始まりの終わり 公演情報 ムニ「始まりの終わり」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2025/07/21 (月) 14:00

    ムニ『始まりの終わり』作/演出 宮崎玲奈
    このチームが良い
    南風盛もえ/藤家矢麻刀/渡邊まな実/伊藤拓/黒澤多生
    舞台監督 黒澤多生
    空間設計 渡辺瑞帆
    音響デザイン SKANK
    照明デザイン 中村仁
    衣装 横田僚平
    宣伝美術 渡邊まな実
    制作 上薗誠/河﨑正太郎
    どこからが宮崎さんの実体験と重なるのか、あるいは重なってないのか。
    ムニの常連の皆さんが出演、皆さん若いので(当事者との対比にて)、この作品の設定が使える。
    これもムニの常連の渡辺瑞帆さんの無機質な正に空間設計が良い。7本?のフレキシブル パイプと T、I、Nの3個の存在。2個からの灯、あれの床/壁への固定、天井からのあれの強度凄い。
    横田僚平さんの衣装が良くて、服の意匠と 5人のバランスと、伊藤拓さんにサムライ ブルーを着せていて。
    その場に現れるのが、俳優同士の会話のやりとりがほぼない、5人の俳優のモノローグの連打の 2時間20分。新しい演劇の形なのかも知れないと思った。不思議な感覚を持ちながら、宮崎さん自身もこのパターンでの展開は初めてではないかと思いながら、ずっと舞台に目線を送り、耳をそばだてていた。
    6人で出掛けたニセ修学旅行を過去として振返る 5人の同級生、同年代の 5人の俳優達が演じる前提としてちょうど良い設定。
    70歳になって高校の頃の記憶は朧気になってしまった今、それを追体験させて貰う感覚があった。半世紀以上前の高校の修学旅行、いや中学の時の修学旅行も微かに記憶しているけど。作中、彼女達や彼等が仲間と訪ねるトウキョウの喧騒を思い出す姿が良い。自分自身のかつての記憶と重ねられる様に思える 5人の在り姿が良い、かなり良い。
    原宿に居酒屋はないのか。
    子供が二人居るけど、子供に骨を拾ってもらうと言う意識はまったくなかったけどなあ。
    枕投げ ”したいん” かい。
    ジャンスポがどのブランドか判らん世代(調べた)。
    銃、子供の頃、今はBB弾っていう様だけど、銀玉鉄砲で撃ち合うのが流行って、回転式銃のおもちゃを買ってもらって嬉しくてと言う世代で、最近、YouTubeでなぜかエアガンのが流れて来て、60年振りぐらいに、東京マルイの シグ ザウエル P226 E2 ステンレスモデルを買おうと、数週間前に思っていたのが、話と重なって。で、その銃の意外性が効いていて。あっ、銃って漢字を思い出せなかった。ミリタリー志向とかではなくて、それは子供の頃の月光仮面や七色仮面、まぼろし探偵、もう少し後の忍者部隊月光などの我々のヒーローが銃を持っていたから銃への憧れが持ったからだけで。
    成人女性の検査ってああなのか。
    こう言うストーリーがニセ修学旅行と重なって描かれ、自分と繋がり合ったり、離れたりで、それも良かった。

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    2025/07/24 10:02

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