空(くう) 公演情報 空(くう)公演「空(くう)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

     少し変わったレイアウトである。客席が演劇空間をL字型に挟み役者陣はこのLと壁に挟まれた空間で朗読するのである。出捌けは演劇空間入口。その外側が袖の役割を果たしている、尺は78分。
    (追記後送)

    ネタバレBOX

    物語は地勢学的には隣に大国がある小国の、内戦下の庶民を描いた作品だ。一方は現体制政府軍、敵は反政府軍である。一進一退の攻防は何時果てるとも知れない。情報は途絶え、インターネットは使えず、モバイルも使えない。ラジオですら幸い受信できる場合ですら雑音混じりの音が聞こえる程度だし、その内容もどちらかのプロパガンダでしかない。砲撃や空爆で建物の殆どが既に瓦礫と化し食料、水も不足している。そんな中、物語が進行するショッピングモールの一角に在るこの場所だけが辛うじて未だ屋根や壁が残存し内鍵が掛かり電気も通じてはいるが天井の一角を除き採光箇所は無い。
     オープニングでこの場所に居るのは兄(元警察官)と弟(元洗車で生計を立てていた若者)2人。商業エリアであったことから内戦状態で多くの建造物が瓦礫と化した現在も何とか保存食である缶詰が在るから生きていられるものの外へ出れば何時命を落とすことになっても不思議ではない状況であることが台詞の端々から判る。当然の事ながら拳銃を所持している兄が外出するが施錠してある鍵を開けるには暗号化したノックを用いている。

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    2026/05/16 03:13

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