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パンドラの鐘【4月25日~5月4日の東京公演中止】

パンドラの鐘【4月25日~5月4日の東京公演中止】

東京芸術劇場

兵庫県立芸術文化センター 中ホール(兵庫県)

2021/05/13 (木) ~ 2021/05/15 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

上演時間2時間弱なので集中して観ようと気合を入れていましたが、やはり野田作品、難しかったです。自分の理解力、想像力のなさのせい。時々入るおちゃらけ(ではないかもしれないが、そのように感じらる)のシーンにも深い意味があったのか、少々受け入れ難いシーンもありました。門脇麦ちゃんから目が離せず。美しい。緒川たまきさんもかっこよい。やっぱり好きです。

夜から夜まで

夜から夜まで

劇団競泳水着

駅前劇場(東京都)

2021/05/12 (水) ~ 2021/05/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

客席半分の冷え込んだ劇場に入ると、電子ピアノでメロディを作ったいい感じの客入れの音楽がかかっている。春らしい日和の午後。久しぶりに30歳前後の大人前期の観客が60人ほど。舞台は5年ぶりの公演と言う初見の劇団競泳水着である
劇の中身は30歳前の世代の世間への出発の風俗劇で、約十人の同年代の男女が性と職業をめぐってこの難しい年代を暮らしていくドラマである
漫画家、ライター、セラピスト、トレーナー、デリヘル嬢などといかにも現代風を身にまとった男女の登場だが話の中身はお泊りと結婚の意外によくある古いお馴染の話だ。物語を貫く大きな話が弱いのでつなぐエピソードで運んでいく。シュニツラー「輪舞」の趣向。一つ一つは、笑いながら楽しんでいられるが、ではどうだ、と言うところがない。
そのどこにでも転がっている身の上相談のようなところがいいという人も多いだろうが三浦大輔風でも平田オリザ的でもない作風でパンチに欠ける。俳優も十人も出ていれば、一人くらいは目につく人がいるものだが、皆収まるところに収まっていて個性に欠ける。演出も、役者も少し羽目を外したら面白かったかもしれない。
2時間。休憩なし。

Same Time, Next Year【4月30日~5月11日公演中止/5月23日まで上演期間延長】

Same Time, Next Year【4月30日~5月11日公演中止/5月23日まで上演期間延長】

株式会社atlas

赤坂RED/THEATER(東京都)

2021/04/30 (金) ~ 2021/05/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2021/05/14 (金) 14:00

人間の成長や変化だけでなく、それを通して見えてくる社会の変化も表現しているステージ。

ネタバレBOX

1965年でビートルズのヘルプが流れるのはいいんだけど、ヒッピーの流行はその1〜2年後じゃないかなあ。
「母 MATKA」【5/17公演中止】

「母 MATKA」【5/17公演中止】

オフィスコットーネ

吉祥寺シアター(東京都)

2021/05/13 (木) ~ 2021/05/20 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

祖国のため、名誉のため、信念のため、自由と平等のため、科学の進歩のためと、「何かのため」に死んでいくのを良しとする男たちと、自分が産み育てた息子の命と小さな幸せを大事にする母の対立を描。熱量のある分厚い議論と、観念的で体裁にこだわるな男たちに対し母親の地に足のついた心からの言葉が素晴らしい。

歴史が個人に犠牲を求めるとき、どうするかという問題はフランスレジスタンスでサルトルも考えた問題。サルトルは「投企=あんがーじゅまん」するしかないと、個人個人の選択の問題としたが、チャペックこの作品では…。戯曲自体は当時の時代の中で、意外な結論を出すが、その答えは一例に過ぎない。大事なのはこの問題を掘り下げる議論の厚み、葛藤の深さなのである。その点で見事な舞台だった。

舞台は亡き夫の書斎。机やテーブルの上にはチェスや旧式ラジオ、アフリカのお面(足元に蓄音機もあると、後で分かる)。三方にフェンシングや、本屋、ライフル・猟銃が吊り下げられている。下手に夫の肖像画があるが、大谷亮介本人が額縁の中でポーズを撮っており、妻(役名はない。普遍性を示す)だけになると、額から出てきて、思い出を語り始める。

