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黒いのは大抵、白いのよりほんの少し高い音で鳴く。

黒いのは大抵、白いのよりほんの少し高い音で鳴く。

空想実現集団TOY'sBOX

北池袋 新生館シアター(東京都)

2025/06/18 (水) ~ 2025/06/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白かったです!
テンポ良く進むストーリー、笑いを誘う台詞、役者さん達の表情豊かな演技に、どんどん惹き込まれました。
こんな展開になるとは!?という内容でしたが、考えると伏線も色々な所に張ってありました。
ミステリーの中に、コメディ要素があり、そして愛ある作品でした。
お洒落なパンフとチケットも素敵でした!

『from HOUSE to HOUSE』

『from HOUSE to HOUSE』

終のすみか

劇場HOPE(東京都)

2025/06/19 (木) ~ 2025/06/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

「挑戦的な語りの形式」

 終のすみかが過去に上演した2作品の同時再演企画である。私は2021年初演の『I’ LL BE OKAY』を鑑賞した。

ネタバレBOX

 会社員のカキヤは友人のゴトウ夫妻の家に居候しているのだが、なんらかの理由でゴトウが家出してしまい、いまはゴトウの妻ミサキと共同生活を送っている。カキヤは酒癖が悪く財布を失くしたと行きつけのバーテンダーに嘆いたり、後輩に失態現場を写真に撮られたりと情けないばかりである。カキヤは純朴な人物のようでもう5年も彼女がいない。また自らを結婚に向いていないと評したゴトウの不在に、ミサキは他人に打ち明けられないことを抱えているようだ。

 以上がカキヤの回想という体裁で観客に語りかけるようにして展開していくのだが、時間軸を入れ替えたうえに大石将弘と高橋あずさ2名の出演者が性別関係なく5名の登場人物を演じ分けながら進行する点が本作の大きな特徴である。思えば日常生活のなかで、たとえば知人の女性の逸話を男性が披露したり、その逆もしかりである。またあるエピソードについて話しているうちに時間軸がめちゃくちゃになることもまたある。いわばこの形式は人間の語りを立体化したようなものかもしれないと得心した。そうできた最大の理由は達者な出演者2名の演じ分けがうまくいっていたことと、役を入れ替えるごとにピアノの演奏が入ることで観客の思考がクリアになったという演出の妙である。ふたりの俳優が同じ役を演じている様子を観つづけているうちに、人間はほんらいとてもよく似ていて、差異などというものはあまりないのではないか、という奇妙な感覚に陥った。

ひとつの役をひとりの俳優が演じ続けないために感情移入はしづらく、どの時点の話なのかがわかりにくくなってしまった感は否めない。しかし終盤の回想で酩酊した大石将弘演じるカキヤが「人妻と同居している」と後輩にまんざらでもない顔で嘯くところで見せた底意地の悪さや、高橋あずさ演じるミサキが抱えた孤独を多弁せず表情で伝えたくだりなどはいちいち印象に残るものであった。カキヤが失くした財布、ミサキが失った夫のゴトウというふたつの不在がなにを意味するかは、観客それぞれによって違うのだろう。
ENCOUNTERS with TOO MICHI

ENCOUNTERS with TOO MICHI

THE ROB CARLTON

ABCホール (大阪府)

2025/06/20 (金) ~ 2025/06/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

最高でした🤣 
「インディペンデンスディ」級のSF大作作ろうとしたら予算が合わず昭和の東宝特撮映画を作るも「なんちゃってシン.ゴジラ」になった☆みたいな作品でした(←え?モチロン最大級の褒め言葉やんか😉)あの3分以外があんなに笑えるなんて人生【どうでもいい無駄な事こそ面白い】‼️
あと声の出演村角ダイチさんが凄い‼️「え⁉️全部ダイチさんの声⁉️何人かおるんちゃうん⁉️」て思った位のクオリティ☆でも降板はやっぱ残念ですね★もしダイチさんが出演されてたらもっと面白かったのかなーとか想像しちゃいますよね😅

骨と肉

骨と肉

JACROW

シアタートラム(東京都)

2025/06/19 (木) ~ 2025/06/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/06/21 (土) 13:00

