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遠山金四郎VS女ねずみ小僧~長崎青春編~

遠山金四郎VS女ねずみ小僧~長崎青春編~

TeamAssemble

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2019/10/29 (火) ~ 2019/11/04 (月)公演終了

満足度★★★

とてもわかりやすい時代劇、芝居の上手い方もいらっしゃる。ただ定番すぎて・・・もう少し斬新というか、型を破ったものが欲しい。殺陣も悪くはないが、どうも効果音のずれ、役者の動きが音待ちしているのが見えてしまった。

キネマと恋人

キネマと恋人

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2019/06/08 (土) ~ 2019/06/23 (日)公演終了

After Ever Happily Ever After

After Ever Happily Ever After

仮想定規

ステージカフェ下北沢亭(東京都)

2019/10/30 (水) ~ 2019/11/04 (月)公演終了

満足度★★★★

旗揚げ公演を見逃して気になっていたユニット・仮想定規を初観劇。うかうかしていたら旗揚げから既に3年、今作早くも第5弾であった。
ステージカフェ下北沢にも初訪問。繁華街から住宅地に一歩入った感じの道にそこだけボッと明るくいい感じに古びた店先が目に留まる。その手前側の外階段を上った2階に遅れて到着すると、ハロウィンよろしく西洋のお伽噺に居そうなのがドアの外に出てまた入って行く。小さな受付机のある踊り場が下手袖という、小箱のような会場である。
入ると横に長めの客席。体温の行き交う雰囲気は、どこかの家でクリスマス劇を観る手触り。手作りで手の届きそうな場所で、あのお父さん、あのお姉さんが化けて出て魔女や物語の脇役の化身やキャラクターを演じ、子どもを騙くらかしている風。夜中におもちゃ達が出て来てやんやと騒いでいる。
役者の動き・発語は機敏・明瞭、映像を使ったり場面も多彩、思わぬ展開もあって上演時間中は飽きない、のだが、「お話」の方はもっと詰めたい印象を残した。
ファンタジックなテイストでファンタジーそのものを取り扱っており、取り扱い方が難しそうである。暗喩性の高いお伽噺の構造に対し、あるメッセージが大枠同意できるものとして提示されるが、このメッセージにもう一振り辛味というか鋭さが欲しいように思った(好みの問題かもだが)。
ファンタジーは現実の暗喩と言えるとすれば、背後に人を刺す鋭利な批評と暴露がある(それを飲み込みやすく示すのが「喩え」の機能)。この作品はその領域を志向していそうに感じての感想、とは自分に引寄せ過ぎか。。
(まだ的確に掴まえられないが、思い当たったらまたしこしことネタバレにて。)

mark(X)infinity:まーくえっくすいんふぃにてぃ

mark(X)infinity:まーくえっくすいんふぃにてぃ

劇団鋼鉄村松

コフレリオ 新宿シアター(東京都)

2019/10/23 (水) ~ 2019/10/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

3年前と同じかと思ったら最初の始まりは同じだったけど中身はけっこうアレンジされていました。だけどやっぱり面白い。
パート3もやって欲しいな。

ノート

ノート

ティーファクトリー

吉祥寺シアター(東京都)

2019/10/24 (木) ~ 2019/11/04 (月)公演終了

満足度★★★

しっかりとした構成、照明は美しく変化し、舞台空間は劇なるものを現出させる。
しかし、私は観客席に取り残された感覚を受ける。なぜだろう?あの事件が風化したからか?
彼らは決して特別なわけではなかった。洗脳もどうなんだろう?そもそも、この事件を取り上げることで何が言いたかったのだろう?なぜ、今なのだろう?
色々なことを考えながら家路に着いた。そんなことを考えさせるためならば、私はまんまと作家の作戦にはまったことになるなと可笑しくなった。

クロスミッション

クロスミッション

カラスカ

アトリエファンファーレ東池袋(東京都)

2019/10/23 (水) ~ 2019/11/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/10/31 (木) 14:00

座席E列3番

 渋谷はハロウィンで賑わっているであろう昨日、REONさんが出演しているカラスカ公演『クロスミッション~交差ミッション~』を観にアトリエファンファーレ東池袋に足を運んだ。