次の場では、かつて伝染病研究で死んだ長男、いま飛行機が墜落したばかりの次男も現れて、生者の母と対話する。この死者たちとの議論のばが、皆死者が現実から開放されて楽しげで、面白い。大谷氏の憎めないエエカッコぶりを始め、長男オンドラの米村亮太朗の情けない長男ぶり、次男イジーの富岡晃一郎の陽気な茶目っ気ぶりがいい。

そして戦争が始まり、母はひとり生き残った末っ子のトニを義勇軍に必死に行かせまいとする。死んだ男たちも、祖国のために戦うのが男だ、トニのためだ、隣近所に何を言われるか、と母を説得する。母は「そんなことしかいえないの!」「大きなことばかり言って、私は些細なことでしか家族の役に立たないの」と反論し、「一人ぼっちにしないで」と哀願する。高く低く、叫んだりつぶやいたり、緩急自在に心情を表す母の増子倭文江がすばらしい。

最後、もっと前に死んだ父親もあらわれて、議論に加わる。「私の時代は戦争などほんの中にしかなかった。おとぎ話じゃ」と語りだしたときは、今の日本と同じだとハッとした。1938年、ナチスの鬼気迫る中のチェコの作品だが、視野の届く射程は非常に広い。ただ、父は「しかし、戦争で死ぬのが名誉じゃと教わった」と続けるので、そこは現代日本の特殊性を考えさせる点でもある。

超ではない能力

超ではない能力

24/7lavo

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2021/05/13 (木) ~ 2021/05/17 (月)公演終了

実演鑑賞

自由席だったにもかかわらず、選ぶ席を間違ったため、残念な観劇になってしまいました。

「母 MATKA」【5/17公演中止】

「母 MATKA」【5/17公演中止】

オフィスコットーネ

吉祥寺シアター(東京都)

2021/05/13 (木) ~ 2021/05/20 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

原作はチェコのカレル・チャペック、それを文学座の稲葉賀恵女史が演出した本公演は、大変観応えがあった。原作は1938年に書かれたらしいが、現代でも普遍的と思えるし説得力ある会話劇。もちろん原作の良さはあるが、それを演劇的に観せる巧みさ、その観点から言えば脚本・演出・演技そして舞台美術・技術のどれもが素晴らしかった!
内容は、女と男という性別はもちろんであるが、母としての思いをしっかり描き込んだという印象である。それは特別なことではなくごく当たり前な感情であるが、社会というか状況が異常(非国民的扱い)へと煽るような…。家族の会話を通して、根底にある不条理を浮かび上がらせる重厚な公演。

(上演時間2時間 途中休憩なし)

ネタバレBOX

舞台は亡き夫の書斎。中央に両袖机、上手側にはミニテーブルが置かれている。また上部から銃やフェンシング剣が吊り下げられている。下手側には本が積まれ、上手側と対を成すように本が吊り下げられている。小物としての当時のラジオ、蓄音機、複葉機模型、チェス等がある。これらは物語の中ですべて使用され無駄がない。後方はカーテン(紗幕)で、後々重要な演出効果を果たす。
下手側に亡き夫の軍服姿の肖像画があり、本人(大谷亮介サン)が額縁の中でポーズを撮っている。そして妻(増子倭文江サン)だけになると、額を跨いで出てきて、互いに思いを語り始める。この跨ぐ行為によって来世と現世の違いを表すが、物語の展開上あまり重要ではない。何しろ末息子を除く男(父親、夫、息子4人)は全て亡くなっているが、何の違和感もなく幽霊となってたびたび現れ議論(男の立場は議論であるが、母の思いは会話)する。ここに演出上の奇知を感じる。

梗概…母には5人の息子がいた。長男は戦地に赴き医学(黄熱病)研究に、次男は飛行機乗りとして技術開発に、そして双子の三男と四男は体制側・革命側に別れ戦うことになり、各人が名誉、社会的な立場、信念を貫き死んでいく。末息子は夢見がちで、他の兄弟とは違っていた。国では内戦が激しくなり、またラジオからは隣国からの侵略防衛するため国民に戦争参加を呼びかけるアナウンスが続く。隣国の敵も間近に迫る中、母はトニ(田中亨サン)だけは戦争に行かせまいと必死に守ろうとするが・・・。
さてラストは、観客の考え方次第で異なるだろう。

