満足度★★★
埋もれる
3姉妹の間で交わされるタラタラした会話を、リアルすぎる演技と見るか演劇としてこなされていない会話と見るかで評価がかなり変わってくると思うが、後者としてとらえてしまった自分は特に前半はかったるくてしようがなかった。
オチは途中で何となく予測がつくものの、その着想と劇場設定のインタラクティブな必然性が妙な説得力を引き起こし、まんまと舞台の展開に意識が同期させられる。若干してらやれた感。
これからひと月一本ぐらいの超ペースで芝居を作るようだが、それぞれの芝居にもきっとそういった面白みはでてくるんだろう。個人的には、そのひとつひとつの舞台をもうちょっと丁寧に作りこんで欲しい思い。