしょうが
強刺激はリズム良く・・とか
ほどほどで~とも思えた1時間50分

でも話は好みですんで
星は1つおまけ~♪

サスライ7 Part3-転 シンジツ-

サスライ7 Part3-転 シンジツ-

東京アンテナコンテナ

ザ・ポケット(東京都)

2016/11/15 (火) ~ 2016/11/20 (日)公演終了

満足度★★★

まったりマンザイ芝居という感じかな
イジリー氏が自由過ぎて印象が
ソコ強く残り過ぎ・・・・
これが良くも悪くものポイントで
乗れるなら最高+α
乗れないと まったり芝居~進行緩めって感じを受けました

シリーズ化にて何かあると
背景は思わせますが・・・
基本 お笑いですんで軽めに見れるです

約2時間の作品

自分的には まったり緩めの進行が
今ひとつに思えたですね

サスライ7 Part3-転 シンジツ-

サスライ7 Part3-転 シンジツ-

東京アンテナコンテナ

ザ・ポケット(東京都)

2016/11/15 (火) ~ 2016/11/20 (日)公演終了

満足度★★★

さすが、イジリー岡田さん!
サスペンス、かつコメディ。初めて観る劇団だったので、笑いのタイミングを掴むのが今一つ。隣の人は受けているのだが、私は乗れない。そんな感じでした。 始まる前から、イジリー岡田さんのアドリブが話題になっていた。これも普通のパターンがわからないと、その面白さが分からない。でも確かに、1人大きく輝いていたのは間違いない。さすがテレビで活躍している俳優さんですね。

酔いどれシューベルト

酔いどれシューベルト

劇団東京イボンヌ

ムーブ町屋・ムーブホール(東京都)

2016/11/15 (火) ~ 2016/11/18 (金)公演終了

満足度★★★★★

AとB
カーテンコールで高田正人が言っていたように世界的にも稀有な劇団、というのは、正鵠を射ている。昨今のオペラ界でも活躍華々しい、脂の乗りきった高田正人の言葉だけに重みがある。

Aを見たとき「全く面白くない」と思ったが、Bを見たときに「この劇団がやりたいのはこれだろう」と確信。

それにしてもAとBでこんなに差がつくことがあるのだろうか。正直、驚いた。
Aの違和感はコメディセンスの無い俳優にコメディをやらせているところだ。
Bの優れている点は、適材適所である。
芳賀順子が素晴らしい。

また、Bの中西勝之の歌には驚いた。日本にこんな優秀なバリトンがいるとは。Aの高田は普段テノールが歌わない魔王を見事に歌い上げたが、やはりこの曲はバリトンだろう。高田の持ち味は冬の旅に出ていた。これも素晴らしい。中西の冬の旅も心を打たれた。

しかし、女性の声楽家のレベルの低さに少々驚いた。
あれが劇団員ならこの劇団は団員として声楽家を抱える必要がないと思う。

物語は初演を超えたと思う。(Bのみ)
天使が二人というのは名案だと思った。

初演の天使は一人だったこともあり長すぎると思ったが、今回は二人がかりでキレのあるテンポにしたことで飽きさせなかった。

悪魔の植本潤は花組芝居の看板だけあって、一味違う。
役へのアプローチが読めない俳優だと思う。演技プランも存在感も素晴らしい。

いしだ壱成は東京イボンヌ2度目。前回の「俺の兄貴はブラームス」の時は、いしだ開眼と思ったが今回も良かった。劇団と相性が良いのだろう。ただ、映像のいしだと、舞台のいしだを観ていつも思うのが、映像のほうが上手だといこと。舞台になると繊細な演技が出来ないのか。もしくは演出家がコントロールできていない気がする。しかし、ラストにつれ、彼の持ち味が十二分に出ていた。序盤をしっかりと押さえればもっと良くなるはずだ。

それにしても芳賀淳子という女優を知れてよかった。
笑いを知っている女優だ。
東京イボンヌの弱点は笑いの得意な俳優と縁がないことだと思っていたが、こんな女優がいるなら、是非、使い続けて欲しい。
いずれ東京イボンヌの中核女優になるだろう。