座席1階

JACROWの社会派劇は今作のような経済系の物語より、やっぱり政治系の方が断然面白いと思う。これまでJACROWが世に放った数々の政治劇で抜群の存在感がある狩野和馬は、創業家の娘と結婚した、幼い娘の父親役。嫁さんに頭が上がらない子煩悩パパを演じたのだが、なんだか拍子抜けするほどしっくりこない。

しかし、ボクシングのリングを舞台にした演出、さらに日替わりでリングアナ役の俳優を招いて舞台の進行を委ねたアイデアはすばらしい。JACROWの舞台で重要な役割を果たす音楽・効果音に二人の三味線奏者を配したところもよかった。自分が見たリングアナは劇団道学先生の青山勝。顔を真っ赤にして絶叫アナウンスをする様子は、本体の出演俳優さんがかすむほどの迫力だった。

先人も書いている通り、物語は大塚家具のお家騒動をモチーフにした老舗雑貨の会社が舞台。会社の取締役会の人間関係と、創業家家族の群像劇をクロスオーバーさせた脚本は面白い。会社を大きくした功労者である父がベストと考える経営哲学と、銀行員としてさまざまな経営者を見てきた長女が考える未来に会社を残すための経営哲学が真正面からぶつかる。まさに、取締役会のゴングが鳴るのである。

今作は、主宰の中村ノブアキも出演している。父親が頼りにした信金マンで、線の細い誠実そうな社外取締役という難しい役をこなした。ある意味、自分へのあて書きだったのかも。

月の兎

月の兎

miwa produce。

πTOKYO(東京都)

2025/06/19 (木) ~ 2025/06/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/06/21 (土) 13:00

台本の構成、演出素晴らしい。キャストのそれぞれの役に真摯に向き合う姿と情熱のこもった演技力に心を動かされました。愛と希望、友情、どの場面をとっても感動があり、圧巻でした。生演奏が入り、更に劇場の臨場感が高まり、誰もが展開されていくドラマに惹き込まれました。ぜひ再演を!

キンギンヒシャカク

キンギンヒシャカク

Soymilk Stage

シアターサンモール(東京都)

2025/06/18 (水) ~ 2025/06/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

行けなくなったという知人の代わりに拝見。明るくて楽しい舞台だったが、このチケットの額面を考えて点は少し辛めに。

黒いのは大抵、白いのよりほんの少し高い音で鳴く。

黒いのは大抵、白いのよりほんの少し高い音で鳴く。

空想実現集団TOY'sBOX

北池袋 新生館シアター(東京都)

2025/06/18 (水) ~ 2025/06/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ミステリアスな展開だけではなく、観客を愉しませようという作り手の意気込みが感じられる、サービス精神旺盛な舞台。

ネタバレBOX

冒頭のダンスからしてそうだが、舞台全体が何かに操られているかのような趣き。奥の壁からのぞくLPのジャケが、この手のバーには似合わぬものなのも可笑しい。
『from HOUSE to HOUSE』

『from HOUSE to HOUSE』

終のすみか

劇場HOPE(東京都)

2025/06/19 (木) ~ 2025/06/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/06/20 (金)

終のすみか の企画名が「from HOUSE to HOUSE」で、上演作品の題名は『Deep in the woods』と言う作品の上演を拝見しました。
森の中に深く迷い込み、暗い闇に言葉を頼りに、手探りし合う様な現代会話劇。
3人の俳優が登場、武田知久 vs. 串尾一輝+田崎小春の図式での展開なのだけど、武田知久 vs. 串尾一輝 vs. 田崎小春でもあった。
青年団の上演をなかなか観れない今、青年団の二人が出演しておられ、戯曲自体しっかりした会話劇であり、アフタートークに登場された贅沢貧乏の山田由梨さんも(作/演出の坂本奈央さんは青年団の出身かと)勘違いしかけておられた様に、少しその風を感じることが出来た。
そして田崎小春さんのこれまでとはまた違う役柄を拝見出来た。

黒いのは大抵、白いのよりほんの少し高い音で鳴く。

黒いのは大抵、白いのよりほんの少し高い音で鳴く。

空想実現集団TOY'sBOX

北池袋 新生館シアター(東京都)

