最新の観てきた!クチコミ一覧

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ボックスプログラム

ボックスプログラム

劇団Bケイカク

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2018/07/25 (水) ~ 2018/07/29 (日)公演終了

鑑賞日2018/07/25 (水)

繰り返される日常からの逸脱が悲劇を生むという話であったが(人によって解釈は違うだろうが)、構造がシンプルなので難解な部分があるものの、すんなり物語に入っていける。統一された衣装も良かった(汗だくだったので最後までもつのか心配)。

横濱りいこさん、酒に飲まれる…

ネタバレBOX

この繰り返しはおかしい、と主人公が気付くキッカケが曖昧だったのが惜しい…
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早坂企画

アトリエ春風舎(東京都)

2018/08/03 (金) ~ 2018/08/05 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2018/08/03 (金) 19:30

価格2,500円

身体表現のハヤサカ、理屈を捏ね回すの巻?(笑)
「そんなことを言葉にして語るのは演劇として野暮の骨頂」などと思った時点ですでに術中に落ちているのではないか?「そもそも芝居において……」なんて考え始めたら堂々巡りから抜けられず、命題がゲシュタルト崩壊を起こす、みたいな?
奇手奇策によってケムに巻かれた感覚。(爆)

ネタバレBOX

冒頭、早坂彩と名乗る別人が黛敏郎時代の「題名のない音楽会」よろしく「演劇における本当と嘘について考えてみた」と宣い演者を紹介するがその演者も本人ではないという「嘘」まみれからのスタート。
もうその構造から罠のようで、仕掛けられた罠に嵌ってゆく快感(?)アリ。
デイドリーム・ビリーバー

デイドリーム・ビリーバー

ジグジグ・ストロングシープス・グランドロマン

上野ストアハウス(東京都)

2018/08/01 (水) ~ 2018/08/07 (火)公演終了

満足度★★★★

良かったです。ちょこちょこ笑いもあって、ラストは心温まる感じで好きです。むりめなストーリー展開もギリセーフ。また観たいです。

かなしみおじさんと動物園

かなしみおじさんと動物園

劇団ウルトラマンション

ワーサルシアター(東京都)

2018/08/01 (水) ~ 2018/08/06 (月)公演終了

満足度★★★★★

やっと観れました、五周年夏の陣!ウルマンらしさが満開のハートフルコメディ、笑いあり涙ありの素敵なお芝居でした。ウルマン作品初参加の方々がたくさんで新鮮さもプラス。かつお馴染みの常連客演さんも安定感バッチリで楽しい時間があっという間に過ぎました。しかもですよ、春公演で味をしめた(?)のか歌ありダンスありのエンタメ色全開で1時間50分がとても短く感じられる、ほんとにウルマンらしさが堪能できるお芝居だと思います。終演後はもちろんDVDと、本邦初ラジオドラマCD、ステッカー、Tシャツを購入!明日以降も観るんですけどね〜売り切れそうなんで。

自爆!

自爆!

劇団 バター猫のパラドックス

「劇」小劇場(東京都)

2018/08/01 (水) ~ 2018/08/06 (月)公演終了

満足度★★★★

総勢21名が織り成す“学園”という小さな国家。
現在平井堅が唄うドラマ主題歌『知らないんでしょ』がテーマ曲として流れてもおかしくないくらいに高校生や教師の闇を映し出した作品でした。
とはいえ暗くジメジメした雰囲気はあまり感じられず、演出、役者共に若さ溢れてむしろエネルギッシュ。
もはや金八先生お手上げ状態の惨状でしたが、これくらい振り切った内容の方が、実際の現役高校生が観ても刺さるモノが大きいのではないかと思えたりもします。
ただし学校を通しての観劇提案の場合、先生サイドからの許可はおりないでしょうが。

ネタバレBOX

観終わった後、場合によってはイジメに対して「爆発」するのも、ひとつの手段として有効ではないかと思えたりしました。
もちろん死や怪我に直結するのはNGですが、本音を爆発させるのも時には必要じゃないかと。
(う~ん、それはやっぱり中学生くらいまでか・・・)
醜態を晒すがごとく心の膿を各々が吐き出していく様な展開に、意外にも爽快感が残ったりしたので、そんな事を思ったりしました。
枳殻の容

