
満ちて溢る
裃-這々
くすのき荘(東京都)
2019/11/23 (土) ~ 2019/11/24 (日)公演終了
満足度★★★★
「満ちて溢る 上池袋編」恐竜チーム観劇
初演から男女逆になっている部分はあまり違和感はなかった
ルーシュドガールに続く、武島さんの後輩感と荒井さんの雑めな感じがフィットしていたからかも
相変わらず食べ物の匂いがテロ
スピード速めだったのでもうちょっと間が有る方が好みかな

「日曜日よりの使者2019」
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2019/11/22 (金) ~ 2019/11/24 (日)公演終了
満足度★★★★
「日曜日よりの使者」と、塩原さん大和田さんの「いまこそわかれめ」東京Aチーム
一年前にも見た組み合わせ、いまこそは塩原JCTでも見た大好きな作品
熱さと放熱と、忘れることと忘れられないこと、公演として良い流れとバランスだなと思った
知っている作品だからこそ流れ込んでくる悲しさ
いまこそわかれめは、読み合わせカフェで何度も読み合わせしていたので
今回は桐場を演じる塩原さんの表情や台詞の言い方など勉強させてもらった感
より深く桐場の気持ちがわかった気がした
そして大和田さんの諏訪さんのそれに対する呼吸
好きな作品をまた見られる幸せを存分に味わった

オー・プラネテス
情熱のフラミンゴ
アトリエヘリコプター(東京都)
2019/11/21 (木) ~ 2019/11/24 (日)公演終了
満足度★★★★
どこか明後日を向いた愚かだけど可愛らしい登場人物たち
詩的な言葉で包まれた世界で、夢のような感覚で舞台が揺らめくように感じて、見ていてまどろんだ
物語的面白さから始まって幻想小説の世界へ
終盤の主人公の爆発はもっとやりようがあった気がする

投げるな匙だけはクセになる
愛伝一家
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2019/11/20 (水) ~ 2019/11/24 (日)公演終了
満足度★★★★
とにかく濃密で言葉遊びや小ネタの詰まった濃厚なテキスト
それを隙間なく言葉や動きがらテキスト以上にギッシリと詰め込まれた舞台上
愛伝一家のいつものメソッドと、藤代さんの癖のある台詞回し
ここにしかない作品であり、その癖にやみつきになる作品
どんな作品にもリズムというものがあって、愛伝一家の作品のリズムが凄い好き
SF的な設定もベタに落とし込み、非常にギリギリのラインなんだけど、スピード感とバランス感覚で上手く「面白い」の上にキャラや言葉を当てはめてる
まぁ簡単に言うと僕好みの作品を作る劇団

町じゅうのゴミ捨て場にパンダ
はねるつみき
G/Pit(愛知県)
2019/11/27 (水) ~ 2019/12/01 (日)公演終了
満足度★★★★
怒りの作品だなと
怒りをぶつけ合って台詞が生まれてる
元々ちょっと非現実的な世界で、リアルではない舞台上で演じられてる人たちは、ここにいない、頭の中の人たちだなと感じた
自分がゴミであるというところから始まってゴミで終わる物語
面倒くさくて要素と手順の多い安保さんらしい演出
とても面白いんだけど、ちょっと演出が勝ちすぎてたかな
東京2作目だから、まだまだ作家性を強く出してた方が劇団としては良かったかも。今後もずっと演出安保さんで行くなら別だけど…
床音の演出はしっかり全部成功させないとミスをずっと見せられてる気分になってしまう
後半の人があまり動かなくなったところからの方が物語としてしっかりしてた
早舩さんは流石の演じっぷり、安定してるなぁ

笑うゼットン −風雲再起−
トツゲキ倶楽部
「劇」小劇場(東京都)
2019/11/13 (水) ~ 2019/11/17 (日)公演終了
満足度★★★★
思ったよりコメディと言うよりドラマだった、熱い報道ドラマ
報道物としてちょっと気になる点もあったけど大枠は上手く描けてた
テーマがいくつか分散しててどこに照準合わせるべきかなと
人物としての面白みの強さがあった

現金な人、厳禁
怪奇月蝕キヲテラエ
新宿眼科画廊(東京都)
2019/11/08 (金) ~ 2019/11/12 (火)公演終了
満足度★★★★
三浦仁さんの業界モノ作品はやっぱり当たりで面白い
サラリーマンを長くやってればやってるほど楽しめる作品
知らない事をしる楽しさ、知識欲が満たされていく
ただ役者さんのスキルの低さや場面に対する演技のちぐはぐさがちょっともったいなかった
上演時間を80分に納めるためか、冒頭部分のキャラの書き込みが薄かったのがもったいない
ただ中盤からの物語の組み立ては素晴らしい
コメディとしては作られていないんだけど、いっそコメディとして作ったらとも思った
役者さんだと森下さんと矢崎さんが良かった

