実演鑑賞
満足度★★★★
東京で派遣社員をしている幸恵があるきっかけから十代を過ごした(そして今も父が住んでいる)秋田県能代市の団地にしばし戻ったことから始まる彼女とかつての友人たちの過去、現在、そして……な物語。
過去の場面などノスタルジックかつあるある的だし、時制の移動もなめらかかつはっきりワカるし巧み。そしてその時制の行き来の中で少しずつあれこれを明かす語り口たるや。
あと。モブキャラの表現。もう、出てきた時から「あ、あれはモブね」とワカるのもイイ。
さらに「ここで終わりかな?」と思わせた後のアレに映画のエンディングクレジットロールの合間や横で見せるテを連想。