
猩獣-shoju- <東京公演>
壱劇屋
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2019/10/11 (金) ~ 2019/10/14 (月)公演終了
満足度★★★★★
猩獸再再演。やはり竹村さんが主役がこの作品は似合う。そして、猩獸役は山本さんの動きかがいい。このキャストだったから、東京へ観に行きました。
菊池さんの梯子殺陣も凄く、戦いを楽しんでいるのもまた怖く。
そしてこの劇場広さで、最前の距離の近さで迫力を体感ができたのは、きっと東京公演ならでは。きっと大阪ではもう体感できない距離観劇。
観に来てよかった!と思える作品でした!

ゴールデンエイジ
KING&HEAVY
神戸アートビレッジセンター(兵庫県)
2019/10/18 (金) ~ 2019/10/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
キャスパレのカオス感。たったの3人でやる芝居じゃないけど、それを成立させちゃうキンヘビの凄さ。彼らだから作れる作品。
これからも汗かきながらバカでグッとくる作品を作ってもらいたい。

ウチの親父が最強
梅棒EXTRAシリーズ実行委員会
COOL JAPAN PARK OSAKA・TTホール(大阪府)
2019/10/25 (金) ~ 2019/10/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
ウチの親父が最強の初演が私の初観劇でした。めちゃくちゃ面白くて、こんな楽しい世界があるんだと知り、いろいろ観劇するようになりました。
また再演が観れた嬉しさ、オープニングからの数曲は初演と同じ曲で、わーあのウチパパが帰ってきた!とテンションがあがりました。
変更になった曲もあり、確実にバージョンアップされた作品に感動がとまりませんでした。
ウチパパという作品は最強だと思います。

つかの間の道
青年団若手自主企画 宮﨑企画
アトリエ春風舎(東京都)
2020/01/08 (水) ~ 2020/01/13 (月)公演終了
満足度★★★★
小さい劇場だからこそ可能な声量。
本当に普段日常レベルに近くて、もしかすると前説案内の方が大きい声だったかも(笑)
最初だけビックリしましたが、結構すぐに馴染んでいくものです。
それならば会話内容も日常レベルかと思いきや、かなり吟味されていたと思われる台詞たち。
東京で暮らす人々をランダムにピックアップしたかの様に描かれる日常のささやかな出来事。
「物語」とは何ぞや…をとことん追求した場合、導かれるこれはひとつのカタチなのだろうし、観る側にはその中に含まれる示唆の匂いを嗅ぎ取って欲しい。っていう感じに思えました。
同一の舞台スペースで個々に存在し生活する人々、それを自然に見せる美術や動線、更には演技、何と言っても空間の使い方が特筆もの。

ツノノコ、ハネノコ、ウロコノコ
フロアトポロジー
オメガ東京(東京都)
2019/09/04 (水) ~ 2019/09/08 (日)公演終了

オットセイ・オデッセイ
モジリ兄とヘミング
テアトルBONBON(東京都)
2019/03/16 (土) ~ 2019/03/24 (日)公演終了

「あつまれ!『くろねこちゃんとベージュねこちゃん』まつり」
DULL-COLORED POP
サンモールスタジオ(東京都)
2019/02/14 (木) ~ 2019/02/24 (日)公演終了

あしたの空地で会いましょう
くじら座なごや
ユースクエア(名古屋市青少年交流プラザ) (愛知県)
2019/05/25 (土) ~ 2019/05/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/05/25 (土)
60分の高校演劇に…人物を減らす潤色をした筈なのに、いつの間にか80分になったという… いいよね、ただ鵜呑みにするでなくリスペクトから更に膨らんでいく二次創作性。原作 越智優作品大好きの主宰 利藤さんと 潤色演出 台越さんの制作過程での衝突は想像に難くないが、その結果として生みだされた作品の付加価値はとても大きく、潤色の域を超えている創作性を感じた。
人物の整理や今時に合わせたディテール変更のみならず、大きな追加の機内シーンは のり子の対極であるフーコを深彫りし、緊迫度を増した社会の揶揄に空き地を絡めた追加シーンは作品テーマの深彫りを感じさせた。
そして劇作構造に手を加えたのも大きい。元々の作品もメタ的な味付けがしてあったが、この企画自体のテーマでもある「大人が作る高校演劇」の視点が強く取り込まれたのではないか。台越さん&座組が本作に取り組んだ際の「生の想い」が二重のメタ的構造を形作って冒頭とラストに厚みを持たせた。

