満足度★★
嫌な予感が、見事的中
歌のうまい安蘭さんのピアフと、浦井さんを観たくて券を買ったものの、実は、この劇の作者と演出家名を見た時、嫌な予感があったのです。
案の定、幾らキャストを、集めたところで、それだけでは、いい舞台にはならないという、良い事例公演でした。
とにかく、場転が多く、暗転も多く、ピアフの人生のどこに焦点を絞るかという工夫もなく、本と、演出が、とても、プロのお仕事には感じられませんでした。
場転も、もっと気の効いた演出なら、多くても苦にはなりませんが、まあ、高校演劇の演出だって、もっとましなのではと思うようなド素人ぶりの転換で、これでは、☆は一つかしらなどと、もうこうなったら、安蘭さんの歌を聴きに来たのだと、自分に思い込ませようとしていたのですが、ようやく後半になって、ちょっと見所があり、救われた気がしました。
よって、星は二つに。これ、全て、キャストの皆様への☆のみです。
2011/01/27 20:56
この作品、スポーツ紙の演劇欄で絶賛されてたので、とうこさんは歌はうまいし、興味はあったのですが、近年観たピアフを描いた映画が非常に感動作だったので躊躇しました。安蘭さんや花総さんらの同期の生徒さんが知人で、初舞台、雪組の下級生時代とよく観てたのですが、その学年も卒業して久しく、光陰矢の如しです。
KAEさんのレビュー、大変参考になりました。ありがとうございました。