 先週の土曜日に観た、十字架ミッションと繋がっている交差ミッションは、時間軸で言うと十字架ミッションから交差ミッションへと繋がる話。

 目覚めたら知らない部屋に居た十人近くの男女。自分たちが、いつ、何故、どうやってここに連れて来られたのかも分からない状態の彼らに、二人の男女が現れ、「貴方達は、これからゴッド・オブ・ゴッドに参加して貰います」と告げる。

 ワケも分からないまま2組に分かれ、優勝者には地位と名誉と多額の富が与えられるという謎のゲームに、参加する以外に選択肢の無い彼らはゴッド・オブ・ゴッドを目指して、ゲームに参加するが、そのゲームは彼らの想像以上にくだらないゲームの数々だった。

 繰り広げられるのは、死なないデスゲーム。

 確かに、命は落とさないけれど、ゲームの中に散りばめられているのは、参加者たちが心に抱えるトラウマであり、ゲームを進めて行く中で、それぞれが目を逸らしたいトラウマと過去に否応もなく向き合わざるを得ず、その心に抱えた傷を抉られ、膿を出し切る事でそれまでの自分たちは一度死に、そのトラウマと過去を直視し、向き合った事で再生し、生まれ変わる。

 十字架ミッションの根底にも流れる愛と救済、再生を感じつつ、描き方は徹頭徹尾コメディ。

 繰り広げられるゲームは、人の知性、人間性に迫るような、人生を見直すかも知れない場面を垣間見せながらも、全編笑いが散りばめられていて、観ている間はひたすら笑い続ける死なないデスゲームコメディ。

 十字架ミッションもそうだが、観終わって、舞台の台詞や場面を反芻しているうちに、じわじわ考え、ああだったのではないか、こうだったのではないかと思い至るという愉しみ方が出来る舞台。

 交差ミッションもネズミの国のあの映画やミュージカルのあの歌この歌がちょこちょこと顔を出すのも楽しい。

 十字架ミッションも交差ミッションも全ての役者さんが皆、魅力的で、ややもするとただの悪ふざけになってしまう舞台が、徹底的に馬鹿馬鹿しいのに最高のエンターテインメントになり得ているのは、役者さんたちの力と根底にきちんと描かれているテーマがあるからだと思う。

 交差ミッションを観ると、十字架ミッションの良平がなぜ桐斗の身代わりとして教祖に選ばれたのかが解る。

 良平と桐斗は、物事の捉え方、人に対する接し方、問題を解決する時に根底に温かさを持っていると言う点で、同じだからなのだろうと感じた。

 10月の最後の日に、お腹の底から笑って、観終わった後に、ハッピーな気持ちで劇場を出られる後味の良い、爽快な舞台だった。

 3日が千穐楽、流れとしては十字架ミッションから観るのがオススメですが、交差ミッションから十字架ミッションを観ても充分に楽しめる舞台なので、1人でも多くの方に観て欲しいと心から思う。

               文:麻美 雪

遠山金四郎VS女ねずみ小僧~長崎青春編~

遠山金四郎VS女ねずみ小僧~長崎青春編~

TeamAssemble

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2019/10/29 (火) ~ 2019/11/04 (月)公演終了

満足度★★★★★

雀さんの作品、流石のエンターテイメントでした、面白かったーー!最前列で観たのですが、役者さんたちの表情が豊かで汗と呼吸もしっかりと感じられてちょい緩い笑いとアクションが盛り込まれた楽しい舞台でした。ストーリーも今後パート2に展開できる楽しみが出来たし、何より効果音のあるアクシ時代劇は迫力が違いました。次回作以降は江戸で名奉行になるまでの楽しみが出来ました。

ネタバレBOX

仁科さんの、ところどころに放り込まれたオマージュ、特にシュワッチ!感動しちゃいましたね。享保の舞台でも楽しませてくれましたが、流石に今回は金四郎さんですから全編通して見入ってしまいました。今回は若かりし金四郎、今後は名奉行でのお芝居まで楽しみが出来ました。
壁に挟まった男

壁に挟まった男

スズキプロジェクトバージョンファイブ

劇場MOMO(東京都)

2019/10/30 (水) ~ 2019/11/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

すごく面白かったです!たぶん何回みても面白い、作品。久下くんがストレートに
コメディ演じてるのは久しぶりでキャストさんの楽しさがダイレクトにつたわってきて
最初から最後まで笑いが絶えません
オススメの作品です!

