冬に舞う蚊 公演情報 JACROW「冬に舞う蚊」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    濃密な舞台ではありましたが…
    もう一声、この作品ならではの独自性がほしかったように思います。
    冒頭すぐに結末がわかっているのに、最後まで観て、観客の立場としての意外性に欠けていました。

    役者さんは、皆さん、達者で、大熱演!!
    良いお仕事をされているばかりで、観ていて不快に思うような部分はないのですが、少し、細部に拘りがもう少しあってほしい気がしました。

    ネタバレBOX

    建築会社の不正と、そこに働く社員の悲哀を描いた作品ですが、全て、どこかで聞いたような内容で、この芝居ならではの、独自性がなかったのが、とても残念でした。

    観客として、芝居の進行に連れて、新たに判明する事実がないのが、もうひとつ舞台にのめり込めない原因だったように思います。

    脚本構成はなかなかお上手なので、もう一声、この作者ならではの工夫が観たかったと思います。

    女子社員の服装が毎度同じなのも気になりました。三橋さんは、日が替わっても、着たきりすずめ。野村さんは、最後だけ上着を着ていましたが、これは、セクハラよけの対策とも取れますし…。

    また、主人公の富島が、不正に加担しないと決めて、退社する時に、ホワイトボードに書いた文字が、私の席からは読めず、後で、その文字を見た登場人物が動揺したり、憤慨したりする度、何て書いてあるの??と気になりました。ひとりぐらい、悔しがるついでに、暗誦してほしかったと思います。

    最後の場面、妻が夫の苦悩を知らずにいたことを後悔し、「ごめんね」と言うところで、終幕となるのも、予想がつき、やや肩透かしを食いました。

    志賀が、事実の告白をして、それを裁判でも述べると約束するのも、やや安易な展開に思います。
    告白すると約束しても、そうはしないのではと、観客に感じさせるラストの方が、真実味がありそうに思ってしまいました。
    現実社会って、そんなに甘くありませんから…。

    5

    2011/01/05 23:39

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  • JACROW制作部様

    再び、ご丁重なコメント、恐縮です。
    全面賛辞でない、私のコメントの真意をお汲み取り頂けて、大変嬉しく存じます。

    心から、次回公演も楽しみにさせて頂きます。

    2011/01/17 23:11

    コメントどうもありがとうございました。
    「なるほど」と思えるご指摘に深く感謝します。
    意図していたことが伝わらなかったのはまだまだ表現が拙いせい。
    今後も精進して「ガツン」と伝える舞台をお届けしますので、
    今後ともJACROWをよろしくお願いいたします。

    2011/01/17 14:36

    KAE様

    私のほうへもコメントいただき、ありがとうございました。そちらでもお返事書きましたが、tetoraさんのところでコメントされたように、西田の不審点など、さすがにKAEさんはよく観ていらっしゃるし、脚本にも精通されてるかたなので、大変勉強になりました。
    私も、この作品は、結果への誘導が少々強引で、描き方が類型的なのが気になりました。演技力のある俳優さんをそろえているだけに、もう少しきめ細かに描いてほしいという欲求が募りました。
    弁護士自身、勝訴が難しいと言っているわりに、詰めが甘かったり、カギを握る人物の心理のヒダがあまり描かれていないというか。
    夫婦の心の結びつきが、「仲がいい」が「夫の異変に気づかなかった」ということ以外描かれないので、私の場合、最後にグッとくるものが足りなかったのです。
    ほかのかたも書かれていましたが、主人公が狭い職場で「談合反対」と書いて意思表示するほど不正に屈しない割に、卑屈に追い詰められるままになっているというのも納得できず、腹をくくるなら労政事務所や弁護士に相談するなり、死ぬほど思いつめるなら転職もできるわけですから。
    この業界をかつて専門に取材してた経験から、確かに入社以来設計畑の人はつぶしがきかず、転職したがりませんし、建設不況で転職も難しく、この主人公の家庭のように経済的に事情があれば躊躇することは理解できますが。
    でも、こういう硬派の題材は好きだし、今後も観たい劇団だと思いました。

    2011/01/10 02:15

    かものはし様

    私のような者にまで、御丁寧なコメントを頂き、恐縮です。

    ホワイトボードの文字は、後で、御親切に教えて下さった方がいて、スッキリしました。
    でも、一人ぐらい、つぶやきでいいから、反芻してほしかったなとは今でも思います。

    変わらない服装に関しては、もっと裸舞台で、抽象的な感じだったら、違和感を感じなかったと思いますが、事務机や椅子、ホワイトボード等、結構リアルなセットだったので、どうしても、違和感を感じてしまった次第です。
    事務員は、過去や現在を交錯しないので、服装の変化があった方が、現実感が増したのではと思うのです。
    ストーリーがリアルな分、若干のズレを感じたのかもしれません。
    もっと、シュールなストーリーなら、そんなことはないと思うのですが…。

    2011/01/08 20:45

    ご来場ありがとうございました!
    感想も、ありがとうございます。

    ホワイトボード、気になりますよね!
    ごめんなさい・・・なんとかしたいんですが・・・ううっ

    服装に関しては、私、美幸も同じ服装ばかりなのですが、
    それは意図的に舞台が少し抽象的なのでそれに合わせた・・・みたいです。

    2011/01/08 11:00

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