吾輩は漱石である 公演情報 こまつ座「吾輩は漱石である」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    鑑賞日2022/11/15 (火) 13:00

    座席1階

    夏目漱石の著名作を一通り読んでいる教養がないと少し厳しいかもしれない。自分も全部は読んでいない(教養がない)ので、この戯曲の面白さを半分も味わえなかった(と思う)

    先人たちの劇評も厳しいが、確かに胸にストンと落ちるような物語ではない。伊豆の修善寺で吐血して意識不明となり、その間に見た白昼夢という形で漱石の著名作の断片を織り込んで、「育英館開化中学」の職員室を舞台に物語が展開していく。
    夏目漱石役に劇団四季出身の鈴木壮麻を配したのだから、もっとその声を聞かせてほしかった。何せ冒頭のシーンから漱石は床に伏せっており、せりふがない。第二幕で元気になってからもほとんどせりふがなく、とてももったいない感じがした。一方、漱石の妻や校長約の賀来千香子は着物姿もりりしく、きっちり配役をこなしていた。

    井上作品なのに、こまつ座初演とは少し驚いた。これまで上演してこなかったのはなぜなんだろうか。

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    2022/11/15 18:15

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