ネタバレBOX

つかささんが 壁に挟まれてうごけない
恭平くんに
やりたい放題のシーンがあり
たぶん 恭平くん史上これまでに
ないような目にあってました(笑)
それを恥ずかしそうに
楽しむ恭平くんがまた良きです(笑)
ロスト エンジェルス

ロスト エンジェルス

ヤパン・モカル

小劇場B1(東京都)

2019/10/31 (木) ~ 2019/11/04 (月)公演終了

満足度

ヤパン・モカルの初日を拝見。
好意的なお客さんばかりだと思うので、正直な感想を言わせて頂く。
坂口理子さんの作品は過去2作品観た中でやはり肌に合わないなと思った。
・なぜ首を吊る?そのきっかけは?
・突然文字を声に出す意味は?
・増澤さんの翼を見た反応は?
・どこから連絡先を知ったの?時代をどこに設定した?
その事をとても気を使ってきた私としては、突き詰めれば俳優が自ら持ち込むしか無いと思うし、都合が良いとしか思えなかった。
人物像についてもそうだ。
多少誇張しているとは言え、何だか漫画のようでプラスチックの人物像に思えて複雑な人間模様にはとても思えない。共感する部分が薄いと感じられた。
増澤さんについても施設に入所している人物だと後々明かされるが(読売演劇俳優賞を受賞されている私が言うのもナンだが)流石に小芝居がうるさすぎて苛立ちを禁じ得なかった。どうしてヘラヘラと振る舞うのか?ヘコヘコするなと言いたい。増澤さんは勿論素晴らしい俳優さんなのだから堂々としていればと思ってしまった。究極的には引き算だと思う。
坂口さんの本に関しては申し訳ないけれど片手間で書いてる感じがした。お題を与えられればさらっと書けてしまうそういうレベル。売れっ子は良いな、頭が良い人は良いなとつくづく思う。でも命を賭けて劇作に向き合って無いでしょとは思う。本当に人生を賭けて、いわば死ぬ思いして書いているのか?と問いたい。劇作家は「こんな台詞逆立ちしても一生書けないわ」と無力感に打ちひしがれて、地団駄踏む瞬間がある。まさに言葉の力だ。そういうものに出会った時、演劇の力を思い知らされるし、言葉の重みを実感する。
申し訳ないが、坂口さんにはハッとする台詞が一つも無かった。「まぁ多少気が利いた台詞だろう」と思うことはある。でも所詮片手間だ。70点くらいの台詞にしか思えなくて、「お仕事ってそんなに楽しいんですか?」と問いたくなる。そしてつくづく頼まれ仕事は何てつまらなくて退屈なんだと思ってしまう。
そして演出の林さん。偉大な映画監督を前にしてご意見を申し上げるのは誠に恐縮だが映像的な効果(例えば紙飛行機など)を多用し過ぎて舞台であることの表現が変換できて居ないように感じられた。紙飛行機が飛んできたからと言って果たしてどれ程の意味があるのかという気がしてしまう。
確かに映像は紙飛行機が通過する画が有り得る。でも紙飛行機を飛ばす行為はかなり重い意味を持つし、やりようによっては安直な印象を抱きかねない。それは戯曲上もかなり書き込む必要があるだろう。私の印象としては紙飛行機を飛ばす行為は安直に思えてしまった。何より戯曲が効果的ではないので。
3人の俳優さんは真摯に向き合っていた。それ故に痛々しかった。ヤパンモカルは2度と観に行かない。
私は以上だ。

