墨を塗りつつ 公演情報 風雷紡「墨を塗りつつ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    重苦しくていい雰囲気の中、
    絹代役の子役の吉水雪乃さんが萌えで、重要な役回りで、演技も上手で、完全に周りを食っていました。

    ネタバレBOX

    上手側にも2列の補助席が設けられていて、能楽堂や小劇場楽園のようでした。そして、奥の部屋が見通せるという意味では、補助席側の方が良席という感じでした。

    全体を包む重苦しい雰囲気は良かったのですが、台詞のトーンが今一つしっくりきませんでした。

    障子を閉めての場面転換は興味がそそられましたが、意外とビックリするような展開にはなっていなかったように思えます。

    二つの殺人が行われた割には単調でした。補助席側からは泰彦老の布団の動きは見えましたが、実際に喉をかきむしって苦しむという場面が無かったからでしょうか。

    話としては、絹代が犯人だと雅彦たちが勘違いしたことがもう一つの悲劇でしたね。

    家を守るために、泰彦を殺した繭美に復讐した形で龍彦が殺人犯として逮捕されましたが、真犯人奈津の動機は何だったのでしょうか?!最初の殺人のときはどんな毒を使ったのでしょうか?!

    きっと、口が利けなくなった理由と関係していますね。

    重苦しい雰囲気の中、絹代に続いて女中さんもギブミーチョコレットを言ったところは面白かったです!

    ラスト近くに、犬神家の一族の曲が流れたときは苦笑してしまいました。なぜ流したのか不思議です。

    ところで、蒻崎さんの着物丈が少し短かったような気がします。

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    2010/08/12 04:06

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