枳殻の容

TOKYOハンバーグ

小劇場 楽園(東京都)

2018/08/02 (木) ~ 2018/08/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

最近映画やテレビでも純愛を題材にした作品がよくあるが、一人芝居でこれだけの切ないラブストーリーを演じるとは・・・
頑張って泣くまいとしていたが最後にはやはりウルっときてしまった。
舞台には幾つかの背もたれ椅子と小物だけといういたってシンプルな小道具のみだが、それが逆にいろんな場面が変わるのを邪魔せずに出来たのではないだろうか。
久々に好きなタイプの舞台でした。特に女性におすすめの舞台です。

ファミリーツリー

ファミリーツリー

チーム・ギンクラ

中目黒キンケロ・シアター(東京都)

2018/08/02 (木) ~ 2018/08/05 (日)公演終了

満足度★★

全体的に少し雑。脚本も演出も出演者も…。噛むことが目立ったり、セリフを間違えたり…。こうだと細かいことですが、村を町と言ったりも気になってしまいました。後、時間が予定より15分程長引き、それでも何人かに話しをさせる主宰者。客のことより、ちょっと自己満足さを感じる公演でした。

バカンス

バカンス

玉田企画

アトリエヘリコプター(東京都)

2018/07/28 (土) ~ 2018/08/05 (日)公演終了

関係性の面白さが今回も絶妙。誰にでも恥ずかしい秘密がある。おるおるこんな人が!という人間がたくさんいて人の裏側を公演見る前より気にするようになった。心底この人どう思っているんやろーかと。今後も楽しみです。

虚空遊戯〜イナニティ・ゲーム〜

虚空遊戯〜イナニティ・ゲーム〜

ZERO Frontier

萬劇場(東京都)

2018/08/01 (水) ~ 2018/08/05 (日)公演終了

満足度★★★★

初めて観ましたが、とにかくアクションシーンにびっくり。あまりすっきりする筋立てではないのだけど、あの空間を目いっぱい使った迫力には拍手。

ネタバレBOX

タイトルシーンにあたるダンスは、上手さよりも人の出し入れも含めた雰囲気がよくて引き込まれました。笑いの部分は個人的には今イチかも。終盤のアクションは凄いのですが、最後の方になるとやや単調にも感じられてきて、これだけ出来る(動ける)のなら、構成にもうひと工夫欲しいなあと欲がでます。☆4つにとどめたのは、次回への期待と思っていただければ。
メタルマクベス disc1

メタルマクベス disc1

TBS/ヴィレッヂ/劇団☆新感線

IHIステージアラウンド東京(東京都)

