公演情報
劇団青年座「ハード・プロブレム」の観てきた!クチコミとコメント
実演鑑賞
満足度★★★★
脳科学や進化生物学の用語や理論がふんだんに出てくるが、それがストーリー展開にどう絡むのかが今ひとつわからないまま唐突にデータ操作と養子の素性のエピソードが現れ、話に一区切りついて終わってしまった印象。劇中で繰り広げられるハード・プロブレムに関する議論のセリフの応酬はまあまあ面白かったが。話の展開の上で役割のよくわからない登場人物もいる(作者はどういう意図でこの人物を出したのだろう)。結局、ハード・プロブレムについて主人公はどんな考えを持つに至ったのか。データ操作や養子のことがハード・プロブレムに関わる問いの答えの一つなのか、とも思えたが、よくわからない。AIの時代になり、AIが主観を持ち得るのか、といった問題にも関連しそうな、時流にのる興味深いテーマであり、それもあって青年座はこの台本を取り上げたのだろうと思う。