公演情報
劇団Lacrimosa「解体さる、テヲQ2165はかく語りき」の観てきた!クチコミとコメント
実演鑑賞
満足度★★★
座ってのリーディングとは違う、ある程度脚本が頭に入った感じかな
だからこそ立ち振る舞いや表情が臨場感を盛り上げるそんな世界
解体されるアンドロイドとそれを解体する作業者との、解体するまでのアンドロイドの人生を振り返る物語
機械の記憶なんですが、そこにはただ単にそのままを記憶するのでは無く進化したAIだからこその感情?が混じる
それを感情と呼ぶのかはなかなかに微妙なところはあるかもしれない
しかしこの世界的にはそれは感情と呼んで間違い無いんでは無いかな
そしてそれは愛の感情であり、どこか狂気でもあったりする
このあたりがたぶん今回のキャストによって違うように見える部分の大きな分岐点なのかも
見たふたりの世界はかなりピュアな愛情も感じながらも、その起点になった血からの深い愛情からの歪んだドス黒い狂気を強く感じたかもしれない
このあたりのキャラの作り込みはそれぞれの役者の本を読んでの感覚が大きいんだと思う
そう思うとかなりいい回を見たのではないだろうか?
ある意味 #紡あみ さんの解体作業者は優しさしか無いような感覚
そしてこの2面性がやばいほど見事やったのが #野口萌花 さんなんですよ
かなり優しさ、ピュアな感じの微笑みかと思ったら、びっくりするほどの狂気の表情が
やはりこの人が作り出す存在はほんと見事
本気で見入って見てた