満足度★★★
昭和は遠くなりにけり
最後のタネ明かし的なシーンは蛇足だと思いましたが、芝居としては面白かった。
他の方が気にしている衣装その他の点、台詞で、すべてを表現するシェイクスピアの時代のことを思えば、役者が「今は、正月」と言えば、役者がどんな格好をしていても、舞台は「正月」となるのが芝居だと思っているので、さして気にならない。
それよりも、時代考証が杜撰な点と、個々の台詞の辻褄が合わない点が気になった。
余談ながら、グアムのジャングルに、マラリアはいない。
また、「龍彦」が告白どおり、現地人の村を襲って、無抵抗の女子どもを殺して、家々に火を付けたのであれば、戦犯として、処刑されても仕方がない。
2010/08/19 09:21
龍彦の告白は実際の事件から取り上げました。
戦地の極限状態では恐らく私たちの善悪の判断など届かない様々なことがあって、きっとその十字架をみなさんずっと背負っていらっしゃるのだろうと思います。
告白の男性は裁かれることも無くただ以降の人生を家族のもとに消息も知らせず、償いだけに生きたようです。
貴重なご意見本当にありがとうございました。
また次回作に生かせるよう精進して行きたいと思います。