男は祖国、名誉、医学・科学発達、自由・平等といった信念など、何らかの大義のために死ぬ、そのことに悔いはないという。しかし、母は子を産み育てという感情の中で生きている。そう考えれば、この公演―表層的には、戦時下という状況において、男性の志向は国家などの抽象的な論理的概念、女性の思考は家族などの具体的な感情的概念といった性差の違いを観せているが、根底は「反戦」「生きる」とは? を考えさせる人間ドラマと言える。

さて、妻は夫が立派な軍人であることを誇りに思っているが、現実には戦死してしまい葛藤を抱える。その葛藤の表れが、逃避しても「それでもあなたを愛したわ」という台詞。女性の繊細な感情の機微が見てとれる。また息子(長男)についての語らいでは、なぜ自分の息子が危険な地域で黄熱病に苦しむ人々を救うために死ななければならなかったのか? 長男は「医者の義務」だと言うが、母親は「でも、おまえの義務なのか」と問い返す。一方父は、優秀な者が、先頭に立つべきだと言い、息子を褒める。ここに悲しいまでのすれ違いがある。母親にとっては自分の家族が一番大事なのだ。異なる前提からは、異なる結論が導かれる。男たちも、好きこのんで死んでいったわけではない。(幽霊の)父からは、「もっと生きていたかった」という言葉がこの作品により深みをあたえている。

原作の深みをより演劇的に観(魅)せているのが、演出等の素晴らしさ。まず小道具でフェンシング剣や銃が吊り下げられており、時々にそれを振りかざしたりするが、同じように吊り下げられた本は一度も触らない。そこに「武」と「知」の対比をみる。単純ではないが男(父と息子)と女(母)という本作の会話の食い違いを象徴しているようだ。またカーテンに遠近投影を用いた人影は、家族以外の第三者(群衆)もしくは社会という距離あるものを表現し、物語をより家族内の会話劇として際立たせている。同時に人影に銃声や号砲といった音響効果を巧みに併せることで緊迫感をもたらす。

しかし、重厚な作品であるにも関わらず、常に緊張感を強いるだけではなく、ときどきクスッという笑いというか”間”の妙を入れるあたりは実に上手い。もちろんその間合いの上手さは役者の演技力であることは間違いない。安定した演技力に裏付けされた緩急自在の感情表現は見事だ。コロナ禍にあって、このような公演を観ることができて本当に良かった。
次回公演を楽しみにしております。
「母 MATKA」【5/17公演中止】

「母 MATKA」【5/17公演中止】

オフィスコットーネ

吉祥寺シアター(東京都)

2021/05/13 (木) ~ 2021/05/20 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

もう、ただ、ただ素晴らしいのひと言につきる。
戦争を中心にして、話が進む。それでは、全編を通して暗いものだと決めつけていたら、うれしく期待を裏切り、悲惨さが漂うなか、所々で、クスッと笑える。救われる。
幽霊が実際に生きているようで、死んだという悲惨さがないのだ。彼ら自身、後悔などしていないのだろう。
母親役の役者さんの迫力が凄かった。家族を大切に思う気持ち、みんながわかってくれないもどかしさ、必死に訴えているところが、観たあといつまでも残った。
銃声におどろかされっぱなし。そんななか、影絵が慰めてくれた。おもしろい演出だ。
本当良い芝居だった。満席なのも、なるほどと、うなずける。
本当にいい芝居は、だれが観ても素晴らしいと感じるのだろう。

「母 MATKA」【5/17公演中止】

「母 MATKA」【5/17公演中止】

オフィスコットーネ

吉祥寺シアター(東京都)

2021/05/13 (木) ~ 2021/05/20 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2021/05/14 (金) 19:00

