『狼少年 ニ 星屑 ヲ』 公演情報 おぼんろ「『狼少年 ニ 星屑 ヲ』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    ふぅ・・・
    なんだかドッと疲れた。

    いや別に客席が狭かったからとかそういう話じゃなく、なんだか色んな意味でドッと疲れた。たぶんそれって、演じる側からストレートなパワーをガンガン投げつけられたせいだと思う。そりゃベテランのキャッチャーだって160km/hの剛速球を休むこと無く受け続ければ手だって腫れるってもんだ。

    なにしろそんな舞台だった。

    この劇団・・・熱すぎにつき要注意だ。

    ネタバレBOX

    物語は少々想像力を要する、というのは主催の末原拓馬氏が冒頭に述べた通り。けれど、それを聞く前にビールを飲んでた自分には少々想像力が欠けていた。難解な謎解きにつまづくかのように何回も迷宮に迷った。挽回は観劇後、連れに話を聞くことで段階を踏んで理解していった。難解な謎達は飲み会の後、散会する人々のように徐々にその姿を消していった。

    そうして僕は『ああ、なるほど』と何回か頭の中で手を叩いた。
    それは顔に描かれた涙の理由であったり、洞窟の中の赤いマントの理由であったり・・・。

    けれど、僕にも大筋はわかっていた。
    だから最後の場面、拓馬が老婆を訪ねた時、僕の目にも涙が跡を残していた・・・と、まぁそういうことだ。つまりはとてもいいお話だったということだ。

    ひとつ気になったのは、セリフの中にちょくちょく文語体の難解なセリフを入れていたこと。解説に難解な言葉を使うのはいい、けれどセリフまで難解にするのはどうかと、なんだかそう思った。

    それにしても末原拓馬氏、イケメン過ぎでしょ。
    観劇後の感想はその辺りの話題でもちきりだった。
    『歯並びいいよねぇ』であったり『目がデカイよねぇ』だとか『子供時代を演じたかわいらしさは女子陣みんなキュン死でしょ?』だとか・・・。

    まぁ、それはいい。
    なにしろこのまま駆け上って行ってほしい。
    そう応援させる何かを持っていることは確かだと思った。

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    2010/11/02 00:03

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  • ご来場、そして嬉しいコメント、ありがとうございます!!

    客席、ずいぶんと狭かったのでお体など痛くなってしまわれなかったでしょうか。
    狭い空間での、あの濃密なコミュニケーションにやみつきになりそうな自分がいますが、やはりお客様の身体的苦痛は、どうにも難点ですよね(><)
    申し訳ございませんでした。。。

    お連れ様といらっしゃていただいて、よかったです!笑
    想像の委ね方というものの難しさについてはよく考えます。
    稽古場でも、説明を足したり引いたり、話し合います。
    次回、もっとうまくできるようにします!

    あはは、歯並びのことを言われて思い出しました、歯医者にいかないと!
    と、そんな感じで、
    一ヶ月かかりっきりだった公演は気付けばサラッと終わっていて、
    はやくも日常が再スタートしています。
    日常といっても、台本書いて公演の企画をして、次の客演の稽古場に赴く、
    またもや演劇づくしの日々なのですが。

    路上も再開しようと思って準備をしております。
    冬場につき、またいろいろな課題が出て来ると思いますが、奮闘して、
    次回公演にはもう一回り、成長して帰って来たいと思っています。

    どうか、これからもよろしくお願いします。
    目撃を続けていただけると、幸いです。

    追伸:
    えりおさんの文章、なんだかとてもライトでおもしろいですね。
    劇場でお会いしたご本人のイメージとすごく合っていて、笑ってしまいます。

    なんて、
    「どういう意味だ!」的な言葉を残しつつ、
    とびっきりの感謝の内に。


    拓馬

    2010/11/04 01:06

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