満足度★★★★
骨太な物語人物造形が、フィクションのそれよりもドキュメンタリーのそれのような、多々唐突で整合性がないようなところが見られるけれど、それがリアリティの欠如ではなく、よりリアルに感じられる、骨っぽい作品。人物が多くて舞台が賑やかなのだけれど、シンプルで解りやすい構成がいい。状況と物語りの設定は見事。ラストは一歩手前で終わってもいいかとも思うけれど、蛇足の感も中だるみの感もない、濃密なストーリーが面白い。
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2010/06/07 13:20
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