ストレートコメディ「ラン・フォー・ユア・ワイフ」 公演情報 ことほぎ堂「ストレートコメディ「ラン・フォー・ユア・ワイフ」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

     初日を拝見。華4つ☆ 途中休憩15分を挟み約125分。

    ネタバレBOX

     板上はシンメトリックな創り。下手の部屋壁の色はブルー、上手はイエロー。何れのホリゾントにもカーテンの掛かった窓があるが窓外が異なる。上手の外には樹木が立ち並び、下手の外には他の家々が立ち並ぶ。各々のドアの横には花台が置かれ花が置かれているが色が異なる。板センター辺りにソファ。ソファの両側に電話の受話器と椅子が各1脚。ソファ手前客席側にカーペット。出捌けほぼ対角線の頂点に1カ所ずつ都合4か所。上手の部屋に塵箱1つ。シンプルだが壁色の違いで主人公スミスの重婚相手各々を識別すると同時に妻のキャミソールの色も赤と黒に識別し対比させている。
     ところで、事態がくんずほぐれつトンデモない喜劇になって仕舞ったのには或るきっかけがあった。スミスのファーストネ―ムはジョン。タクシー運転手である。彼は走行中に暴漢に絡まれていた老婆を救っていた。偶々、地元紙の記者がそれをスクープし翌日の新聞トップに掲載した。この事件が綿密に時間調整をし2人の妻との重婚を問題無く送っていたジョンの生活サイクルを狂わせたのである。何となれば事件の際パニ食った老婆は手持ちのバッグでジョンの側頭部を強打しジョンは病院へ運ばれた為、綿密なスケジュールに狂いが生じたのだ。帰宅しない夫の安否を確認する為、2人の妻は所轄の警察へ連絡を取った。結果管轄の異なる警察署の警部が各々捜査を開始した。苦し紛れにジョンが各々に吐いた嘘がきっかけで一軒の家
    の2階住人、スタンリーを巻き込みてんやわんやの大騒動に発展してしまった訳だ。
     翻訳が単に日英の語学上の換骨奪胎の上手さに留まらぬ優れたものだと感じたのは無論、その自由闊達な訳文に単に2つの言語に関する深い理解と知恵を感じたからばかりではない。文化の位相にもキチンと棹さしているのを感じたからである。そこで訳者名を確認してみると小田島雄志、小田島 恒志さんではないか。上手いハズである。
     ことほぎ堂は初めて拝見したが、体調の関係で痛恨の遅刻をし、序盤を拝見できなかった。終演後座長さんと思しき方や役者さんらと話をさせて頂いた際、不明部分を伺ってこのレビュを仕上げることができた。お礼申し上げる。中々の実力劇団と観た、今後も注目してゆきたい。



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    2026/09/19 10:33

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