公演情報
タカハ劇団「帰還の虹」の観てきた!クチコミとコメント
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/08/12 (火) 19:00
戦争画を扱った秀作。重い題材で迫力ある舞台になっていた。(2分押し)113分。
2014年に下北沢駅前劇場で初演された作品の再演で、初演も観てるがよく覚えていなかった。1944年を舞台に藤田嗣治(劇中では藤澤元善・古河耕史)を取り巻く、戦争画に関わる人々のあれこれ。笑いを誘う熊本(津村知与支)という存在はあるものの、題材は重く特に終盤はシリアス。絵画(さらに芸術)と戦争の関わりについては、登場人物それぞれの正しさがあり、どれも頷けるものだし、どれが正しいと言えない面がある。役者陣も素晴らしかったという前提で、高羽の脚本がいい。