2018/07/23 (月) ~ 2018/08/31 (金)公演終了

満足度★★★★


休憩20分を挟んで4時間。次から次へと目先はどんどん変わる。こういう仕掛けを前提とした劇場は演目にも工夫がいると痛感した。
前年上演の時代劇と違って、マクベスは活劇ではなくて人間ドラマである。王冠簒奪の話ではあるが、人間のドラマが多彩に描かれているからこその名作である。その素材を、ラウンド劇場で、ミュージカルで上演する。客席千を越える大劇場では、どうしても実尺の俳優と観客の距離は遠くなる。人間で足りないところ(両端)は映像で補うから映像の比重は高くなる。昔々の連鎖劇は、映像も昔々のレベルで舞台とつながりやすかったが、今の観客になじみのある映像はCGを駆使して何でもできる。メタルマクベスは、2200年代と、1980年代、それにマクベスの物語の時代と、三つの時代を往復するが、未来も過去の映像も、それなりの金をかけて作られていて、劇場機能の回転する客席も全く抵抗がない。しかしよく出来ていればいるほど、舞台の実尺のマクベスとの間には距離ができる。これはヘビメタのミュージカルにしたくらいでは埋まらない。かつての新感線公演で旨く行ったのは劇場が狭かったからで、俳優と観客が直接あいまみえたからだろう
マクベスは橋本さとし、夫人は濱田めぐみ、客演者に加え新感線出身者とキャストも工夫されているが、ここでやる芝居の新らしさがない。二幕の終盤で、マクベスと夫人が、人間には箱があって、箱以上のものを望むと破滅する、自分たちはそうだったのか、と嘆くくだりがヘンに実感を伴う。演出者にはわかっているのかもしれない。
 いのうえひでのりはよく勉強もし、ときに大胆、ときに慎重、という用意のいい演出家だから、この劇場を新しい舞台表現の場として何かまだ見たことのない「演劇」も作れる可能性がある。今回は一つの試みとして、今後に大いに期待したい。
 現に、こういうイベント型と言うか、観客参加型、とでもいうべき公演は増えている。演劇のサーカス化と批判もあるがそれぞれに面白いものが出来れば観客は満足するのである。 しかし、機能頼りと言うのは難しい。超一等地にありながら、結局、演歌歌手の歌芝居が定番になってしまったかつてのコマ劇場の壮図の末路もちらつく。もっともこっちは劇場の場所も辺鄙だし、作りもあっさりしているが。
辺鄙と言えば、この劇場は、すぐ前にある魚市場が開いていない現在、周囲に何もない野原の一軒家で、東京のレールとしては馬鹿高いゆりかもめしか便利な交通機関がない。少し歩けば銀座まで行けるバスがあるが、夜になると本数も少なく、やむなく15分は歩いて有楽町線の地下鉄まで行かねば帰れない。熱帯夜はこたえる。利益は出ないかもしれないが、開く前と、幕間には盛大にケイタリングカーでも出したらどうだろう。現状は劇場にあるまじき惨状で、とても商業劇場とは思えない。


デイドリーム・ビリーバー

デイドリーム・ビリーバー

ジグジグ・ストロングシープス・グランドロマン

上野ストアハウス(東京都)

2018/08/01 (水) ~ 2018/08/07 (火)公演終了

満足度★★★

2時間役者さんたち熱演でした。個性があるのは良いのですが、少しちぐはぐ感があり浮いてしまうようなところがあったように思います。観る人の好みにもよるのでしょうがもう少し抑え気味の方がよかったかなあ・・・・。

自爆!

自爆!

劇団 バター猫のパラドックス

「劇」小劇場(東京都)

2018/08/01 (水) ~ 2018/08/06 (月)公演終了

満足度★★★

学校というより、世間の中に溢れている問題をあれもこれも組み込んで・・・はっきり言って観ていて気分の良いものではなかった。なまじ出演者たちが頑張って感情を爆発させているだけに(この作品の稽古中はしんどかったんじゃないかと思う)、痛みは感じるが、この救いのない世界にはうんざりした。風呂敷を広げるだけ広げて救済がない!問題定義だけでは作品としての価値を感じられない。その場での解決が出来ないにしても、その後の彼らがどうなったのか?(観客にとってこれは気になる所だと思う)それくらいの現実性と救いがあれば、良かったんじゃないかとオバサンは思う。悲劇は書いている側もエスカレートして自分で自分の書いているものに収拾がつかなくなることがある。自分の書いている者に酔いやすい。そういう事ではないとは思いたいが。あの場で終わってしまった理由がぜひ知りたいところだ。

果てっ、

果てっ、

中野坂上デーモンズ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2018/08/02 (木) ~ 2018/08/05 (日)公演終了

満足度★★★★

動きのある棒立ち演劇。

ネタバレBOX

あの世とこの世を繋ぐ増設によって増殖しつつあるペンションでの話。

女探偵などは、まだ少し照れがあるように感じました。ぎりぎりハマり切れませんでしたが、ハマるともっと面白く感じることができるのだろうと思いました。

前方の光のカーテンによって、後方の黒タイツが後方の黒壁に溶け込んでしまうのが興味深かったです。
死と乙女

死と乙女

LAL STORY

サンモールスタジオ(東京都)

2018/07/26 (木) ~ 2018/08/05 (日)公演終了

満足度★★★★

緊迫した空間を、さらさらと砂のように緊迫した時間が過ぎていく。
濃密な3人の芝居。引き込まれました。
素晴らしかったです。
シューベルトを聴いてみよう!

