満足度★★★★★
命の重み
劇団生命座の公演を観はじめてからもう6年になります。その名の通り、「生命」をテーマにした作品の数々。毎回 ハンカチを手にしている私ですが、今回の作品は、まさに命の重みを痛感しました。自分ではない他者の命を感じるとは、どういうことなのか、その痛みや重みを体感できれば、それは、他人ごとではなく、自分自身のことになる・・・。特攻隊の青年のブレない気持ちはどこにあったのか、そんなことも感じられる演出でした。
とにかく泣きました。テレビや映画をみて 涙することもあります。しかし劇場という目の前で演じられる光景は、まさに体感するに等しく、これぞ演劇の醍醐味で、心を揺さぶるもの。まだ思い出すとその余韻に浸ってしまいます。