満足度★★★★★
じっくりと「芝居」を堪能。
30数年ぶりに奉公先だった旅籠『汐見屋』を訪れた「ろく」が奉公時代を追想する芝居。
今の「ろく」が、かつての「ろく」を観客の立場でみるカタチをとっている。
人物描写、舞台装置、演出・・・どれもこれもすばらしい!
いわゆる「斬新な芝居」ではない。
でも、テレビの時代劇では味わいきれない「しっとりとした雰囲気」「華やかで艶っぽくて、人情味あふれる江戸情緒」をしっかりと身に染みるまでに味わうことができます!
その雰囲気に身をまかせる心地よさと言ったら・・・終演後に思わず、隣に座った見知らぬ方と「よかったですねぇ・・・」とつぶやきあってしまった。。。
一所懸命に生きる人間の哀しいことよ。。。美しいことよ。。。
「あぁ、人間っていいなあ。。。生きるっていいなあ。。。」
追記。
ぜひとも一人でも多くの方にご覧いただきたいので・・・ちょっとばかり「情報」を。
座席は全席自由ですが・・・抜群の特等席があるのです!
それは舞台を見て左側ブロック3列目の左から3・4・5番目の座席。
劇場内には入ればわかるのですが、そこは3列目なんですが、サブ舞台の最前列でもあるのです。。。
メイン舞台で繰り広げられる秀逸な芝居に酔いながらも、サブ舞台で佇む役者さんの細かな芝居が楽しめます(メインの芝居の邪魔になるものではないので、ご安心を!)。
また、サブ舞台でも芝居が繰り広げられる場面があるので・・・この座席は最高!
開場は30分前・・・座席によって感じ方が変わってくると思いますので、観劇される方はぜひ!(座席の構成は、14日現在のものです)