ネタバレBOX

増澤さんがキャラメルボックスみたいな振る舞いに対してイライラしてしまいました。施設の入所している設定であるとは言え、そんなのは後付けで、恥ずかしい台詞のオンパレードだと私は思いました。これを聞いててうんざりするし、実際お金を払って観に行こうと思いますか?「でも演劇は苦しいことばかりだし、せめて演劇は元気が出るお芝居の方が私は好き」といった意見も中には居ると思います。でもそんなの本気で闘っていないと私は思います。そりゃ楽ですよ、大自然の雄大さだけ見せておいて、テキトーに決まりきったストーリーだけ垂れ流した方が。でも世の中を見渡すとそんなに単純ではなく、もっと事情は複雑です。いつまでフィクションを楽しませるのですか?シビアな現実を見詰めた上で、それでも懸命に希望を見出だすべきだと思います。これではフィクションだし、絵空事です。
一応フォローしますが、3人の俳優は素晴らしかったです。増澤さんが絶妙の間合いで台詞を語り掛けるタイミングとか完璧に近いし、関口さんも上手い俳優さんだなぁと思いました。剣持さんに関しても与えられた持ち場で精一杯演じていました。
ただ私は劇作家であり、同業者なので本気で格闘していないとバレてしまいます。だからこそしんどかったです。
いくら俳優が自ら真摯に演じて格闘したとしてもダメなものはダメ。片手間で書いています。事実「こんな台詞逆立ちしても書けないわ!」みたいなことは一つも無かったです。だって命を削って書いていないじゃないですか?
その程度かと思ってしまいました。
時期尚早

時期尚早

家のカギ

スタジオ空洞(東京都)

2019/10/30 (水) ~ 2019/11/03 (日)公演終了

満足度★★★★

 じっくりパック、観客(私)酔っ払いバージョン。にゃ========~ッチ!(追記、酔いから覚めることが出来ればニャ~~~~~~~~--------------)

ネタバレBOX

 今回の公演は盛りだくさん。自分が拝見した“じっくりパック”は尺が短く、もう一つの“わいわいパック”の尺は長い。じっくりとタイトルで表現されると何となく尺も長そうな気がするではにゃいか!? 然し、しか~~~~~~~その3つ前のシなにょら。空洞に行く時、池袋から大きな通りを左折して、美容室か何かの看板に入る前に大通りに面したペットショップには、にゃこがたくさん居るにゃ。自分はにゃこさえ居てくれれば幸せにゃ人間にゃので、今夜は酔っぱらっているのりゃ! にゃこと目が合って遊んだしにゃ。座右の銘は、梁塵秘抄で最も有名なフレーズだからにゃ。エピキュリアンでアナーキストのにゃこ族・ヒト科としては、酒を飲んであそぶにょら、今作、5つの短篇を上演するにょらが、アホな人間の中にも少しは分かったのが居て、今を生きるしかにゃいのら、ということが分かっているにゃ。にゃんでも人間としては相当賢い部類に入るらしい、この人間の名前は、バートランド・ラッセルち! 余りにも当たり前のことをキチンと言ってしまったものだから、有名な知識人とや(あ)らになったらしいにゃ。そしたら、その権威を借りて、日本人たらいう三流以下のヒトが狐の狡猾を盗んでチンケな真似事をしているにょら。己という存在に自分の頭がついていることも知らぬアホが、短絡的に役立つと信じたことを抜き取って、他の地域とは切り離された“島国”の情報レベルの低さを利用して、恰もこの三等以下の「国家」組織がテッペンであるかのように装い、好い加減な情報で更なる劣等をかこつことにも気付かぬ救い難い生き物を「教化」している。にゃこにはそのように読めるヒトという生き物に対するアイロニーを見たのりゃ! 何時になったら、人間はもう少し賢くなれるのかにゃ。アホに言っても無駄か! 我々の言語さえ理解できにゃいアホだからにゃ!!
ト音

ト音

劇団三日月座

横浜国立大学 第一食堂下 共用室3(神奈川県)

2019/10/26 (土) ~ 2019/11/04 (月)公演終了

満足度★★★★★

【A・Bキャスト】
伝統的に活きがよく清々しい魅力溢れる劇団。卒業後もこの人の演技をこれからもずっと見続けたいと思わせるタレントを何人も輩出している。
ダブルキャストどちらも違う個性で楽しめて、しかも泣けるのでお薦め。