ただしヤクザを除く
笑の内閣
こまばアゴラ劇場(東京都)
2019/11/07 (木) ~ 2019/11/11 (月)公演終了
満足度★★★★
こういう理屈を並び立てた台詞がマシンガンの弾のように放たれるお芝居大好き
コメディの比重よりストーリーとしての比重が強く感じられる演出で
こっちの演出のほうがいつもより好みだなあ
松葉役の和泉さんが理屈っぽいキャラがめちゃハマってて最高だった

コウト・イン・ザ・ネット 〜Caught in the Net〜
ファルスシアター
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2019/11/07 (木) ~ 2019/11/10 (日)公演終了
満足度★★★★
アガリスクのコメディが調理されたステーキならば、この作品はシチュエーションコメディという生肉がまんま出されている感じ
強引な勘違いや誤魔化しをこれでもかと浴びせられて
生肉の旨さを味わって爆笑しまくってしまった
観るのにエネルギー使う作品

元カレ殺人事件
劇団癖者
小劇場B1(東京都)
2019/11/07 (木) ~ 2019/11/10 (日)公演終了
満足度★★★★★
知っている役者さんいなかったけど
フライヤーのセンスとあらすじが面白そうだったので観劇
めちゃめちゃクオリティーの高いコメディだった、これはお勧め!
それぞれのキャラがそれぞれのキャラである意味があって、10人とか舞台上にあげる芝居はこう作るべきというお手本
主役の松尾彩月さんは所見だったんだけど、動きも表情も声もキレッキレ!で素晴らしい。いやぁ上手いなぁ
作品もコメディとしての組み立てが脚本として上手で、恋や愛だが要素として重いのに情に流されすぎない案配で凄い見やすくなっている
笑いのツボの抑え方が巧妙

チェーホフ讃歌~熊と結婚申し込み~
Art-Loving
APOCシアター(東京都)
2019/12/05 (木) ~ 2019/12/08 (日)公演終了

だからどうした
HYP39LOVE
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2019/11/07 (木) ~ 2019/11/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
下北チーム
大声で恋愛ばかりしてる群像劇
見事なくらい出てくるキャラがみんな拗らせたクソクソ
そんな奴らがいろんな場面を作って、それのどれかにちょっと心動かされちゃったりして、僕らもずいぶんなクソ
結局捻らないバカが1番強くて幸せ
もっとバカになりてえな
高円寺版
あぁカズが嫌いだ
傷付ける覚悟もないくせに言葉ばっかり強くって
傷付きたくないだけで優しさ擦りつけて
目の前の大事な人に向き合わない
エゴばかり崩れそうな程積み重なった本当にゴミみたい
でもってそれはまさしく僕自身で
あー自分が嫌いだ
なんてもの見せるんだ
カズもヨコも気持ち悪くって、みんなみんな気持ち悪くって、吐きたいのはこっちで、最高に気分の悪い最高に面白い作品
男目線だからこそ下北より気持ち悪さが全部僕を殴りつけて
あークソ気持ち悪い、こんなに心揺さぶられて苦しいなんて
あーーまだモヤモヤ、ムカムカしてる
笑の部分多くて助かった、あの恋愛部分をあれ以上見せられてたら号泣してたし立ち直れなかった
あれはねずっと心のフィルターで化粧してたまだ見られる自分の顔から一気にすっぴんでシワやシミのある現実の顔を見せられたようなもの
演劇って最高だな!

IMG_antigone_copycopycopycopy.ply (あるいは暴力による無意味な無のための 新しい音楽のための暴力)
お布団
アトリエ春風舎(東京都)
2019/10/31 (木) ~ 2019/11/04 (月)公演終了
満足度★★★★★
手塚治虫のような藤子F不二雄SF短編集のような沼正三のような…個人的に凄い好きな作品だった
ひたすら語られていくアンティゴーネの物語
それはいつしかSFのような膨れていく世界、どこまでも想像も広がって
倫理や感情論だったり宗教的哲学だったりを僕の中に生み出していく
自分を失っていく過程を経験させられて
100万人殺せば英雄じゃないけど、痛みも非道も苦しみも
1人のものじゃなくなればそれは個人にとっての意味を無くしていって
そういった普遍の上に今僕らは暮らしているのだなと
地続きに作品が客席の僕の足元に繋がってくる感覚があった

MONSTERS INTRODUCT
SoloSoloProject
キーノートシアター(東京都)
2019/10/30 (水) ~ 2019/11/03 (日)公演終了
満足度★★★★★
これはザ・こわっぱちゃん家
しっかりした大人たちがいて、真面目にでもどうしようもない現実があって、それでいて決して光がないわけじゃ無い物語
何もかもが杞憂で、とてもとても良い作品だった
メイクしてたから泣くのめちゃ我慢した
主演の加藤さんが素晴らしかった
トクダさんの世界をよく分かってる演技で感情を開かれて閉じ込められた
じっぽママなど主要人物の役者さんはみんな素晴らしかった