2025/06/18 (水) ~ 2025/06/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

意味深なタイトルに惹かれて鑑賞。素晴らしい舞台でした!
登場人物のつながりなどの構成も良かったです。1人1人の思いがつながって、ある人物が命を落とす結末でしたが、感情移入するくらい役者さんの演技も素晴らしかったです。
また、ナレーションのテンポが良く、笑えました。最後の役者さんとのハイタッチ、初めてで緊張しましたが、元気をもらいました。サービス精神がすごいですね。
次の公演がありましたら、また観に行きたいです。

料理昇降機

料理昇降機

劇団夢現舎

新高円寺アトラクターズ・スタヂオ(東京都)

2025/06/20 (金) ~ 2025/07/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

やはり役者同士の間合いが最高ですね。個人的にはピンターの地下室を最も再現していたと思います。不条理だけど、どこか滑稽な不思議な空間でした。

ドウトク

ドウトク

!ll nut up fam

studio ZAP!(東京都)

2025/06/12 (木) ~ 2025/06/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

真田林佳さん出演。
餓(うえ)チームを観劇。3チーム制。

何度も再演されている人気演目。エンタメ要素はなく、メッセージ性の強い演目です。

2月に公開されたキャスト募集には以下の条件が書かれていました。

死刑囚52:主人公(男性30代〜)
死刑囚313:暴力的な殺人鬼(男性20代〜)
死刑囚489:純粋な殺人鬼(性別問わず20代〜)
死刑囚23:猟奇的な殺人鬼(性別問わず20代〜)
死刑囚159:芸術的な殺人鬼(性別問わず20代〜)
死刑囚043:望まない殺人鬼(性別問わず30代〜)

真田さんは前回と同じく489役。普通の演目であれば「不思議ちゃん」に分類されるかも知れません。この演目では「純粋」という表現で納得です。

ネタバレBOX

オープニングが前回とだいぶ違いましたね。6人順番に呼称=番号の紹介があったのは良かったです。前回は無かったと記憶しています。

そのあとの展開は前回とほぼ同じ。
演者さんの個性が、とくに52と313に表われるような気がします。前回は朧チームを見ましたが、見るからに313の方が体格で勝っているので、52が疲れた状態でそのまま挑むのが不自然にも見えたのです。
今回の餓チーム52の大力さんは大柄で、313の麻生金三さんと良い勝負になりそうでした。見た目の勝ちそう・負けそう はけっこう大事な要素な気がします。

最後に489は52に自分を刺させるのですが、前回は52が戸惑いながらも自分の意志として刺したと記憶しています。今回は489が52の腕をつかんで自分の方に強く引き寄せて刺されました。比較すると52の意志が薄いと感じました。台本では表現されない範囲です。前回と変えたのかチームで差があるのかは分かりません。

489は真田さんしか見てないのですが、演者さんによって印象が大きく違うのは想像できます。メッセージがあるとすれば、そのキーになる役割と思います。52は後悔するのでしょうか、それとも?

159の百餅さんの、目をギョロギョロさせた演技が印象的でした。劇中で気になってしばらく観察していたところ、まばたきしない時間がすごく長いんですね。心配してしまいました。

この演目は全員ほぼ出ずっぱりなので、ずっと演技をしていることになります。上演時間は80分くらいかな、自分のような素人には想像もできない長時間。いまさらながら、舞台役者さんはすごいです。いつも敬意をもって拝見しています。
ザ・ヒューマンズ ─人間たち

ザ・ヒューマンズ ─人間たち

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2025/06/12 (木) ~ 2025/06/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