エネルギーが凄まじい。
同じ目線にあまり距離なく舞台があり、一緒に世界に佇んでいた感覚がある。影の演出が、目の前の現実以上に得体の知れない脅威に感じさせられたし、砲撃や、一瞬銃口がこちらを向いた瞬間、、震えた。自分達にはどうしようもない世界の中で、思想や想いがぶつかり合っていた。

興奮し、ヒステリックで、感情的な母も、祖国のために戦うとか何かのために命を捧げることの価値や名誉、誇りが母にはどうせ分からないとかいう家族も好きではないけれど、認めざるを得ないリアリティがあった。なんの疑いもなく自分や自分が信じる集団が正しいと言い張る。ただ、お互いを愛しているからこそ、簡単には対話を諦めないのが救いでした。平行線のまま最後のシーンをどう受け止めたら良いのか、考えさせられる。

超ではない能力

超ではない能力

24/7lavo

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2021/05/13 (木) ~ 2021/05/17 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

フェイスガードを着用しての観劇。(湿気の関係か)序盤はクリアに表情を接することが叶わず、負担はある。しかし、「対話の妙」を構築していき、気が付かないうちにトランス状態にもっていくあたりが秀逸だと思った。

「役に立たない超能力」、拠り所のないイマドキ若者たちの笑って手に汗握る奮闘劇。

Smells Like Milky Skin【5月8日~5月11日公演中止】

Smells Like Milky Skin【5月8日~5月11日公演中止】

MCR

ザ・スズナリ(東京都)

2021/05/08 (土) ~ 2021/05/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2021/05/13 (木) 19:00

100分。休憩なし。

「母 MATKA」【5/17公演中止】

「母 MATKA」【5/17公演中止】

オフィスコットーネ

吉祥寺シアター(東京都)

2021/05/13 (木) ~ 2021/05/20 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

“ロボット”の言葉の産みの親であり、手塚治虫に多大な影響を与えたチェコのSF作家の遺作とされる戯曲。ナチス批判を繰り返し、命を狙われ続けていた。
夫と長男を失うも、女手一つで息子四人を育て上げている母親が主人公。夫が戦死したことから戦争と関わることのないよう息子達を教育した筈が、内戦と他国の侵略の危機の中、子供達は自ら戦場に志願していく。
母役の増子倭文江(ますこしずえ)さん始め役者陣の品の高さとぷんぷんする色気が舞台を充満。亡き夫役の大谷亮介氏が三船敏郎っぽくダンディーで格好良い。キーマンでもある末っ子役の田中亨氏がジャニーズ系の美少年。
シリアスな固い話と身構えさせて、実は良質な喜劇でもある。悲劇と喜劇のギリギリの立ち位置で行われる家族対話が痛快。
クライマックスの母と末っ子の遣り取りは『身毒丸』や『毛皮のマリー』を想起させる寺山修司調に。かなりの作家達に影響を与えたであろう古典だ。
非常に味わい深く面白いのでお勧め。

ネタバレBOX

死者と生者が共存する世界観。母親の下に死んだ夫や長男が普通にやって来る。今しがた死んだばかりの次男も、死の報告に訪れる。最終的に末っ子以外みんな死んでしまうのだが、父親含め六人の死者が末っ子の出征を認めるよう説得しに来る。ブラック・ユーモアたっぷりの死者と生者の討論が秀逸。ただその展開がかなり長過ぎてだれてしまいもするが。

前作の戯曲『白い病』では徹底した戦争反対を訴える主人公が群衆に私刑されて無惨に殺されるラスト。今作では小学校への爆撃で沢山の子供が殺されたニュースがラジオから流れ、それを黙って聴いていた母親が末っ子に銃を渡し戦場へと促すラスト。作家の心境の変化なのか、他に何か秘められた意図があるのか?
楽屋 ~流れ去るものはやがてなつかしき~

楽屋 ~流れ去るものはやがてなつかしき~

しむじゃっく

新中野ワニズホール ( Waniz Hall )(東京都)

2021/05/13 (木) ~ 2021/05/17 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2021/05/13 (木)

価格3,000円

13日19時半開演回(70分)を拝見。

女優A…やまおきあやさん
女優B…米山涼香さん
女優C…片山歩美さん
女優D…白野熊子さん
と、今回は初見の米山さんを除いて、顔と名前が一致する役者さん達の陣容。