モザンビークス熱情!
ハイバネカナタ
シアター711(東京都)
2019/10/31 (木) ~ 2019/11/04 (月)公演終了
満足度★★
無駄も含めて、とにかく着想を詰め込みまくった作品
なので場面によって雰囲気や流れなどが一定せずコロコロ動く感じ
落ち着いてきた中盤以降は物語として、良い器の大きさを持っていた
無駄なやり取りを削ればもっと良いのになあと
上演時間の長さから見るに、要は何が面白いかわからないか、観客がどこを面白がるかわかっていないで作ってるんだろうなと
前説とか滑りまくってるのに改良せずに毎回同じようなことやっていたみたいだし、結局はそれは内輪受けと同じで自分たちが楽しめれば良いということだと思う
もっと観客を見て作品を作りましょう

かわいいチャージ’19
人間嫌い
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2019/11/01 (金) ~ 2019/11/04 (月)公演終了
満足度★★★★
とりあえず推し(二宮咲さん)が最高だったので愛を語らせて!
感情を人にぶつける役なのだけど、決して感情を当たり散らかす演技はしなくて
きちっと相手を見て強弱つけていて
言葉ってのが外にも内にも響くことを知っているなと
そして物語をいつの間にか背負っている
この作品のヒロインは間違いなく二宮さん
投げかけるテーマは単純だけど
その葛藤が、心の内が伝わってきて完全に泣かされてしまった
本当に声も顔も身体も、役者としての全てを使って舞台に波を立たせて、その振動に見ているこちらの感情が揺さぶられた
やっぱり僕の推しは最強の役者で最高に可愛い人
初演より登場人物が一名増えて、日替わりの彼氏役も登場する再演版
個人的には今回の作品の方がより良い作品になっていたと思う
特に店長の妹が作品の真ん中よりにいることで
他のキャラそれぞれの「かわいい」の輪郭が見えやすくなったと思う

たそかれ。
KUROGOKU
中板橋 新生館スタジオ(東京都)
2019/10/30 (水) ~ 2019/11/03 (日)公演終了
満足度★★★
悪意のあるシュールコメディ
いくつかのシーン、完全に笑わされてしまった
こういう不条理な内容のコメディは下手に笑わそうと声を張ったりせずに、あくまで話しかける相手ありきで朴訥な演技が必要で、それができてる役者と出来てない役者がいたかな
笑い部分のオチは好きだった

ナイゲン 暴力団版
日本のラジオ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2019/10/23 (水) ~ 2019/10/28 (月)公演終了
満足度★★★★★
ナイゲンだった!
ナイゲンじゃないんだけどナイゲンで
ヤクザモノなんだけどナイゲンで
とにかく面白かった
ナイゲン知ってるとくすぐられるワードが沢山あって
ワードとか人間関係とか
聖書が聖おにいさんになったくらいの関係性で散りばめられてた
何が良いって、登場人物それぞれがそれぞれの格好良さを持ってるんだよね
物語の為に作られた人格じゃなくて、作中では見えない時間や場所で培われた事が想像できる太い人格があって
その人格がぶつかり合って物語が作られている
だから現実で聞く事がない台詞が現実を掴みながらも格好良い

mark(X)infinity:まーくえっくすいんふぃにてぃ
劇団鋼鉄村松
コフレリオ 新宿シアター(東京都)
2019/10/23 (水) ~ 2019/10/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
いやぁめちゃめちゃ面白くて笑った!!!
ずっとバカバカしくて、くだらなくて、ベタでハチャメチャなのに
ちゃんと太い物語があって、間違って感動しそうになっちゃったりして
エプシイ役の小山さんがもう完璧なヒロインで
わかりやすいがゆえにのめり込んでしまう

調和と服毒
Ammo
上野ストアハウス(東京都)
2019/10/17 (木) ~ 2019/10/22 (火)公演終了
満足度★★★★★
芸術に関する話かと思ったら
ルネッサンス版ナイゲンだった(語弊)
美に対する議論、神と対峙する個人、それはまさに歴史の転換点
導入の新人の視点から
女性の視点、美に対する考え方の視点と
観客を巧みに誘導する演出が素晴らしい
高木さんは親方であり軍人だった笑
人は何をもって美しいものを美しいと思うのか
価値としては時代とともに移り変わり
感情としては人の中にずっとある
それを、えぐりだして、あぶりだす
美しいは汚くて、汚くて美しい
神なき時代に生きる僕たちはどれだけ罪深いのだろう
美しさを所有する僕たち