変わっているというか、独特な作品と感じる。新国立はしばしば独特な作品を舞台にかける(失敗作としか思えないものもあったが)。最初から、やたら明るく騒ぐとりとめのない会話が延々続き、物語が始まる気配がないようにみえるが、その会話はだんだんどこか妙な感じになってきて、登場人物たちがそれぞれ何かにこだわっていたり逆に何かを隠しているもしくは避けていて突然会話が途切れたり話題が変わったりする。なぜかときどき誰かが暗い表情をしている。何と言っても階上から聞こえてくる不気味な音響が感謝祭のホームパーティの先行きに不安を感じさせる。いったい、この家族は最後にどうなるんだろう、と。
ザ・ヒューマンズというタイトルも意味深だし、ちょっと変わった不思議な演劇だが、会話のどこか妙な感じや不安感、鬱屈さを表現する演出や演技は見事で、演者が作品の性質や各セリフの目的をきちんと理解した上での演技なのだろう。あんなとりとめのない会話をプロンプターなしで演じられるのはある意味すごい。
観ている最中は何だかよくわからないが、観終わった後にやっと全体が俯瞰できて理解できるような作品と思う。

センスセンスセンス・オブ・ワンダー

センスセンスセンス・オブ・ワンダー

三月倶楽部

OFF・OFFシアター(東京都)

2025/06/20 (金) ~ 2025/06/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

初日に観劇。
木村美月さんは、自分、2年前の『幽霊塔と私と乱歩の話 』がすこぶるお気に入りでして。
今作は、そのラインの作品。
幽霊塔が追憶のファンタジーなら、今作は癒しのファンタジーかな。
ちゃんと幻想味を感じられる芝居って意外と無い。

演者も、美術も、小道具も、作り手の興味、趣味、好感が詰まった世界に迷い込む感じ。
旅する二人の抱える現代性。旅の目的は、完売してる新作のカードを手に入れるためってのも現代的。
目的地は田舎のコンビニ。

レイチェル・カーソンがタイトルでピックアップされてるし、引用も実際されますが。
他の各種色んな作品も時には間接的に、はっきりとわかりやすくもあり、で。
それにべったりってわけじゃないです。むしろ、自分は宮沢賢治オマージュを強く感じたり。
作中のとある登場人物が夢中になっていた一冊(レクイエム)は、今度読んでみようと思った。

色んな場面転換があって、そこは観てて楽しかった。
小道具の使い方も可愛かった。お前、それ出来るんだね、みたいな。

ミステリー要素もあった幽霊塔に比べると、もっとまっすぐにこの作り手の世界観に浸る感じで。
起伏という点だと単調さも感じはしたけど。
この居心地の良さは、悪くない、尊いなって思いました。

徒然なるままに…  NOT TO BE, OR NOT TO BE…

徒然なるままに… NOT TO BE, OR NOT TO BE…

SPIRAL MOON

「劇」小劇場(東京都)

2025/06/18 (水) ~ 2025/06/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

星組公演を観劇。特攻隊を題材にしながらも、焦点は「送り出す人たち」に当てられていた。前半は意外にも軽快なやりとりが多く笑いもあったが、それが後半の深い悲しみを一層際立たせる構成に。「自分は行かない」という後ろめたさ、見送るしかできない苦しみが胸に刺さる。

ネタバレBOX

何も知らずに面会に訪れる母や妻の姿が特に切なく、平和の尊さを改めて考えさせられる舞台だった。
骨と肉

骨と肉

JACROW

シアタートラム(東京都)

2025/06/19 (木) ~ 2025/06/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/06/20 (金) 14:00

大塚家具の会長(父)と社長(娘)との経営上の対立をモデルにしている。家具屋姫といわれ父に愛された娘が思いがけなく社長になり会社を改革して立て直して行こうとする。現会長(父)はカリスマ社長時代に会社を大きくしてきたが、時代の変化に対応できず売上が落ち、ある不祥事で社長を退き会長になる。社長(娘)と会長(父)が会社経営で対立し闘いがエスカレートしていく。父娘の頑固で相手の意見を聞き入れない性格が悲劇をよぶ。舞台セットのリング、三味線の音楽、これからの闘いを予感させる。テンポもよく芝居に引き込まれ楽しく観劇しました。谷仲恵輔さんはパラドックス定数「ズベズダ」の時も感じたが、いつも存在感があり印象に残る役を演じていて、今回も、意見に反対しつつも娘を思いやる気持ちが伝わってきました。 川田希さんはコリツチ舞台芸術チャンネルで永田紗茅さんと番組MCとして仲の良い二人で司会進行され、いつも楽しく見ていました。川田さんが社長(娘)・家具屋姫を熱演され、役の育ちの良さがでていて良かったです。

