捨てちまえ 公演情報 中央大学第二演劇研究会「捨てちまえ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     初日を拝見。追記後送。お勧め!

    ネタバレBOX

     板上、ホリゾント手前に衝立を設け隠れた部分を袖として用い、袖の両側を挟む形でやや斜めに置かれたパネル。各々のパネル表面はそれぞれ白い布やシャツ等の衣類、クロス等が貼られている。センターの衝立にもデコレーション。ちょっと変わっているのが板手前の客席側床に幅30㎝程でグレーのカーペットが敷かれ板上同様数センチサイズの人形が恰も捨てられでもしたかのように散らばっていること。板上下手の一角に鉢植えの花が置かれていること。オープン時、下手の花の奥には、背凭れの無いベンチ、ベンチ下手に箱馬を寝かせて座れるように工夫した椅子がある他、上手側壁前にも箱馬が邪魔にならぬよう置かれている。
     開幕時、極めて詩的で当に現代日本の切ない精神状況を謳ったような曲が流れる中、主人公のサンチと友人の神山が話をしている。サンチは漫画家を目指しており、神山は彼の描く漫画のファン、神山の家が母子家庭であることをサンチの母は余り良く思っていない。母に対するサンチの態度も一風変わっている。その訳はおいおい分かる仕掛けだ。
     さて、サンチは将来プロの漫画家になりたいと思っているが、それで食っていけるのはほんの僅かの者だけであるというデータと日々格闘している。
    一方、思春期のサンチや神山にとって彼女がいるいないは喫緊の大問題である。サンチには、彼を思ってくれる少女、愛子がおり、神山は推しの女子がいるが・・・。愛子も神山推しの子も都市伝説研究会に属しており、この都市伝説研究会は新歓で入部する者が無ければ廃部となる処だった部で愛子ら新入生たちの入部で漸く存続しているクラブなのだが、唯一人であった部員が一挙に数倍の規模に膨れ上がった。先輩の言によれば「町には天狗がいるらしい」との伝説がある。
    今作のメインストリームは無論、サンチの夢・プロ漫画家になること実現とサンチ、神山らの恋の行方等々だが、更に天狗に纏わる都市伝説、地域の公園に屯するペレと呼ばれるホームレスの発するぶっ飛んだディスクールの意味する処等が、最終的に何をどう明らかにしてゆくのか? タイトルに籠められた意味については後送。

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    2026/01/10 16:36

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