「悲しくない?」  ~真珠色の連鎖(ネックレス)~ 公演情報 劇団40CARAT 【第36回公演『ダーリン×ダーリン×ダーリン』9月15日[金]~9月17日[日]阿佐ヶ谷アルシェ】「「悲しくない?」  ~真珠色の連鎖(ネックレス)~」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★

    独特の雰囲気
    受付や会場内スタッフも全員メイクをして、衣装を着こんで、劇中に流れる音楽は生バンドの即興。
    確かに独特の雰囲気を持った劇団でした。

    ネタバレBOX

    『ロミオ様、あなたは何故ロミオ様なの~』『夜毎変わる月にあなたの愛を誓わないで~』等の台詞の引用も多々あったので、ストーリーの下敷きはロミオとジュリエットである事は確実なのでしょう。
    ロミオとジュリエットを現代版にアレンジしたのだとしても、ちょっとストーリーに無理があったのかなと思います。
    切なくて哀しい恋のお話なのに、肝心のロミオとジュリエットの切なくて哀しいエピソードが一つもない。
    出会い→一目ぼれ→既成事実が一瞬で終わってしまい、後から『だってお持ち帰りしちゃったもん』の一言で観客は既成事実を知らされるのみなので、切なさが伝わってこなかったのだと思います。
    ジュリエットも登場時は『ノンビリしてちょっと足りない感じの現代っ子』だったのが、突然本家ロミオとジュリエットのような台詞を発したり、偽装自殺の覚悟を毅然と決意したりとキャラクターに一貫性が感じられませんでした。
    本家のロミオとジュリエットではないので、コメディー要素が不要とは思いませんが、バーの登場シーンの踊りと歌、コメディー要素の必要性は感じられませんでした。
    音楽は好みが分かれるところですが、音楽のみ取り出して考えるのならば、60年代、70年代のアングラっぽい雰囲気は私は好きですが、この芝居を盛り上げるのに必要な音楽だったのかと考えると、ちょっと疑問を感じてしまいます。
    正統派ロミオとジュリエットなのか、コメディなのか、アングラなのかそれぞれを融合させたはいいけれど纏まりきれていない感じを受けました。
    完全オリジナル作品だと雰囲気を生かしきれるのかもしれませんが、面白い雰囲気の劇団なのでちょっと残念でした。

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    2010/04/19 16:35

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  • ご来場ありがとうございました。
    貴重なお時間をわが劇団の芝居に割いていただき、本当にありがとうございます。

    お客様の生の、率直な意見、なかなか聞けないのでとても嬉しく思います。

    ご期待添える内容でなかったことは本当に残念ではありますが、今後の成長に必ずつなげていきます。

    本当にありがとうございました!!

    2010/04/20 17:02

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