同棲時間

同棲時間

亜細亜の骨

新宿シアターモリエール(東京都)

2018/08/02 (木) ~ 2018/08/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

 日本と台湾の劇団の共同企画公演という珍しい組み合わせだ。(追記後送)

ネタバレBOX

 舞台は、台北のしょぼいマンションの1室。引っ越して来た直後のように段ボールだの、様々な塵などが部屋中に散らばっている。弟がそれらを片付けている所へ、日本から兄がやってくる。この部屋で倒れ、孤独死していた父の葬儀で出会って以来である。弟はマッサージ師。ひょんなことで兄のマッサージをし、以来恋仲になっていたが、長年生き別れになって居た為、兄弟であることを知らずにそのような関係になった可能性が大である。因みにこの関係ができるまで、兄はヘテロとして生きてきて、妻子もあるのだが、偶然弟とできてしまってから、目覚めてしまったのである。弟はゲイであった。
 この2人にこのマンションオーナーの代理人、トランスジェンダーのサルサが絡んで物語は展開する。この展開だけで察しの良い人には3人の関係が見えるだろう。
福島三部作 第一部「1961年:夜に昇る太陽」

福島三部作 第一部「1961年:夜に昇る太陽」

DULL-COLORED POP

こまばアゴラ劇場(東京都)

2018/07/21 (土) ~ 2018/08/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/08/02 (木) 19:00

何回観ても思うこと。感想が直ぐに出てこない。それだけインパクトを受けているのだろう。しっかり笑って、しっかり泣いて、凄く考えさせる作品。今回心に引っかかった台詞は「ジュール・ヴェヌルは言っている。人が想像出来ることは、人は必ず実現出来る」そうだから原発は安全だと思った。でも、臨界点を超えた後の事は、人の想像を越えてしまったんだ。実際にあったパンドラの箱。

自爆!

自爆!

劇団 バター猫のパラドックス

「劇」小劇場(東京都)

2018/08/01 (水) ~ 2018/08/06 (月)公演終了

満足度★★★★

う~ん いろいろと凄かったかな~

星数は・・・3~3.5ぐらいに思えたけど・・・・・・
うーん・・・オマケしようか~

4つにしました・・・・
万人受けすっかなぁ~と思えた130分の作品

ネタバレBOX

オチが爆発オチでねぇ・・・懐かしいというか古くて懐古的で
気に入ったのがオマケの理由です

役者さんらは上手で
劇場前や受付ブースに花などがたくさんありました(^-^)

文化祭前日のドタバタな群像劇なのですが
いろいろな回想シーンや
詰め込んだ諸々の学校問題の見せ方が
いまひとつに感じたのです
オールアップ

オールアップ

フロアトポロジー

六本木ストライプスペース(東京都)

2018/07/31 (火) ~ 2018/08/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/08/02 (木) 15:00

価格3,500円

映画撮影最終日の控え室での人間模様、「あー、業界ってやっぱりそうなんだ」な誤解を招く(?)こと必至なビターコメディ。
主演女優とメイクさんとグラビア出身女優の三つ巴やらベテラン女優と小道具さんやらの火花散るバトル(!)やそれらに振り回される(時には当事者でもある)助監督のさまを安全な対岸から観て笑い飛ばす悪趣味な観客(爆)……という構図はありがちながら人物設定の細部が利いているし、演者はそれをリアリティをもって体現するので説得力がある、みたいな。
また、真ん中に階段のある会場、上階で撮影をしている設定として「よぉ~い、ハイ(カチンコ音)」「はいオッケー(カチンコ音)」などの声が降ってくるという使い方も巧い。
映画業界版ショウ・マスト・ゴー・オンとも言え、面白かった。

オイル

オイル

天辺塔

JMSアステールプラザ 多目的スタジオ(広島県)