やまいだれにやまいだれ
久保と人間
サンモールスタジオ(東京都)
2019/05/14 (火) ~ 2019/05/19 (日)公演終了

やまいだれにやまいだれ
久保と人間
サンモールスタジオ(東京都)
2019/05/14 (火) ~ 2019/05/19 (日)公演終了

すれちがいコメディの夜
劇団有頂天
ユースクエア(名古屋市青少年交流プラザ) (愛知県)
2019/12/26 (木) ~ 2019/12/28 (土)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2019/12/28 (土)
入れ替わり立ち替わり…これでもかとすれ違い続ける人々が行き交う雑踏。ほんのり群像劇を味わっている感覚になっていたところで…急速に始まる連鎖の仕掛けが巧妙。なんて優しい作為。クリスマス感を味わい損ねた人にオススメ

ぽじ
山口企画
K・Dハポン(愛知県)
2019/12/20 (金) ~ 2019/12/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/12/22 (日)
愛する男を巡っての女同士のマウントの取り合い。神経を逆撫でする冷徹な言葉選び、如何に相手を傷つけるかを極める繊細な戦術が展開されて背筋が凍る。前半は2人が感情の温度を低めに保っているのが、逆に怖さを引き立てた。
そして現実の修羅場を見せながら次第に…観る者を何とも不思議な「混沌の海」に突き落としてくるのが面白い。

障子の国のティンカーベル
体現帝国
ユースクエア(名古屋市青少年交流プラザ) (愛知県)
2019/12/22 (日) ~ 2019/12/22 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2019/12/22 (日)
わりと舞台と客席の距離をとる傾向の強いユースクエア上演にしては、ものすごく舞台が近かった。最前列センターで まるで紙芝居を観るような距離感。…それどころか、客席が舞台に呑み込まれている感覚すら湧く…とても一人芝居とは思えない縦横無尽のステージングが圧巻でした。1ステだったからか、まだ磨いている最中の感触もあったけど、創意は十二分に伝わってきた。
そして中身は…タイトルの既視感が予兆する様に、「ピーターパン」の世界というよりは「鏡の国のアリス」みたいな不条理世界の感覚を背景に湛えた印象でした。野田秀樹作品というと、観たことがあるのは壱劇屋「TABOO」ぐらいなので造詣はほぼ無いけど、和洋折衷、古典のアレンジ(いや魔改造?)、昭和感漂う空気が… 今となってはあまり見慣れぬ舞台として、むしろ新鮮さを感じさせました。あ、でもティンクのメンヘラ感は、むしろ現代に通じるかも笑。

おやすまなさい
ナビロフト
ナビロフト(愛知県)
2019/12/19 (木) ~ 2019/12/22 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2019/12/21 (土)
ちょっと不思議ちゃんな女性と頭痛を抱えた気怠げな女性…他愛もない日常劇? いや仄かに不条理劇?
何とも言い難い時間が過ぎていき…出来事がファンタジーめいてくる… その先に見えてくるモノが この世界の立ち位置を一変させる!
あぁ、フライヤーだ。あの不思議な絵が如実にこの空気を表しているかもしれない。
この散らかった部屋、2人の何気ない日常の振る舞い… いまこの舞台上にある全てのモノへ向ける眼差しを揺さぶる… 世界の色が変わる。
キャスティングのバランスも不思議な感触を生んで面白かったです。

5seconds
まつプロ
G/Pit(愛知県)
2019/12/20 (金) ~ 2020/01/06 (月)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/12/21 (土)
コレは凄い… 脚本の濃厚さを物の見事に具現化した演出/役者の力量たるや申し分ない。
現実の航空機事故をモチーフにしたドキュメンタリー的な作品だが、空気感は… そう、好評だった刈馬演劇設計社「異邦人の庭」を想像して貰えは良いと思う。それがまた別のベクトルで鋭さを増した。
近年稀に見る程に 神経を逆撫でしてくる篠原タイヨヲさんの演技に… 何故か逆にグイグイ引き込まれて、それを受けるカズ祥さんが… 徐々に彼の輪郭を露わにしていく構図。終始ヒリヒリする空気が堪らない。
そして事件として語られる以上に、機長の晒されていた環境を浮かび上がらせていくのに息を呑んだ。
私の好みに合ったのは言うまでもないが、役者の表現としてすこぶる出来が良いと思う。あおきりで観るのとは全く違う姿を観れる新鮮さもあり、何より… あおきりでの方針とは一転、公演期間中もネタバレフリーを公言してて、史実と言うこともあるだろうけど、本作の価値が「生でコレを体験すること」に他ならないのだ…と言う強烈な自負を感じて、またそこに痺れた。

