
快物
制作「山口ちはる」プロデュース
「劇」小劇場(東京都)
2019/11/01 (金) ~ 2019/11/10 (日)公演終了
満足度★★★★
頭の回転の鈍い自分には厳しい芝居である。過去、現在を行き来する芝居には時々置いていかれるからだ。 この「怪物」はそれ以上の展開を見せる。 過去、現在、未来、さらに現実とフィクション。うわぁ、ヤバいこの芝居、と思いつつなんとかついて行くと段々とパズルのピースがハマっていく。(諦めずに見続けて)良かったあ、そして、、、(ネタバレなので言わない)。
つまり有り体に言えばよく出来た芝居なのだ。 練られたプロット、無駄のない、それでいて時に大胆な展開。 音楽、照明もとても効果的だ。
人間の内面を抉ってくる作品にありがちな「暗さ」「やるせなさ」だけでは無い見る人に共感できる「何か」があるのだ(ボキャ貧でうまくは説明出来ない)。 理解度を深めるため、確認するために来週もう一度見にいこう。

IMG_antigone_copycopycopycopy.ply (あるいは暴力による無意味な無のための 新しい音楽のための暴力)
お布団
アトリエ春風舎(東京都)
2019/10/31 (木) ~ 2019/11/04 (月)公演終了

バチーダ
wonder×works
座・高円寺1(東京都)
2019/10/30 (水) ~ 2019/11/03 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2019/11/01 (金) 19:00
関東近郊の日系ブラジル人が多く住むマンションを舞台に、日系ブラジル人の苦悩や喜びを描く。悪くない。マンション1階のブラジル・レストランを軸に、多くのブラジル人が登場する群像劇だが、個々の人物の抱える問題や悩み、喜びを丁寧に描く。ただ、ブラジル語で話しているという場面も日本語で話すので、その区別が付かないところは勿体ない。演出などで工夫されていれば、もっとよかったのにと思う。エンディングの無言シーンは、なかなかよい。

MimitoMetoAo
劇団フェリーちゃん
インディペンデントシアターOji(東京都)
2019/10/31 (木) ~ 2019/11/04 (月)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2019/11/01 (金) 15:30
独特の世界観を持った作品だ。いつ、どことも分からないところにアトレカウティムという島があり、ラングラント侯国が派遣した探検隊が、その島を発見する。1年後、また新たなメンバーで訪れた探検隊は、島の女帝トラクリエが娘シチョメを火山の爆発を防ぐため生け贄にしようとするが、探検隊は止めようとして…、という展開で、既に独特の世界観を持っていることが分かるだろう。作・演出の、なにわえわみが歌い、北村真帆が踊る、というのは、やや珍しい作りだが、世界観が共有できるかどうかが、面白いと思えるかどうかの分かれ目だろう。
なお、よく調べずに、「撮影可能回」というのに行ったために、シャッター音と液晶画面の明るさにはマイッタが、事前にしっかり調べなければと思い知らされたということもある。

さくらのその
劇団五期会
ABCホール (大阪府)
2019/10/31 (木) ~ 2019/11/03 (日)公演終了
満足度★★★★★
遠い場所、遠い時代のお話だと思っていた「桜の園」が、自分が生まれたころの日本のお話になっていました。今ほど物や情報があふれていない時代で、登場人物がみんな純粋に自分や周りの人と関わり生きています。チェーホフは難解と思っていたのが、こんなにわかりやすくて共感できるとは。他の作品もこんな演出で観てみたいです。奥さまが奥さまでしかない、美しく魅力的です。

さくらのその
劇団五期会
ABCホール (大阪府)
2019/10/31 (木) ~ 2019/11/03 (日)公演終了

恋する宇宙に人類は
BALBOLABO
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2019/10/30 (水) ~ 2019/11/04 (月)公演終了

燃えつきる荒野
ピープルシアター
シアターX(東京都)
2019/10/30 (水) ~ 2019/11/04 (月)公演終了

バチーダ
wonder×works
座・高円寺1(東京都)
2019/10/30 (水) ~ 2019/11/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
?・・
日常生活で、当たり前の事をいちいち状況説明しながら会話はしない。
我々は日本人であるとか、私たちは兄弟であるとか。
でも、当事者同士では分かってても、第三者には理解できない記号化してる会話だけじゃ・・
物語の中盤になって、じつはブラジル語の会話でしたって、、
予備知識のない、初めて接する観客への説明が不十分過ぎる
服を着てちゃ分かりようがない
女の子のボディペンディング奇麗だったな~

IMG_antigone_copycopycopycopy.ply (あるいは暴力による無意味な無のための 新しい音楽のための暴力)
お布団
アトリエ春風舎(東京都)
2019/10/31 (木) ~ 2019/11/04 (月)公演終了
満足度★★★★★
■約95分■
古典劇を現代、さらには近未来までをも貫く物語として大胆に再構成。最新技術を支配の手段として用いる愚をやめられない人類のおぞましさを負の想像力全開で描き出した凄まじい一作。

モザンビークス熱情!
ハイバネカナタ
シアター711(東京都)
2019/10/31 (木) ~ 2019/11/04 (月)公演終了
価格3,500円
久々に見た良い意味で小劇場演劇ぽい作品。粗削りで馬鹿馬鹿しくて、でもほんの少し切ない。
大の大人が全力で馬鹿馬鹿しいことをやることに意味がある。
井本みくにさんは声がきれいで、しっかりした演技をされる。大橋純七さんは身長を生かしつつキレのある体の動きと豊かな表情で感情を表現できるのが強みである。