しかし、高田が言うように稀有な劇団である。
このスタイルは、ありそうで実は他に類を見ない。

今回の演出家はクラシック音楽をそこまで愛していないのではないだろうか?ふとそんな気がした。

音楽をゆっくり聴きにいった客の一人としては、芝居部分を短くして、音楽を1曲につき5分は欲しい。

今後、この劇団は、芸術監督の福島だけが演出をするのがベストではないか。もしくは、オペラの演出家にやらせてみるのも良いかもしれない。

とにかく音に興味のある演出家と、笑いに興味のある演出家では、出来上がるものに天地の差がある。

Bキャストは、思い切り笑わせて頂いた分、特に勿体ない気がする。音楽をもっとふんだんに使えるはずだ。

シューベルトの即興曲のピアノ、せめて5分は聞かせないと勿体ない。
グレート交響曲もだ。今後の参考にしてほしい。

しかし、何はともあれ、この劇団に興味が尽きない。
次回はいしだ主演のまま大阪公演?あのカーテンコールが本当なら楽しみだ。

大阪公演も行くことになりそうだ。
出来ればBキャストで行って欲しい。


















今だけが 戻らない

今だけが 戻らない

企画演劇集団ボクラ団義

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2016/11/16 (水) ~ 2016/11/23 (水)公演終了

満足度★★★★★

今だけが戻らない
今回も回る舞台装置でしたが、昨日装置が故障して途中で公演が中止になったそうです。今日はちゃんと復旧して無事公演は行われました。
5年前、10年前とタイムスリップ(?)して、その度に「え?なに?待ってーーーっ!」とついて行けない私でしたが、最後の収束が見事でした。とてもスリリングな時間でした。ただ・・・(続きはネタバレへ)。前半終了時に説明文が投影されるのですが、端っこに近い席だったので半分くらい見えなくて残念と思っていたら、休憩時間にブレイクパンフレットだかチラシが配られて説明文はちゃんとそこに載っているし、恒例のアフターパンフもあって親切です。もう一回見に行きたいです。

ネタバレBOX

ただ、確か警察官は身内の捜査には参加できないのではなかったでしょうか?それに多少顔をいじったと言ってましたが、別人と入れ替わったら右京さんでなくても気づくのでは?
サスライ7 Part3-転 シンジツ-

サスライ7 Part3-転 シンジツ-

東京アンテナコンテナ

ザ・ポケット(東京都)

2016/11/15 (火) ~ 2016/11/20 (日)公演終了

満足度★★★★

Bチームを拝見
イジリーさん飛ばし過ぎ!

ネタバレBOX

 幼馴染の勇次とみゆきは、歌でビッグになることを夢見、東京に出て一旗揚げようと頑張っている。一方入退院を繰り返す体の弱い弟を持つ務は、両親を早く失くしている為、勇次と互いに助け合って仕事を紹介しあったりしていた。ところでこの街が最近活性化したのは、地元の若手政治家が海外から企業を誘致したからであった。だが、彼の秘書は、企業誘致の際、関わり合ってきたチャイニーズマフィアと組み、精巧なブランド品を日本で作らせ、帰りの船には、干し海鼠や干し鮑を積んで巨利を貪っていた。而もこの偽ブランド製造工場では、脛に傷を持つ者を多く雇用し、契約の半分ほどしか給料を支払わぬという搾取を行っていた。この秘密に気付いた勇次と務は、彼らの悪行を暴く為に資料を盗む。然し、これがマフィアにバレ務は事故死に見せかけて消され、勇次は、パクられてしまった。だが、この事実を勇次は証言しなかった。務の弟、学と大切なみゆきを守る為である。唯一人の例外、信頼した刑務官を除いて。
 ところで、この街では受刑者が監獄を出たがらないという奇妙な現象が起こっていた。何でも出ると、復讐される恐れがあると刑務所に寧ろ保護機能を認めているのである。この謎に、今回もサスライ7+1が挑む。宿敵ミスターKとは誰か? そして神の仕業と恐れられるものとは? 事件の顛末、相変わらずハイテンションのイジリー氏のアドリブとそのレスポンスは?
 更に、通常の処罰では罰しきれない本当の悪(例えば黒幕とか、東電幹部、経産省・文科省官僚、政治屋)を処罰することは悪いことなのか? という本質的な問いかけが含まれていることも重要である。
 
ご来場ありがとうございました  ロイヤルホストクラブ

ご来場ありがとうございました ロイヤルホストクラブ

ミュージカル座

光が丘IMAホール(東京都)

2016/11/17 (木) ~ 2016/11/20 (日)公演終了

満足度

オーナーがあれじゃだめ
入場時、ドクターシーラボの試供品を来場者に配っていた。メイクが濃く出演者のようで、目の前で2つ落とし、それを拾って私に渡した。

街頭でティッシュのサンプリングでも、下に落としたものを渡すことはNG です。

開演前のアナウンスとロビーのホスト写真の掲示で、その人がオーナー役の俳優・岡智だと分かった。
ホストクラブは女性を癒す場所なのに、床に落ちたものをオーナー自らが客に渡す?