inseparable 変半身(かわりみ)
有限会社quinada
三重県文化会館(三重県)
2019/12/14 (土) ~ 2019/12/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/12/15 (日)
近未来SF的な設定で強力に興味を引かれる導入。そこに異物(ムネオ)が現れる所から急速に予想の斜め上を駆け抜けていった… 脳内にパラダイムシフトを強いる…そんな悦びも危うさも感じる演劇。
裏付けなし(一見そう見える)の論理的な飛躍により醸される「カルト的な空気」は、それだけで胸に拒絶感を湧き起こすけど、メタ的に描き出される神話的… 創世記的な二重世界の構成が… そんな社会通念的な禁忌の裏にも、一抹の真理があるのかも…って思わせる感覚を湧き立たせるのは、興味深くもあり、恐ろしくもあり。
とりあえず、端々の極めて強いアイロニーに、やっぱり現実世界には絶望感しか残らない後味だけど(苦笑)、最早…そこで残された時間をどう生きていくか…って考えにシフトしていく内なる感覚はちょっとヤバみ有り。後ろ向きなのか前向きなのか… ワケ分からん新たなる終末観かな。
全般的に独特な気持ち悪さを醸すのが印象的(悪い意味では無い)。前に観た松井周作品が2014年の「地下室」でその時の感触も少し蘇った。(余談だが、芝居観始めの年でのアレは忘れられない笑。)
あと、とりあえずもうピュアな気持ちで相撲を観ることができなくなった、どうしてくれる笑。

『荒れ野』
穂の国とよはし芸術劇場PLAT【指定管理者:(公財)豊橋文化振興財団】
穂の国とよはし芸術劇場PLAT アートスペース(愛知県)
2019/12/13 (金) ~ 2019/12/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/12/14 (土)
まさしく精神の荒れ野かなぁ…。大人の振る舞いの中に隠れて 荒廃してしまった関係性。観ていて気持ちの持っていきようがとても難しい芝居でした。思えば… 舞台上で幾度か口ずさまれるあの昭和歌謡の問い掛けがそのまま突き付けられている感じ。 思わせぶりを躱しておいて… 寄せては返す波のように繰り返される疑惑。自分でも分からなくなっている本音が徐々に姿を表していく… それが切ない…とかの一言では済まされないモヤモヤ感が濃い。
多様な人生の吹き溜りの様に、舞台に怨念の様な想いが拗れて積もっていく感じでした。

汝、隣人より目の前の人を愛せよ。
team.ups!
円頓寺Les Piliers(レピリエ)(愛知県)
2019/12/13 (金) ~ 2019/12/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/12/14 (土)
この家族の…互いの噛み合わない価値観を認めた上で適度な距離感を模索し…繋がりを切らない様に足掻く姿には納得感がある。理性と感情のバランスが好きだ。
好きな演出って言ってたのは、視点を変えた「同じシーンのリプレイ」の多用で、そこから隠れた別の心情を窺わせる趣向。手法自体が珍しいわけではないが、チューニングが自分の思考にうまくハマって、観ながらにして物語を反芻・咀嚼させてくれる感触が自分の観劇スタイルに相性が良かった。

こそぎ落としの明け暮れ
ベッド&メイキングス
J:COM北九州芸術劇場 小劇場(福岡県)
2019/04/13 (土) ~ 2019/04/14 (日)公演終了

黒塚
ハラプロジェクト
七ツ寺共同スタジオ(愛知県)
2019/12/07 (土) ~ 2019/12/15 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2019/12/07 (土)
黒塚として… 話の筋はかなりストレートだったけど、その分 感情もダイレクトに伝わってくる感じで、琵琶の音色がそれを実に良く後押ししてた。最後の展開がオリジナリティ溢れる感じで、祭るということの成り立ち… 鎮魂、供養の趣きが新鮮に感じられた。