スリープ・インサイダー(ありがとうございました!またいつか!) 公演情報 boku-makuhari「スリープ・インサイダー(ありがとうございました!またいつか!)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    初見の劇団だったけれど
    素晴らしいです。特に奥田洋平の演技が素晴らしい!で、どんな演技が?ってことだけれど、目だ。目の演技があまりにも逸脱していた。まるで催眠術にでもかけられたような作り物めいたガラスの目だった。魂を奪われて放心した乾いた視線。奥行きのない、だけれどじっと見つめていると底知れぬ恐怖が迫ってくるような目。悲しみの色でも見つめるような目。だけれど無表情。

    以下はネタばれBOXにて。。


    ネタバレBOX

    第1話 「スリープ・インサイダー」
    男は監禁されている。という説明だったが、男は引きこもりだ。男の中で花火師の鏑木君や後輩の女や同級生らが男の回想と妄想の中で交差する。必要な食べ物や音楽、雑誌など欲しいものは紙に書いてトビラに入れると家族(保護者)が見繕って運んでくれる。
    こんな生活のなか、体内時計だけを頼りに1000日以上も引きこもっていた―― そんな時、一人の女がその部屋へ来る。この場面から男の中での今からの脱出への希望として、第二話に繋がる。


    第2話 「哲人の丘」
    一話の続き。今度は荒野の丘の上に建つ小屋の中。この小屋は高い高い崖の一角にぽつねんと建っている。他に小屋はない。外界と遮断された小屋。風が吹き荒れたまにコンドルがカァーカァーと鳴く。この場合、ギャーとかグェーー!と鳴かせたほうがリアル感、満載だったけれど、コンドルってカラスみたいに鳴くのか・・?
    男が俯せに倒れている。二話は一話の引きこもりの男よりも少しよくなって自らを他者に解放しようとしている。だから、ここでの登場人物はいっきに自分以外に3人が登場し、場面も一話のシートの上だけだったスペースが広がっている。
    物語は鏑木君が崖を登って尋ねてくる。彼は「行方不明になった友人を探していると告げる。」これは、戻ってこない友人、つまり男を心配して小屋に訪ねてきた形だ。小屋での4人のセリフは男の妄想なのか事実なのかは計り知れないが、男の気持ちは友人らを好きな感情と殺したいほど憎む感情が交差する。だから、鏑木に対しても「お前を見てると顔に石をぶつけたくなる。」とのたまう。
    一方で女がジャリジャリと音をさせながら崖を登って小屋に到着する。何か物を運んできたようだった。こうして、男の世界はすこ~しずつ小屋から外を眺めたりして、世界と繋がろうとする。苦悩しながら繋がろうとしている。それはやがて・・・村ができ、町ができ、市ができ、県ができるように。だから男はこれから、ちょっとずつ希望を掴もうとしているのだ。


    この物語は好みが割れると思う。そのくらい奥に潜む事実が見え難い。人間関係がきっかけで引きこもりになった男の元に通ってくる人たちが愛しく微笑ましい舞台なのだ。だけれど、それを感じさせないからひじょうに解りづらい。解りづらいけれど、何故か惹かれる不思議な舞台だ。



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    2010/03/29 12:21

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  • boku-makuhari-Produce>
    コメントサンクス。

    >奥田氏は稽古中一瞬も隙をつくることなく、この座組をぐいぐいひっぱってくれた素晴らしい役者さんでした。

    岡田氏の演技は最高でした。サンプルも観てみたいなぁ。。
    こちらこそ、有難うございました。
    脚本家にはもう少し解り易い本を書くように伝えてください。芝居とは観客に理解してもらってナンボの世界です。


    2010/04/06 01:29

    貴重なコメントをいただきありがとうございます。
    奥田氏は稽古中一瞬も隙をつくることなく、この座組をぐいぐいひっぱってくれた素晴らしい役者さんでした。
    次は、サンプルへの客演をひかえております。
    今後とも奥田洋平氏共々、boku-makuhariをよろしくお願い申し上げます。
    ご来場いただきまして誠にありがとうございました。

    2010/04/06 01:15

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