満足度★★★★
恐らく自殺に至ることとなる晩年の芥川の生活や精神と作品の交差を描いてる。つまり作品を含めた「芥川論」なので、芥川龍之介に詳しくない自分は半分ぐらい寓意を掴み損ねてるんだろうなと思いながらぼんやりと観劇。でも確かに「舞台」を上手く使いこなしており、その使いこなしによって生まれる一つ一つの空間構成が美しい。しかしとにかく緩慢。「これはあれかな」と考えながらぼけーっと観ている分には非常に魅力的なのだが、めくるめく展開の物語性を期待しているとやきもきじれったくなる。危なく寝てしまう所だった。
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2010/01/30 11:56
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2010/02/11 20:57
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