ネタバレBOX

【A】
:キャラが立っていて普段演劇と馴染みが無い人でも最後まで安心して楽しめる作りで2013年初演時における本家(劇団5454)同様にスタイリッシュな演出や笑いのセンスが冴える。
【B】
:Aではウけていた箇所で笑いが起こらないことが多々あった。それでも一人一人の個の役者力が強く今後も継続して足を運びたいと思わせるとても見応えがある仕上がりだった。
ある晴れた日に

ある晴れた日に

青春五月党

La MaMa ODAKA(福島県)

2019/10/30 (水) ~ 2019/11/02 (土)公演終了

満足度★★★★★

非常に面白く、泣けて笑える。

たそかれ。

たそかれ。

KUROGOKU

中板橋 新生館スタジオ(東京都)

2019/10/30 (水) ~ 2019/11/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

そうだったのですね。

ネタバレBOX

パチスロで生計を立てることに疲れた男や根っからのパチスロ好きの妻、なぜかその男を公園を愛する男として信奉している若者たち、ケーキ工場で働く男等が出入りする不条理コメディ感漂う夕方の公園で、自宅介護疲れのためか、理想の姿のままで記憶に残しておきたいがためか、認知症の母親を息子が殺害する話。

男が女を背負っている図柄のフライヤーを見て、コメディには不似合いだなと思っていましたが、なるほど現在の楢山節考だったのですね。
遠山金四郎VS女ねずみ小僧~長崎青春編~

遠山金四郎VS女ねずみ小僧~長崎青春編~

TeamAssemble

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2019/10/29 (火) ~ 2019/11/04 (月)公演終了

満足度★★★★

遠山の金さんはやっぱり泣けてくるよね。桜吹雪のルーツはこれだったのかと思わず思ってしまった。コンパクトにうまく纏まっていた。女性陣が皆可愛い。従ってねずみ小僧も可愛いです。

ノート

ノート

ティーファクトリー

吉祥寺シアター(東京都)

2019/10/24 (木) ~ 2019/11/04 (月)公演終了

満足度★★★★

第三エロチカを主催した川村毅の同世代の劇団は少なくなった。劇団活動をやめた方や、他の組織に加わる方、教える側になった方もいるし、亡くなった方もいる。遅れてきた60年代、華やかな80年代を準備した世代。その中で、T.Factoryと改称した川村毅の劇団は一貫してかつての小劇場の空気をまとって、独特のカラーの作品を作り続けてきた。ロビーで還暦記念グッズを売っている。
この世代にとって、オウム真理教事件は、たぶん他の世代よりも切実な同時代感があるのではないだろうか。この舞台は、この事件に関わった死刑囚にその経緯を問いただす、という形式で進む。事件は一応終結しているが、同時代人にとって、自らの内にもある事件の真実を探ろうという意識がこの戯曲を書かせている。裁判記録は詳細なものが公刊されているが、それでも、「ノート」(脚注)をつけたくなる。それがこの舞台だ。
川村の舞台はスタイリシュだ。今回もたぶん川村自身のプランの端正な美術に、照明は原田保、音響は原島正治で、完成度は高い。だが、結局、この事件はなぜここまで行ったのか、多くの市民を巻き込んだのか、その深層が、今までも映画や小説、舞台でも幾度も描かれてきたが、世代の違うものには今なおよく理解できない。
1時間45分。

恋する宇宙に人類は

恋する宇宙に人類は

BALBOLABO

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2019/10/30 (水) ~ 2019/11/04 (月)公演終了

満足度★★★★

映画とかにしてほしい。ストーリーがとても良い。

ネタバレBOX

効果音のズレに残念さはあった。しかし、ストーリーの良さで最後のほうはしっかりと感動した。初めが、ややごちゃっとしていたりはしたが、わかりやすい擬人化などでしっかりと理解できた。あと主役の男の子には華がある。
主役の女の子もすごい努力量を感じた。
ギフト魂で見た顔だと思ったら、やはり森崎さんだった。(独特の声と顔の大きさで覚えていた。いい役者さん)
時期尚早

時期尚早

家のカギ

スタジオ空洞(東京都)

2019/10/30 (水) ~ 2019/11/03 (日)公演終了

満足度★★★★

家の鍵さん、初めて見てきました。
ストレートパンチで笑いが来るもの、ボディーブローのようにじわじわ笑いがくるもの、そしてじんわり泣けるラブストーリー、本当に見てて楽しかったです。
中には、これは長編で観てみたいと思うものもあり、とても充実した105分でした。
観に行ってよかったです!

