実演鑑賞
シアター711(東京都)
2025/07/24 (木) ~ 2025/07/30 (水) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
https://haiwaiya.jp/2025/hakaba
| 期間 | 2025/07/24 (木) ~ 2025/07/30 (水) |
|---|---|
| 劇場 | シアター711 |
| 出演 | 薄平広樹、大河日氣、大竹このみ(贅沢貧乏)、河合陽花(海ねこ症候群)、中村さち、福田航、藤本かえで、佛淵和哉、松尾望 |
| 脚本 | 高畑裕太 |
| 演出 | 高畑裕太 |
| 料金(1枚あたり) |
2,500円 ~ 4,500円 【発売日】2025/06/14 前売 |¥4,000(税込) 当日 |¥4,500(税込) 22歳以下|¥2,500(税込) ※全席自由席/当日精算/現金のみ |
| 公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
| タイムテーブル | 【2025年7月】 24(木) 19:00 25(金) 19:00 26(土) 14:00/19:00 27(日) 14:00/19:00 28(月) 19:00 29(火) 14:00/19:00 30(水) 14:00 |
| 説明 | 【キャッチコピー】 現代人が抱えた「疲れ」 誰しもに訪れる「老い」と「死」を通して 私たちの漠然とした未来を映し出していく 【あらすじ】 都内企業で働くタナカは、日々の仕事や、人間関係に激しく疲弊していた。 そんな中、故郷に一人残してきた母親がレビー小体型認知症(※)を発症したという知らせが入る。 数年振りに母と再会したタナカは自身の肉親に訪れた「老い」を直視出来ないまま東京に戻る。 母の介護、職場での人間関係、恋人との未来。 目まぐるしく襲いかかってくる現実にタナカの心はどんどん削られていった。 そしてとある日ついにタナカの精神は限界を迎えて、 勤務中に重大な事故を起こしてしまう。 その後離職を余儀なくされたタナカは 故郷に帰って、認知症の母と二人で暮らすようになる。 ※レビー小体型認知症は、「レビー小体」と呼ばれるたんぱく質が脳に蓄積することで発症する認知症。実際にはいないものが見えたり、聴こえたりする「幻視」(人や動物・虫、また「小人」など))や「幻聴」のほか、パーキンソン症状、睡眠障害などを併発する。アルツハイマー型認知症や血管性認知症と並ぶ「三大認知症」のひとつで、日本においてはアルツハイマー型認知症に次いで 2 番目に多い認知症となる。 【イントロダクション】 この話の出発点は、自分が勤めていたデイサービスに通っていたとあるご利用者様のご家族にまつわるものでした。簡単に言うと、一人で施設通いをしていた親を心配したお子さんが、仕事をやめて、住んでいたマンションも引き払って、結婚もこれからという時に、親と2人で暮らすことを選択した。というエピソードです。当時の俺にとっては「そんな思い切ったことが出来るのか。」と、強烈なカルチャーショックを受けて、そこに親子のドラマを感じていました。ただ実際にそうした自己犠牲の下、「家族介護」を始める方は多くて、当たり前だけど全ての方が割り切った気持ちで徹していられるわけではなかったように思えました。お家までお迎えに上がった時に、この世のものとは思えない陰鬱な表情を浮かべて玄関先に立ちすくんでいるご家族さんもいましたし、虐待や、責任放棄など、辛い現実を目の当たりにした機会もありました。そして自分も「介護士」として働いていたあの頃から気付いたら何年も経って、父も、母も、70歳を超えた辺りから、もうすぐ「当事者」になるんだろうな。という実感を強く持つようになりました。なのできっとそうした感覚も強く反映された作品になっているかと思います。2025年を迎えて、超高齢化社会のしわ寄せを浴び続ける中で、果たしてどんな未来が待っているのだろう。私たちの両親は死ぬ直前に何を想うのだろう。もしも認知症になった時に一体どんな景色を見て、どんな風に自身の人生を振り返るのだろう──。今作はそんな現代に生きる人々の「生活」や、それぞれの当事者にしか見えない「視点」を通して一つの物語を描きました。そしてただただ、とにかく、とにかく、演劇としての豊かさに溢れていて、現時点での自分自身のベストを尽くした面白い作品になれることを目指しました。是非、劇場に足をお運びください。 作・演出 高畑裕太 |
| その他注意事項 | |
| スタッフ | 作・演出:高畑裕太 舞台美術:合同会社およぐひと 照明:國吉博文 音響プランナー:香田泉(零’s Record) 音響オペレーター:吾犀秋吉(零’s Record) 舞台監督:木村篤(7th FIELD) 演出助手:山田真実 楽曲製作:wahei mario スチール写真:阿部裕介(YARD) 宣伝美術・WEB制作:茶谷果倫 企画サポート:雨無麻友子 制作:横井佑輔(Play Plan) 協力:アプレ、CESエンタテインメント、スペースクラフト・エージェンシー、株式会社高畑事務所、LOT STAFFS 企画・製作:ハイワイヤ |
現代人が抱えた「疲れ」
誰しもに訪れる「老い」と「死」を通して
私たちの漠然とした未来を映し出していく
【あらすじ】
都内企業で働くタナカは、日々の仕事や、人間関係に激しく疲弊していた。
そんな中、故郷に一人残してきた母親がレビー小体型認知症(※)を発症した...
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