
『つやつやのやつ』と『ファンファンファンファーレ!』
ムシラセ
オメガ東京(東京都)
2021/12/08 (水) ~ 2021/12/12 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
お笑い界を背景とした友情譚2編。前編たる「つやつやのやつ(再演)」は売れない芸人コンビ、後編的な「ファンファンファンファーレ!(新作)」はその1年後のファンを描いて、基本的には笑わせつつ「待て待て待て、ええ話やないかい!」にもってゆくのが絶妙。
また、人物設定/造形と配役、表現も絶妙……どころか完璧か?
冒頭とラストシーンの工夫も好きだなぁ。

Transcendent Express
Cuebicle
上野ストアハウス(東京都)
2021/12/10 (金) ~ 2021/12/19 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
「お見合い列車」な寝台特急の中の出来事ということで暗く閉鎖的、悪夢を思わせる印象の中で進行。主人公が頭痛持ちでクスリを常用していることや後半で明かされるある事から「心象風景的なもの?」と思わせて……な展開が巧み。
また、ファンタジックホラーと紙一重なダークファンタジーのような雰囲気も好み。初演時(2017年)には「昭和の文学のような印象」も持ったが今回はそうでもなかったのは舞台美術によるものが大きいか? そう言えば冒頭(本編前)の全員を照らした明かりが印象的。

意味なしサチコ、三度目の朝
かるがも団地
インディペンデントシアターOji(東京都)
2021/08/05 (木) ~ 2021/08/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
東京で派遣社員をしている幸恵があるきっかけから十代を過ごした(そして今も父が住んでいる)秋田県能代市の団地にしばし戻ったことから始まる彼女とかつての友人たちの過去、現在、そして……な物語。
過去の場面などノスタルジックかつあるある的だし、時制の移動もなめらかかつはっきりワカるし巧み。そしてその時制の行き来の中で少しずつあれこれを明かす語り口たるや。
あと。モブキャラの表現。もう、出てきた時から「あ、あれはモブね」とワカるのもイイ。
さらに「ここで終わりかな?」と思わせた後のアレに映画のエンディングクレジットロールの合間や横で見せるテを連想。

第70回公演「ベンガルの虎」
新宿梁山泊
花園神社(東京都)
2021/06/12 (土) ~ 2021/06/23 (水)公演終了

雨
こまつ座
世田谷パブリックシアター(東京都)
2021/09/18 (土) ~ 2021/09/26 (日)公演終了

みんながらくた
アタリ・パフォーマンス
本多劇場(東京都)
2021/02/26 (金) ~ 2021/03/14 (日)公演終了

舞台「パタリロ!」~霧のロンドンエアポート~
舞台「パタリロ!」製作委員会
天王洲 銀河劇場(東京都)
2021/01/21 (木) ~ 2021/01/31 (日)公演終了

日本人のへそ
こまつ座
横浜関内ホール(神奈川県)
2021/04/06 (火) ~ 2021/04/07 (水)公演終了

サンタクロースが歌ってくれた
演劇集団キャラメルボックス
サンシャイン劇場(東京都)
2021/12/22 (水) ~ 2021/12/26 (日)公演終了

未練の幽霊と怪物
KAAT神奈川芸術劇場
KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)
2021/06/05 (土) ~ 2021/06/26 (土)公演終了

オバケッタ
Co.山田うん
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2021/07/02 (金) ~ 2021/07/04 (日)公演終了

湊横濱荒狗挽歌〜新粧、三人吉三。
KAAT神奈川芸術劇場
KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)
2021/08/27 (金) ~ 2021/09/12 (日)公演終了

TOGEアトリウム(無料パフォーマンス)
カンパニーデラシネラ
KAAT神奈川芸術劇場<アトリウム>(神奈川県)
2021/12/09 (木) ~ 2021/12/11 (土)公演終了

白鳥の湖<新制作>
新国立劇場
新国立劇場 オペラ劇場(東京都)
2021/10/23 (土) ~ 2021/11/03 (水)公演終了

ラヴィアンローズ
しゅうくりー夢
ザ・ポケット(東京都)
2021/03/24 (水) ~ 2021/03/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
いわゆるオレオレ詐欺を追う公安刑事を主人公にした犯罪サスペンスで、過去の事件も絡めた設定や登場人物の造形などよくできており社会問題も絡めて見応えアリ。がしかし基本的には満足したものの、観終わってわだかまり的なものも残った。(以下ネタバレboxへ)

My friend Jekyll(マイ フレンド ジキル)2021【5月22日(土)~23日(日) 公演延期】
アミューズ / S KAKERU
シアタートラム(東京都)
2021/04/21 (水) ~ 2021/04/25 (日)公演終了

四月大歌舞伎【4月25日~28日公演中止】
松竹
歌舞伎座(東京都)
2021/04/03 (土) ~ 2021/04/28 (水)公演終了

VOICARION XIII
東宝
シアタークリエ(東京都)
2021/10/07 (木) ~ 2021/10/14 (木)公演終了

王将【大阪公演中止 動画配信&緊急YouTubeライブ】
新ロイヤル大衆舎
KAAT神奈川芸術劇場 アトリウム特設劇場(神奈川県)
2021/05/15 (土) ~ 2021/06/06 (日)公演終了

『終息点』
しあわせ学級崩壊
吉祥寺シアター(東京都)
2021/07/16 (金) ~ 2021/07/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
前作同様(左手にハンドマイクを握っていること以外は(笑))一般的な会話で始まりつつ次第にリズムが介入してきて得意のスタイル(?)に。
暗転・静寂を挟んで提示される場は単に時系列順ではないだけのものから次第に先のものと矛盾したりさらには人物が入れ替わったりするものとなり、さながら「間違い探し」?(笑)
というか、舞台となる家が「複数の平行世界が交わる特異点的なもの」ではないか?と思ったり。
そんな中、見つけた原稿のタイトルに自分の名前が入っていることに驚く人物に夢野久作の「ドグラ・マグラ」を想起。そして一旦そう思うと「どうどう巡り」な感覚がまさしくドグラ・マグラだな、などと感ずる。
暗転・静寂を挟んで提示される場が先のものと矛盾するようになり、さらに人物が入れ替わったりと次第に変容して行くさまにあの家は「複数の平行世界が交わる特異点」ではないか?などと思った。