ネタバレBOX

「東京へ連れてって」がすごく好きです。ぜひ長編化してもらいたいです。
そして、田中花子さんの演技がとても素敵でした。田中花子さんの、「フラグ」でのごぼうも藤原竜也も最高で、めちゃめちゃ笑いました!ファンになりました。応援しています^^
燃えつきる荒野

燃えつきる荒野

ピープルシアター

シアターX(東京都)

2019/10/30 (水) ~ 2019/11/04 (月)公演終了

満足度★★★★

 船戸与一さん原作の「満州国演義」を舞台化した3部作の最終章だ。(華4つ☆ 追記後送)

ネタバレBOX

敷島四兄弟の陰となり日向となりながらつきまとって来た間垣との因縁も遂に明らかになるが、何より傀儡国家を作り運営してゆこうとする新興勢力・大日本帝国と大航海時代以来多くの植民地を支配してきた欧州、更には米国や蹂躙された清国及びその地に暮らしてきた中国人二大勢力と日本軍との角錐、第二次世界大戦・太平洋戦争やスターリンの動き、各国政治・経済と軍略、軍資金調達の為の阿片栽培、混乱した世界情勢の中で加速した各地の独立勢力との離合集散等々。実に複雑な世界情勢の中で翻弄される人々の意や思惑が縦横無尽に絡み、大団円に流れ込むが、これだけの大作を3部構成にしたのは、矢張り少しキツイように思う。じっくり個々人の苦悩や歴史と、人間のアイロニカルで辛辣極まる悲惨を描くには、物理的時間が矢張り足りないように思うからだ。各パート(一部から三部)の尺をもっと長く取って細部を描き込むか、或いは四部作とすることが可能であったなら、更に観客の魂を震わせる作品になったのではなかろうか。この点だけがやや悔やまれる。
ナイゲン 暴力団版

ナイゲン 暴力団版

日本のラジオ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2019/10/23 (水) ~ 2019/10/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/10/27 (日) 18:00

 書き忘れていたが、とにかく面白かった。アガリスク・エンターテインメントの代表作の名前をもらって、日本のラジオが暴力団の会議の様子を上演する。まぁ、ありえない会議であるのは当然だが、登場人物のキャラクターの立て方と、キャスティングの見事さで、本物の暴力団に見える(^_^;)ところがスゴイ。面白く見せてもらった90分だった。

寿歌

寿歌

劇団東京乾電池

アトリエ乾電池(東京都)

2019/10/24 (木) ~ 2019/10/27 (日)公演終了

満足度★★★★

『寿歌』と言えば昨年のSPAC版野外劇が初にして珠玉。これを超える事は期待しないにしても、冗談半分の(と見える)乾電池の料理法は如何ばかりと不安7割、だが江口のりこまで出張るなら一応ちゃんと作るのではと期待3割。
ところが意外や面白く、戯曲にちゃんと向き合って作られた舞台であった。
乾電池では2011年頃の初演以来何度か上演され、変らない配役がゲサクの西本竜樹、芸人風情が存在そのままで板につき、どっしり安心感がある。ヤスオに血野滉修(何と読むのか不明)、キョウコに江口。随所に脱力系力み系ギャグ硬軟様々取り交ぜて提供。白痴っぽい要素のあるキョウコの色気と色気の無さ境界ギリギリを江口がさらりと演じ、芸人風情のゲサクは冗談寄りだが冗談顔がふと真顔に見えなくない男の背中。超人的役柄であるヤスオ(ヤソ)の「存在から冗談」(笑われキャラ)を時に逆手に取った役者顔を見せつつも、現世的関心を捨てた超越性を信じさせる風情。上演一時間余、3人のアンサンブルがまだ続いてほしく思える舞台であった。
無人のコンピューター制御システムでミサイルが飛び交う世界を、芝居のラスト、ヤスオが目指したというエルサレムへか、はたまた何処へか紙吹雪の中をリヤカーで一足一足行くゲサクとキョウコの姿が胸に迫る。(乾電池の芝居なのに感動してるオレって・・)

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