さて、過去、何度も観てきた「楽屋…」だが、女優AやBの手の届かなかった大役を、どうして女優Cが掴めたのか、女優C・片山歩美さんの熱演で皮膚感覚で悟ることが出来たのが、今回の収穫か。

ネタバレBOX

それにしても、いろんな団体・ユニットで数多く演じられてきた演目だけあって、演出面で新味を出すのも難しく、役者さん達は過去の上演作の「女優」たちとの比較の目線を免れず…。
演出面では、ナレーションと女優Cのラッシュ&パワーな演技指示がウリなのか。
ナレーションは特段、感想無し。
女優Cへの指示は、女優Cを際立たせることには成功した反面、その後に再登場する女優Dの印象が薄れてしまったようにも感じられた。

【追記】
過去、女優Cの独白中、女優A、Bが舞台上にいるバージョン、いない(あるいは、存在感を消し去った)バージョンをそれぞれ観てきた。
でっ、今回の、”怨念のヒト”女優Cの気迫と、その様子に呆れ・押され気味の”普通のヒト”女優A、Bの表情との対比を拝見する限り、前者のバージョンの方がより効果的かなぁと強く印象付けられた。
勿論、これは女優A・やまおきあやさん、女優B・米山涼香さんの役作りによるアシストあっての効果なのだろうが。
雨が空から降れば

雨が空から降れば

Pカンパニー

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2021/05/12 (水) ~ 2021/05/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2021/05/13 (木) 14:00

座席1階

 昭和を生きた人なら口ずさむことができるだろう小室等さんの歌「雨が空から降れば」は、元々は別役実さんの戯曲の劇中歌だったという。その戯曲とは別に、1997年に別役さんが曲と同名の戯曲を文学座に書き下ろした。Pカンパニー代表の林次樹さんは別役作品に没頭して芝居の道に入ったという(パンフレット)が、この戯曲を2016年に上演している。今回は別役さんの追悼公演としてコロナ禍、緊急事態宣言の中をいつもの池袋の劇場で上演した。
 別役さんの不条理劇の中でも分かりやすい展開だけに、面白さ抜群である。流しの葬儀屋という発想がまず、ものすごい。何といっても最初のシーンがすごい。
 別役作品にはおなじみの笠のついた電球がぶら下がる「電柱」に、首をくくるロープがついている。そこに棺桶など葬儀一式のアイテムをリヤカーに積んだ葬儀屋が通りかかる。葬儀屋は死んだ人を探していて、別の葬儀屋との縄張り争いがあるというのも強烈な発想だ。
 ほかの別役作品がそうであるように、物語は次々と意外な方に転がっていく。生きていても仕方がないから死ぬのか、死んでもどうしようもないから生きるのか。電柱がある街角に続いて舞台は病院に移るが、縄張り争いをしている葬儀屋が院内を徘徊して「お客さん」を奪い合っている。医者は「あんたらは霊安室にいなさい」と命令するところなど、場面ごとにシュール感があふれる。
 「死を笑う」というのは当然、不謹慎ではあるのだが、ここで笑うのは死だけではなくその裏返しである生をも笑う。人間が心の中に隠している、いや、隠しきれない嫌味な部分を容赦なくさらけ出し、舞台は笑いに変えていく。
 別役作品だからか客席は高齢者が多かったが、若者が見ても絶対面白い。別役さんの追悼芝居はほかの劇団も行うであろうが、Pカンパニーのこの舞台はぜひ見ておきたい。一度見たらやめられないような「中毒性」がこの芝居にはある。見ないと損するかも。

夜から夜まで

夜から夜まで

劇団競泳水着

駅前劇場(東京都)

2021/05/12 (水) ~ 2021/05/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

コロナを自然な感じで取り入れてグダグダっとした大人の恋愛群像劇。
このグダグダっとした感じが飾らない普通の人間らしくて好きでした。
私のような恋愛経験値が低い人間でも、楽しむことができました。
魔法の言葉、さびしいを使っていこうかな。

切なくもあり、笑いもあって良かった
5年ぶりの本公演ということで気合が入った作品でした

ネタバレBOX

デリヘルの電話のやり取りがが生々しくて面白かった。


結婚式場でのやり取りで怒鳴るシーンは、
あえてマスクをつけてから大声を出していたけど、
あれは演出なのだろうか?飛沫防止のため?
意外と怒っていても冷静だったのかな?
ライライライ!

