満足度★★★★
静謐に生き抜く力の美しさを味わう新劇の名女優が集結した舞台。大変期待して行きましたが、客席に空席が目立ったのはとても残念でした。長崎で被爆した姉妹の戦時中から、老齢までの人生が、静謐なタッチで語られ、井上ひさしんさんの「父と暮らせば」にも通じる世界感でした。姉妹の長女役の大塚道子さんは、中でも、群を抜いた名女優振り健在で、本当に、その舞台上のお姿を拝見するだけで、後光が射して見えました。あの年齢で、あんなに矍鑠として、台詞の覚えも口跡も良く、その凛としたお姿を拝見できただけでも、行った甲斐があったと心底感嘆しました。
ネタバレBOX
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2010/09/25 22:21
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