満足度★★★★
長いけれど長くは感じない舞台
上演時間:10分の休憩込みで2時間45分と聞いて、長いと思ったが、体感時間としてはちっとも長いと感じない舞台だった。幼馴染のカラムとセフィー。子供のころは人種の違いなど簡単に乗り越えられると信じていたのに、学校に通うことになって「社会ではそうでない」ことを思い知らされる。カラムとセフィーを演じる亀田さん・渋谷さん以外の15人のキャストは、早変りでそれぞれ何役もこなしながら、物語を進行させます。生演奏や机や床の使い方など、演劇ならではの空間ができていて、「この先どうなってしまうんだろう」という気持ちとともに、観客をあきさせない舞台に仕上がっていたと感じました。