鏡ヶ池操松影―江島屋騒動- 公演情報 遊戯空間「鏡ヶ池操松影―江島屋騒動-」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     今年拝見した舞台の最高峰! 尺は約110分。必見の作品だ。華5つ☆

    ネタバレBOX


     レイアウトが一風変わっている。Subterraneanには既に20回以上は伺っていると思うが今回のような会場の使い方は初めてであった。分かり易く言えば映画館のような趣である。つまり劇場に入って入口正面のスクリーンの位置に語り手たちが椅子に座っており、その上手隅に音響担当者が居る。出演者全員が高く組まれた台座上に居るという構図だ。語りと銘打たれた独自の表現方法にうってつけのレイアウトである。物語の原作は江戸末期から明治にかけてその天才を遺憾なく発揮し近代落語の祖と称される三遊亭圓朝。今回上演されるのは「鏡ヶ池操松影」という長編だが、通常の公演では膨大な登場人物がおり様々なエピソードが錯綜して居る為、余りに長い上演時間となるので「偽物買い」の「江島屋騒動」だけが切り取られて上演されるケースが殆どだという。
     だが、演技空間の上演では、現代を生きる人々の心にキチンとヴィヴィッドに作品の内実が届くよう、長編をコンパクトに纏めると同時に、何処に焦点を当て過去に書かれた作品の本質を現代に蘇らせるかに絞って演出し、結末部分には独自の解釈とアレンジを施して上演している。
     結論から言えば、演出の狙い通り、作品は語り手個々人(中村ひろみさん、加藤翠さん、篠本賢一さん)が独立しつつ他の語り手と交響し、そこに鋭く
    呼応する設楽瞬山さんの音響が冴えわたる。プロの鍛錬の見事な成果を実体験できる稀有の舞台でる。

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    2026/09/20 07:33

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