オペレッタ 黄金の雨 公演情報 ピーチャム・カンパニー「オペレッタ 黄金の雨」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    オペレッタの魅力満載でした。
    新宿にまつわる『中野長者伝説』の、<池>が劇場内にあり、生演奏で歌ありダンスあり、美術、衣装や小道具もこだわりのある、見応えある作品でした。生きていく現実の中で、お金や愛など大切なものでありながら、怖さも秘めているからの魅力も感じた作品でした。

    万が一に備え、避難経路から外に出てから避難場所(御苑)迄の地図も、当パンと一緒に、用意も有り。スタッフの方からの、丁寧な説明に、代表の川口さんからの説明と挨拶も、きちんとあった。≪こんな時だから、日常の有り難さや大切さを痛感した。公演にあたり、いろんな考え方があり、どれも正しい中、今自分達ができる事を、精一杯やる。≫と、おっしゃったと私は、解釈したのですが、(足りない言葉は、スタッフの方、フォローお願い致します。)
    公演と言う名の経済活動、お疲れ様です。そして、素敵な作品、ありがとうございました。

    で、開演前に、ユレたのですが、スタッフ方の落ち着いた説明も有り、又、力量のある役者さんばかりなので、引き込まれました。

    ネタバレBOX

    1697年新しい宿場町の建設を目論む浅草の商人が、旅の歌舞伎一座を雇い、。「中野長者伝説」にもとづく芝居を作らせる劇中劇として、物語はすすみます。
    劇場内、水のはった池も在り贅沢な舞台空間なので、役者さんの足場は狭く、歩きずらそうなのに、そんな事は、おくびにも出さない。草履、草鞋、高下駄、足袋で、駆け抜けたり、とび蹴りと、空間距離は、全てインプットされているようで、目をつぶっていても大丈夫なくらいの安定感。プロの技は、さすが!と思いました。
    紗幕(ライトの加減で、裏側が透けて見える幕の名前を、<シャマク>とスタッフの方に教えて頂いたのだが、漢字まで、お聞きしなかった・・・。)に描かれた絵も、雰囲気満点でした。
    ロック調だったり、一緒に歌いたくなるような、明るく楽しい曲に、歌はコミカルだったり、物語だったり、と楽しめます。なんてったって、生演奏の贅沢さであり、作品や役者さんの魅力を活かしています。役者さんのノリや勢いに、かなり上手い方もいるので、物語性が強く出ていて、良かったです。
    役者さんも達者な方ばかりで、蟻之助(堂下勝気さん)の座長らしさ、商売人らしさも、味があり、とても、良かったです。
    虹の之丞(日ヶ久保香さん)の女の情念や切なさも、良かったです。おシゲ(miel・金崎敬江さん)、蟹三郎(八重柏泰士さん)、東西(浅朝倉洋介さん)、九郎(クロカミショウネン18・ワダタワーさん)も、印象的でした。

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    2011/03/20 02:58

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