破壊された女
お布団
長者スタジオ(神奈川県)
2019/02/09 (土) ~ 2019/02/11 (月)公演終了

燃えつきる荒野
ピープルシアター
シアターX(東京都)
2019/10/30 (水) ~ 2019/11/04 (月)公演終了
満足度★★★★
「燃えあがる荒野」の冒頭シーンがここにつながっていたのか!物語が回収されスッキリはしたのでしたが、展開が早すぎて「え、もうインパール作戦とかの時代になってたの!?」置いてけぼりにされた気分で終わってしまいました。
最後に歌われた歌が良かった。

かわいいチャージ’19
人間嫌い
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2019/11/01 (金) ~ 2019/11/04 (月)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/11/01 (金) 19:30
95分。休憩なし。
「かわいい」が、何らかの絶大なパワー持っていることは、認めざるを得ないのだろうけれども。そのエネルギーをどう捉えるか、という点で、誰一人として同じ捉え方をしていなくて。一人一人が「かわいい」に見ているものが違うんだ、という事を浮き彫りにさせられた時間。この形で突きつけられると、何だか少し寂しかったり、重苦しい。そんな一抹の寂しさを感じた観劇だった。

蒼い薔薇のシグナル
東京印
テアトルBONBON(東京都)
2019/10/30 (水) ~ 2019/11/04 (月)公演終了

妖異幻怪物語
月ねこ座
浅草九劇(東京都)
2019/11/01 (金) ~ 2019/11/03 (日)公演終了
初日という事もあり、固かったか。
特に始まってしばらくはそう感じる。アクションも迫力あるシーンともっさりと感じるシーンが入り混じる。
設定は面白いと思うのだが、それを使っているのがスマホのくだりくらいなのは残念。

燃えつきる荒野
ピープルシアター
シアターX(東京都)
2019/10/30 (水) ~ 2019/11/04 (月)公演終了
満足度★★★★
『人間の條件』のような大河ドラマ。
ススキのようなものが数束ずつ舞台のあちらこちらに配置。それだけで風が何処までも吹きすさぶ満州の荒れ野を脳内にイメージ出来るのだから面白い。
次郎役の蓉崇 (ようたかし)氏が美声。台詞が耳に残る。『柳絮(りゅうじょ)〈柳の種子が風に乗って大空を彷徨う様〉のように生きたい』が馬賊の攬把(らんぱ)〈首領〉として生きてきた次郎の人生のテーマ。皆が破滅していく中、個人的には愛犬、猪八戒〈桶谷憲司氏名演〉の死が一番哀しかった。
DNAというカルマ〈宿業〉を背負った者達のあてどない旅路。船戸流『カムイ伝』なのだろう。抜け忍となった次郎が世界を裏側から覗き見る構成。まさにテアトルノワール。船戸物語のロマンティシズムとは、弱き者への慈しみと飽くなき正しさ強さへの渇望。
YouTubeで前二作を全編観れるので出来れば観賞すべき。次郎と猪八戒の冒険談を外伝的にまだまだ観たい。

MONSTERS INTRODUCT
SoloSoloProject
キーノートシアター(東京都)
2019/10/30 (水) ~ 2019/11/03 (日)公演終了

ドイツの犬
演劇企画体ツツガムシ
シアター風姿花伝(東京都)
2019/10/31 (木) ~ 2019/11/11 (月)公演終了
満足度★★★★
ナチスドイツ占領下のフランスを舞台にしたナチ進駐軍とレジスタンスのドラマである。
この時期の素材は事実にもとずいた記録も、映画も、娯楽作品もシリアスなものも、かなり大量に輸入されていて、なじみがある。「ドイツの犬」というタイトルだけで内容は推し量れる。舞台は、観客にわかりやすい対立項の上にほぼ三年間のロマンを組み立てていて、脚本も演技者も演出も破綻はない。だが、同時に新しい発見はなにもない。
7回目の公演を迎えたばかりの(といっても主催者たちは十分中年だが)劇団が十一年かけて三部作まで作るには何か深い独自の動機があったのだと思う。そこが見えてこない。
論評はほとんどその一点に尽きる。
最近、ナチ占領下の素材は、翻訳では加藤健一事務所でも、民芸でも取り上げられたし、日本でも三谷幸喜から、次の世代の古川健や野木萌葱も書いている。チラシによると、現在の政権下でこそ上演したいということだが、そのような現政権への批判の政治劇として受け取るには、先に挙げた作品が、それぞれ焦点を絞って素材に取り組んでいるのに比べても、ポイントがあいまいになっている.
時代設定を明らかにする素材なら、70年も時間がたてば、立派な時代劇だ。時代劇ロマンなら、日本製西洋ロマンとして見ればいいのだが、アピール劇とするならば、もっと身近なところに素材を求めるべきだろう。日本の新劇にはそういう伝統はある。「占領トレジスタンス」で言えば、近い例では「上海バンスキング」。日本の植民地の実相をしがない流れ者のバンドマンの目で、鋭く告発していて、その批判は戦後日本にも中共軍にもおよんでいる。秋元松代の「村岡伊平次伝」。弾の打ち方も学ぶところは多い。あげていけばいくらでも先例はある。書かれていない素材となれば、それこそゴマンとある。何も作るほうも見るほうも勝手のわからぬフランスの話にしなくてもよかろうに、と思う。
それを客に納得させる作る側の動機はせめて、劇場パンフには書いておいてほしかった。現在の政治への危機意識はいいとしても、安易にナチと現代をだぶらせたりすると、かえって敵方の術中にはまることになってしまう。

恋する宇宙に人類は
BALBOLABO
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2019/10/30 (水) ~ 2019/11/04 (月)公演終了
満足度★★★★★
現在の地球が抱えている問題がテーマだと思っていたら
これが20年前に書いた作品だったとは
役者たちの殺陣に圧倒されました
久保晴渡さん代役で新人というのに驚きです
あっという間の2時間でした♪♪