親の顔が見たい 公演情報 劇団昴「親の顔が見たい」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    終始、緊張感で、痛くなる
    題材が題材だけに、一瞬たりとも、気を抜けるシーンがなく、緊張しっぱなしで、あちこち痛くなる観劇体験でした。
    自分も、子供達も、苛められ体験があるので、緊迫したシーンの連続の中で、忘れていた感覚が甦り、度々、心も痛くなりました。
    でも、観られて良かった!

    昴なのに、青年座の芝居を観ているようだと思ったら、演出が、青年座の黒岩さんで、納得。演出家次第で、劇団のカラーって変わるんだ!と発見もあり。

    皆さん、芸達者で、まるで、ドキュメンタリーを見るような臨場感がありましたが、新聞配達店の店長役の方だけが、台詞の間に計算が見え、ちょっと作り物めいてしまったのが残念でした。

    ネタバレBOX

    どこの学校にもイジメはあるでしょうが、現役教師が書かれたというだけあり、話の展開に無理がなく、内容がとてもリアルで、それだけ胸に突き刺さる舞台でした。

    前半、黙している老夫婦役の、西本さんと北村さんの無言の演技が秀逸。
    最後、2人だけ、舞台に残る、加害者の親であると同時に、他校教師でもある長谷部夫妻が、「生きていかなくちゃ…」と自らに言い含めるように言う台詞は、「三人姉妹」のようですが、この2人のこれからの人生は、贖罪意識と、娘を守ろうとする親心で、きっと板ばさみになるのだろうと、「三人姉妹」の今後より、ずっと生き辛い人生なのだろうと、暗澹とした気分になりました。

    全体的に、誇張のない、リアルなストーリー展開でしたが、70代以上だと思われる、辺見夫妻が、孫の携帯メールを盗み見るという部分には、ちょっと疑問を持ちました。私の母のように、家族誰より電子機器に詳しいハイテク老人もいるにはいますが、あの老婦人は、どうも、そんなタイプには見えませんでしたから。

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    2010/05/30 18:38

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