開演してもステージ床にはゴミが見える、汚い店でホストクラブとはとても思えず。二度とあんな店行かないだろう。。

終演してロビーに出ると客がたまっていて向こう側の女子トイレまで辿りつかず。アンケートをテーブル越しでスタッフに渡したが、ロビー面会でキャストが出てくるのでそれ待ちの客なんだそうだ。。

もっと客列の整理しろよ。せめて帰る通路は確保するのが当たり前。
ミュージカル座の公演は二度と行きたくない。。
内容もつまらなかった。

ネタバレBOX

爆笑の連続で描いた作品です!
と説明書きにあるが、失笑でしょ。。 大して笑い声、起きてなかった。
水晶の虹・・REPRISE

水晶の虹・・REPRISE

DANCETERIA-ANNEX

初台DOORS(東京都)

2016/11/15 (火) ~ 2016/11/16 (水)公演終了

満足度★★★★

Gohくんの美声
 純化が、Annexの追い求めてきた世界ではある。それが一種のクリスタリザシオンというレベルに達したということであろう。

ネタバレBOX

だが、一方で純化だけでは、先細りになってしまう。一旦、結晶化した宝石は、また人々の欲望の泥と渦、運命や宿命との血みどろな闘争へ身を沈めなければならない。
 ロチルド婦人とは無論、英語読みすればロスチャイルド夫人である。主人公のIrisは無論虹。Célestinは空だという。そして彼らが邂逅するのは、青空の岸辺を意味する Côte d’Azur 近辺。片やその腫瘍の為、余命僅かな天性の美声Irisと若い頃に殴られた後遺症で失明の危機にある画家Célestin。ロチルド婦人は、かつて画家が唯一愛した彼のミューズ!無論、彼女の方でも生涯ただ一度の本物の恋。二人の天才は、ロチルド婦人の尽力によって一つの体で二人を生きることになる。画家の目を生き延びさせる唯一の道は角膜移植。そしてIrisの死後も彼のDNAを受け継ぐのは、Célestinに移植される彼の角膜という訳である。
 物語の本線は以上である。惜しかったのは、主人公を除いて脇や重要な役を演じた役者に噛むシーンが多かったことだ。役者達が若いので、科白は入るハズ。更に修練を積んで欲しい。 
 
多和田葉子+高瀬アキ『絵師 葛飾北斎』

多和田葉子+高瀬アキ『絵師 葛飾北斎』

シアターX(カイ)

シアターX(東京都)

2016/11/16 (水) ~ 2016/11/16 (水)公演終了

満足度★★★★★

シアターX晩秋のカパレット
 今回で15回を迎える

ネタバレBOX

シアターX晩秋のカパレットだが、出演者お二人が二人ともベルリン在住である為、年1回ワンステージのみの公演である。今年のテーマは絵師、葛飾 北斎。謂わずと知れた天才浮世絵師であるが、彼の絵や日本の絵師たちの絵が印象派の画家に多大な影響を与えたことは余りにも有名だが、実は同時代に活躍したドビッシーなどにも大きな影響を与えていた。
 アーティストは、実に面白い存在である。多和田 葉子さんと高瀬 アキさん二人共に優れた表現者であるが、お二人とも肩肘を張らず、淡々と現実に向き合い乍ら、実は素で勝負しているように感じる。そこが、このお二人の魅力である。お二人の演じている舞台奥には、北斎の作品がプロジェクターで映し出されているという趣向だ。
 今回の演目は以下の通り。
1あばん/アヴァン
2傘をさす/雨のブルース
3きつね奇譚/氷青
4登山と下山/うねうね
5カナガワ/無題
6命の根/お栄
7Sakura/(ピアノソロ)
8あばた(朗読)
9桶作り/プレリュード
10春画/R.シューマン
11こだま/煙のたま
12ほかほか北斎/Goldfish
以上の演目終了後、シアターX特有のトークセッションで観客との質疑応答を通して自由闊達な意見交換、質疑応答が行われた。

クォンタム・ドールズOSAKA

クォンタム・ドールズOSAKA

アリスインプロジェクト

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2016/10/26 (水) ~ 2016/10/30 (日)公演終了

満足度★★★★

演技も殺陣も引き締まった、愉しい公演でした
若手女優さんやアイドルさん達、可愛かったです。
でもって、
演技もとても引き締まった感じで、すてらさんの影響か、殺陣がとっても良かった!

