Days Of Grey Sunlight 公演情報 空想実現集団TOY'sBOX「Days Of Grey Sunlight」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

     人間は自分達の言葉を動物達が理解できないと思っているようだが、そんなことは無い。そう動物たちは考えていることが前提の物語。

    ネタバレBOX

     ダンスを多用し、視覚的な華やかさと余り深みに陥らないように構成された内容で作品化している点が上手いが、現実の鏡としては余りにも浅く感じる。
     主人公レトは、おっちょこちょいで寝坊な主人の飼い犬、遅刻の言い訳に上司に電話連絡をする際に「産気づいたお婆さんを助けた」などと宣うトンデモ女子だが極めて優しい主人では在る。その女主人は慌てて仕事先に出掛けた。  
     一方差し迫った引っ越しの為レトは荷物を纏めなければならないが、隣家の猫サリーがやって来た。彼女は折角レトが纏めた荷物をひっくり返して滅茶滅茶にしては別れの寂しさを紛らわす。そしてひっくり返った荷物の中にあった赤いネッカチーフの由来を尋ねることとなった。物語は、このネッカチーフの由来を説明する形で進められて行く。それは以下のような話であった。
     ある日、レトの棲む部屋に旅する猫、シッシが現れた。彼は3日間何も食っておらず、空腹に苛まれていてレトのドッグフードをせがんだ。レトは分けてやろうとしたが、シッシは全部食べてしまった。そしてその恩を返す為に飼われているレトには思いもつかなかった見知らぬ場所を案内すると言い出した。“旅する猫”のシッシは生まれてから暫くは飼い猫であった。そして捨てられた。それ以降彷徨の身である。そして彷徨とは生き乍らの死だ。当然深刻なトラウマを抱えている。そんな彼だから、レトには思いもつかなかった隠れた世界を知っていて、その拠点となっている廃劇場に案内した。この隠れ家には鼠、雀、白鳥、狸、アライグマ、亀、犬等様々な生き物が身を寄せ合い、人目に付かないように暮らしていた。何故、人目に付かないように暮らしているのか? は明らかである。人間は不潔だとか塵を撒き散らすだとか、繁殖して迷惑を掛けるとか様々な理由を付けて人の暮らす地域に居る生き物を掴まえて排除する。偶々拾った新聞にも“野良猫零作戦”なる記事が載っており、捕獲された後、最終的に処分されるとあって、唯でさえ警戒を怠ることのできない動物たちはこの棲み処を捨て何処か新たな隠れ場所を探さねばならぬと戦々恐々の有様。そんな折、この廃劇場を見つけた人間が入って来た。

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    2026/06/28 08:56

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