2018/07/27 (金) ~ 2018/07/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/07/27 (金)

初日を観た。客席のオジサン率が高い、観客席でお疲れさまコールを交わす若い観客の多い地元劇団の公演とは、さすがに雰囲気が違う。前回の天辺塔の公演の「オイル」は文字を組み合わせるシーンと大国教授役の恵南牧さんくらいしか記憶にない。今回の舞台は、広島人による広島のための『オイル』だった。

大地に噴き上がるオイルに古代出雲と戦後の島根との二つの世界を交差する気の遠くなるような膨大な台詞が飛び交う。追いかけるだけで精一杯で頭の中が大混乱。野田秀樹の芝居はいつもそうなのだ。負けを認めようとしない腹切りをする古代人が怖かった。
ところが、その内に私の脳ミソは台詞を必死に解釈しようとするのを止め、特定の台詞だけ、貪るように吸い込み始める。
広島に原爆が落ちた時、電話線からのヤマトの声が、ふっと途切れる。投下の瞬間である。
劇の進行につれて、舞台の背景に白い描線で描かれるのは地獄絵か、あの世にあるという天国なのか。
こんな舞台が観られれば、よそにわざわざ野田の芝居を観に行く必要性を感じない、そんな舞台だった。

シアターコクーンの舞台では巨大なゼロ戦が舞い降りたが、天辺塔はハシゴ状の小道具で舞い上がる双発機をイメージした。シンプルさが魅力。動き易そうな古代人の衣装もチャーミングだった。
ヤマト役(恋塚祐子)とヤミイチ役(恵南牧)がカッコいい、富士の母ノンキダネ役(中原榮子)のお袋像も目を惹いた。

私は広島生まれでもなく、ここに越してくるまではヒロシマはイメージの地名だった。広島の苦しみは想像するしかない。さらに「平和への願い」を強いられる悲痛さも・・。

「ムイカ」再び

「ムイカ」再び

コンブリ団

広島市東区民文化センター・ホール(広島県)

2018/07/28 (土) ~ 2018/07/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/07/28 (土) 19:30

作・演出のはしぐちしんは青春時代をここ広島で過ごしたのだそうだ。広島に対する思い入れも強い。
車椅子で登場したはしぐちが前説から路面電車の駅を伝って広島の街を紹介しながらいつの間にか舞台が始まる。

終演後のアフタートークのゲストはライターの大場久美子さん。東京の観客はいやですねえ、こう、ちょっと反り身になって、どんな芝居をみせてくれるんだいと、斜に構えた感じでと言うと、はしぐちさんは同意するでもなく、大人の反応。地方の観客はもっと純朴に見てくれるということらしい。
だが、私には7月8月と目ぼしい芝居は大概が原爆がらみのお芝居で、まるで広島の観客はリトマス紙かと気が滅入るのであった。
コンブリ団、ぜひまた広島に公演に来てほしいな。次は別の作品で。

ネタバレBOX

登場した役者たちが同じセリフを会社や電車の中という設定でエチュードのように演じ、外から眺めていた観客はスルリと芝居の中に 誘われる。(導入部の独創性)
原爆で生き残ったおばあちゃんのベットの傍らに集まる家族たち、原爆の投下時に赤ん坊だった彼女の当時の家族たち。二役を同じ役者が演じる戦前と戦後の家族のやりとり。エチュードの台詞が実際の芝居の中にさり気なく挟みこまれる。(洒落た演出)
時計の針のように動く扇形の舞台は、役者が手で押すとぐるりと回転する。ベットになったり、家族が佇む廊下になったり。時の流れと場所の移動を簡素な舞台で表現。(シンプルで効果的な舞台装置)
戦前の広島には家族がそろって朝焼けの美しさに見とれるような静かな朝の風景があったのだろうか。そのせいで寝ていた赤ん坊以外の家族全員が原爆投下で亡くなってしまったのだが。(状況設定の巧みさと叙情性)
その瞬間からも、時は一瞬も止まることなく現代へと続いている。舞台を観ている観客は、嫌でもその現実に向き合うことになるのだ。

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