公演内容も量子の不確定性の設定なので、シュレディンガーの猫的な結末。
なかなかの感動ものでした。
いと楽し!

vol.18<DADDY WHO?>

vol.18<DADDY WHO?>

天才劇団バカバッカ

サンモールスタジオ(東京都)

2016/11/16 (水) ~ 2016/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

何回観ても楽しめる
去年4ver.の内2ver.を何とか観られた。
今回お初となる【白倉裕二 演出ver.】を鑑賞。
これまで白倉演出作品を3本位観てるので、ある程度予測できたとはいえ、この座組みは最高だね。無骨な演劇愛に溢れた温かい舞台。
もっと、こう厳冬期に観てほっこりしたかったね。暑苦しい彼の魅力が爆発してました!

酔いどれシューベルト

酔いどれシューベルト

劇団東京イボンヌ

ムーブ町屋・ムーブホール(東京都)

2016/11/15 (火) ~ 2016/11/18 (金)公演終了

満足度★★★★

悪魔の名曲
曲作りに悩むシューベルトが悪魔と取引して、寿命と引き換えに
美しい曲を作ってもらう、という設定が良い。
芝居と歌のバランスもよく、エンタメとして大変楽しめた。
前半のぎこちなさ、特にコメディタッチの部分がやや無理くりな感じでもったいない。
悪魔が登場してからは、その台詞とキャラの魅力でグッと舞台が締まって面白くなった。

ネタバレBOX

舞台上段は小ぢんまりしたオーケストラとピアノ。
下段は町の酒場が設えてある。
思うように曲が作れないシューベルトは、1曲でも出版社が買ってくれたら
幼馴染にプロポーズしようと夢見ているが、思うようにいかず飲んだくれている。
そこへ悪魔がやって来て「寿命と引き換えに美しい曲を作ってやる」と囁く。
1曲に寿命1か月を差し出す、という条件で、彼は600曲の歌曲を始め
多くの曲を世に送り出し、成功を収める。
ところが幼馴染は、金のために好きでもない男のところへ嫁ぎ、
シューベルトは彼女を恨んで生きることを決意する。
やがてシューベルトの寿命があと1か月となったとき
彼の望みが叶えられて、幼馴染と再会する…。

シューベルトの幼馴染役の方、のどを痛めたか風邪か、苦しそうな声だったのが残念。
でも静謐なエンディングはとても良かったと思う。

前半が固く、台詞の応酬にぎこちなさが見られたのが、
せっかくのコメディが客席を巻き込めなかった理由だろうか。
役者陣は皆熱演なのに惜しい感じだった。
それがガラッと変わったのが、悪魔の登場シーン。
悪魔の台詞回しにキャラが乗って大変面白く、一気に惹き込まれた。
悪魔が曲を作る辺りから、挿入される歌とエピソードがリンクして舞台が濃密になった。
私は歌に関して素人だから専門的な事は判らないが、魔王の歌には豊かな表現力と
“悪の道の艶”があって、ドラマチックな展開に相応しい華を感じた。

“悪魔と取引した”と告白するシューベルトに、幼馴染が告げる台詞に説得力があった。
「悪魔が作ったのではない、悪魔も天使もあなたの心の中にいる」
その言葉に、音楽家としてのシューベルトはどれほど救われたことだろう。
“作曲家として認められたいがために、作曲家としての魂を売った”ことに
死ぬほど苦しんだに違いない彼が、最期にそれを聞いて安堵の眠りにつくシーン、
思わず涙がこぼれるラストだった。

私は初演を観ていないが、ストーリーが音楽家の本質を突いていて
とても深く、面白かった。
主人公のキャラ設定がもう少し繊細だったら、
時折大声を出すだけでなく、台詞で表現されていたら、
いしだ壱成さんの個性がさらに際立ったように思う。




メガネニカナウ2

メガネニカナウ2

メガネニカナウ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2016/11/11 (金) ~ 2016/11/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしい企画!
19時のB/C回でした。「6番目のリョウ」は浜口氏の突き抜けた演技と、小谷地氏の抑えた演技の対比が素晴らしく、東氏の妖艶さがその狭間で輝いていた。上杉氏・本城氏の演技が、それらを引き立てるワサビのように効果的だった。「シャンタンスープ」は、オリジナルとは違う構成だったそうだが、関西独特の笑いの感覚の鋭さが、セリフと動作で再構成されている稀有な演劇だと思う。東京でもきっと大好評を得られる芝居に違いない。
これらを貫く上杉氏の企画力には、驚嘆せざるを得ない。脚本の選び方、キャストの人選、演出者との組み合わせ、どれを取っても国内トップクラスだと思う。是非とも恒例イベントとして、20回、30回と回を重ねて欲しい。

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