ライライライ!

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2021/05/12 (水) ~ 2021/05/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2021/05/12 (水) 14:00

座席D列3番

価格3円

実体験に重なり ウルウル(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)でした
感謝です

ジュニアミュージカル 劇団Little★Star-team Spica-vol.2「銀河鉄道の夜」

ジュニアミュージカル 劇団Little★Star-team Spica-vol.2「銀河鉄道の夜」

劇団Little★Star

堺市立西文化会館・ウェスティホール(大阪府)

2019/03/23 (土) ~ 2019/03/23 (土)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★

前回公演『READY GO!』に感激し、楽しみにしてた『RUKIO』が延期…

で、team Spica前回公演『銀河鉄道の夜』を奥様と2人で配信観劇。

40年前に原作読んだが、丁寧なエピソード表現にほーっ!
子供向け明るめ演出にへーっ!
春休み特別企画1000円は超お得!

谷底ガーデン

谷底ガーデン

劇団ルービック◇キューブ

STAGE+PLUS(大阪府)

2021/04/17 (土) ~ 2021/04/18 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★

配信観劇
山室のおっちゃんの死。生前の約束通り温室を引き継ぐ筈が…
温室は弁当&手芸&スナック兼業、警察に睨まれ、トラブルの嵐!
ハートフルドタバタコメディ+犯人は誰だ?!
登場人物が皆優しく、笑って笑って、心穏やかに!
面白かった。

ライライライ!

ライライライ!

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2021/05/12 (水) ~ 2021/05/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

当日パンフを見ないまま見てしまって、目を通しておいたほうが良かったのかなと終演後に見たのですが、見ても分からなかったですね・・・というお話でしたが、だんだん分かっていくのが面白かったです。

ネタバレBOX

チラシの印象やヤクザが結婚相談所を始めるというオープニングから、もっとドタバタになるのかなと思っていたのですが、認知症になってしまったお父さんを巡るお話で最後は泣いてしまいました。マスクのせいで聞こえにくいセリフもありましたがいいことにします。
ナイト・クラブ

ナイト・クラブ

黄色団

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2021/04/16 (金) ~ 2021/04/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

千秋楽を観劇。
劇団の4つのオムニバス公演?!

■演劇部
高校演劇の大会が…、人は案外良く見てるよね。

■社員の彼女
社員の仕事は大変で、楽なアルバイトは…

■女難と幼馴染み
結婚だけが幸せじゃ…、再開した幼馴染みからの猛烈アプローチは…

■修理工場の男女
楽しさ寂しさは人其々、幸せって何だろう?
での寂しさは辛いよね…

4つのオムニバス、家族や友、様々な感情が!
故郷の友を思いだしつつ、不義理な自分が悲しすぎる。

お後がよろしくありますように

お後がよろしくありますように

大人の麦茶

ザ・スズナリ(東京都)

2021/04/14 (水) ~ 2021/04/25 (日)公演終了

映像鑑賞

医療従事者です。配信を見ました。

ネタバレBOX

ほぼ毎日、陽性患者と接してる人間からすると、あまりに新型コロナウイルスに対しての認識が自分とは違いすぎて正直最後まで見れませんでした。私たちが陽性者や濃厚接触者にどれだけ神経使って接してるのかなど全く分かってないと感じ、フィクションだと思っても楽しめなかったです。
職場と家の往復だけの生活のなかで久しぶりの観劇と楽しみにしていただけに、Twitterなどで他の方のレビュー見て一般の方はこの内容で楽しいと思えることがショックでした。
最後まで見れば感想は変わるかもですが、自分の毎日の仕事を否定された気がして続きを見る気が起きなかったです。
医療従事者や身近に感染で亡くなった方がいるような方には楽しめない作品だと思います。

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