満足度★★★★★
不意打ちの連続。劇的な展開になりそうになると振り出しに戻り『こういうことは普通にありそう』な話を1からはじめることがミッションであるかように、素朴な場面描写がちまちまと繰り返される。ストーリーの面白さで舞台を牽引していくというよりも、どちらかといえば役者の所作や何気ないひとことにスポットライトがあたっている感じ。派手さはないけれど、地に足のついた面白さ。映像と音楽のセンスも抜群。からくり仕掛けの舞台装置にもきっと心ときめくハズ。近頃人生に疲れているひとたちに是非おススメしたい舞台。思わず二ヤリすること必至です。
ネタバレBOX
2
2010/06/30 23:39
0
2010/07/06 02:51
2010/07/05 12:15
このページのQRコードです。
拡大
コメントありがとうございます!
>「なんで箱を開けたのかなー?」って聞いたら、「欲の為」って
ごもっともです!
開けるな、と言われると開けたくなるのが人間てヤツですよね・・・。
>「玉手箱の中は乙姫様のいる夢の世界だから、そこから離れてほんとうの世界に戻った浦島はほんとうの年齢に戻っただけさー、
うはははーー!!」って魔法使いのように脅かされてびびって泣きました。
竜宮城の宴を楽しんだ代償として、現実を超越してしまった過ちを埋め合わせるための老い。何だかわかる気がします・・・
>で更に、「浦島のように遊んでばかりいるとそうなる。」というやたらに末恐ろしい教訓をぶちかましてました。
それは名言ですね!恐ろしいですが凄まじい説得力です!!
おとぎ話って、読むひとによって解釈をアレンジできる自由度がありますよね。
ちなみに私が子供の頃に親から教えてもらった浦島太郎の教訓は「欲張るな。」でした。
イジメラレタ亀を助けた時に亀からは礼を言われたのだから、
それ以上の何かを期待して竜宮城に行ってはいけなかった。そうしなければ浦島は何不自由なく平凡に暮らせた、との事です。
どうして箱を開けたのか?についてはみささまのお母様と同じ意見です。
私もこの芝居はとても楽しく拝見させて頂きました。
気張っていないのに、脱力系でもない、絶妙な笑いのさじ加減がとても好きでした。