品潮記(ほんちょうき) 公演情報 BOTTOM-9「品潮記(ほんちょうき)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    当時が生き生きと感じられ素晴らしい!
    旅籠の人々や近所の人々、客との交流の様子を、部屋の障子を開け閉めすることで次の場面、エピソードへと淡々と展開させながら描いていました。

    休憩を含めた2時間40分は全く長くは感じませんでした。

    ネタバレBOX

    二十数年振りに汐見屋を訪れた元奉公人ろくが、当時の営業日誌を読み返しながら黒船が来航した頃の様子を生き生きと鮮やかに思い描く話。

    品川宿の旅籠の二階からはすぐそこに遠浅の海が見え、遥か向こうには房総半島が望めたようです。私にもそんな風景が見えてきました。しかし、黒船が来るとすぐに防衛のために御殿山を取り崩して埋め立て始めたそうです。

    ろくがなぜ汐見屋を出たのか?説明が無かったようですが、明治になってから汀という苗字を名乗ったことからすると、廃業した渚屋の芸者さんと一緒になったのでしょうか。

    刀による切り合いで障子が破れたのは予定通りだったのでしょうか。もし予定通りなら、次の場面では障子を入れ替えるくらいの配慮が必要だったように思います。

    明治のシーンで、仁平が女将になった娘きよのことをみちと呼んでいたのは不思議でした。仁平がボケ始めたのか、単なる間違いだったのか、??でした。

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    2011/02/10 21:39

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