愛犬家 公演情報 甲斐ファクトリー「愛犬家」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     初日が終わったばかりだから、細部は後送するとして、ヒントとしてsenseという単語が持つ様々な意味の中で思慮・分別や感覚や意識、感覚能力の他に方向性などの意味もあることを指摘しておきたい。(追記後送)
     ところで、自分が「観たい」で書いていた深海魚と水圧に関する記述での指摘は、人間が変身した状況を描いている訳だから、作家が敢えて矛盾する説明文にしたのではないか? との疑念を観たいの指摘とは別に同時に考えていたのだが、後者の記述が当を射ていたと舞台を拝見して発見するに至っている。

    ネタバレBOX

     今回の公演は甲斐ファクトリーの旗揚げ公演の再演である。小説家などの処女作についてもよく言われることだが、初作品はその作家の傾向を最もよく顕す作品だという。甲斐ファクトリーは劇団なので劇団の傾向を最も色濃く出した作品ということになろうか。そうは言っても、再演に当って大改訂がなされているとのことなので初演を観ている方々にとっても新鮮味のある作品になっているのではないか。導入部で、“何故犬を飼うか”について英国の諺を引いて極めて説得力のある、同時に今作に密接に関わる台詞が入るのも上手い。舞台美術も中々ユニークなもので、殊にピンスポを多用する序盤では舞台美術と相俟って照明の齎す効果は絶大である。中盤では板中央の朱色ドア傍らに付けられた照りの点滅による効果も素晴らしいがこの辺りの演出がグー。

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    2023/02/09 12:03

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