ネタバレBOX

最後に、経営がうまくいかない社長(娘)がスマホで全員に電話をかけるシーンで暗転。対立だけでなく相手の話も聞く対話の大事さを伝えるメッセージ。余韻の残るラストだった。
W3 ワンダースリー

W3 ワンダースリー

シーエイティプロデュース

THEATER MILANO-Za(東京都)

2025/06/07 (土) ~ 2025/06/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/06/17 (火) 13:00

人間と人形とCGの合作。昭和の手塚作品が現代でもSFとして通用するのにビックリ。

徒然なるままに…  NOT TO BE, OR NOT TO BE…

徒然なるままに… NOT TO BE, OR NOT TO BE…

SPIRAL MOON

「劇」小劇場(東京都)

2025/06/18 (水) ~ 2025/06/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/06/20 (金) 16:00

夏になると上演回数が増える特攻モノには珍しく、笑える箇所が多数。それでも終盤は、理不尽が強要される時代の中での友情や夫婦愛、親子愛に涙。

徒然なるままに…  NOT TO BE, OR NOT TO BE…

徒然なるままに… NOT TO BE, OR NOT TO BE…

SPIRAL MOON

「劇」小劇場(東京都)

2025/06/18 (水) ~ 2025/06/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/06/20 (金) 13:00

100分。休憩なし。

『from HOUSE to HOUSE』

『from HOUSE to HOUSE』

終のすみか

劇場HOPE(東京都)

2025/06/19 (木) ~ 2025/06/22 (日)公演終了

実演鑑賞

Dを。
青年団のようなテイスト。

ネタバレBOX

クリエイター役の不自然な演技も劇中で理由が分かると得心。
骨と肉

骨と肉

JACROW

シアタートラム(東京都)

2025/06/19 (木) ~ 2025/06/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

何となく大塚家具のお家騒動は知っていたが、そこまで興味はなかった。2014年から2015年に掛けて世間を賑わせた創業者一族による骨肉の争い。2017年に舞台化。

メチャクチャ面白い。
開幕からリングアナ(日替わりゲスト)の口上で選手入場。第2次UWFの全選手入場式を思わせる興奮。UWFのテーマ曲が欲しいくらい。プロレスチックなコスチュームで登場する役者陣。プロレスラーのアピールを模したジェスチャーで観客を煽る。新日本プロレス対UWF5対5イリミネーション・マッチの様相。ステージはもろにロープの張られたリング。舞台の端に津軽三味線・楽風(がくふう)の二人が上手下手に分かれて生演奏。リードギターとサイドギターのように音の組み合わせが練られていて見事。

主演の社長・川田希さんは女子プロレスラーっぽく華やか。最初から最後まで光り輝く美人、まさにエース。いい女だな。厚底スニーカーもキュート。
対する父親である会長・谷仲恵輔氏はいつもながらに最高の出来。
銀行マン出身の社外取締役・中村ノブアキ氏は劇団主催で脚本演出も兼任。それでいて持ち味の妙味で笑いもかっさらう凄腕。
実はかなり重要な存在である主人公の妹、専業主婦の福圓美里さん。こういう複雑な立ち位置を演らせると嵌る女優。彼女の存在がこの物語に文学性を与えている。
その旦那である取締役・狩野和馬氏もキーマンに。
会長ベッタリの本部長・芦原健介氏は橋下徹っぽい胡散臭さ。

見事なるエンターテインメント。観劇好きで今作を観れなかった人は不運だろう。
是非観に行って頂きたい。

ネタバレBOX

ラストシーンは印象深い。自分とは違う他人の意見も真摯に聞くことができたなら。自分の中にはなかった意見にこそ生きるヒントがあるのかも知れない。お互い歩み寄れればもっと良い結果があったのかも知れない。だが他人ごとだとそう思えても自分ごととなるとうまくいかないもの。

株主総会で敗れ、会社を辞めた会長は長男と2015年、新会社「匠大塚」を設立。高級路線を突き進むもどうにも先行きが見えない。
大塚家具は業績悪化の為、2022年ヤマダデンキに吸収合併された。
ニトリ、無印良品、IKEAに食われた日本の家具業界。

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