実演鑑賞
満足度★★★★
一人芝居は、誰かに何かを“伝える”という演劇の最も純粋なかたち。だからこそ、演じ手も観る側も、その作品と、そして“自分自身”と向き合う時間になる。今年のINDEPENDENT:Fukは、6つの異なる人生を通して、「一人で立つとはどういうことか」「言葉を発するとは何か」「誰かに届く声とはどんなものか」を、じっくりと、鋭く、そして優しく問いかけてきた。演劇という形式の中で、社会と個人、過去と未来、自分と他者が交差する。その交差点に立っていたのは、俳優たちだけではなく、観ていた私たち自身だったのだと思う。
ネタバレBOX
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2025/06/02 16:45
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