満足度★★★★★
日本演劇史上に残る快挙
新国立劇場で鵜山さん演出によるシェイクスピアの大作。ヘンリー6世が上演されている。仕掛けや読み替えで見せるシェイクスピアが多い中で正統派。どかーんとそのままやってるシェイクスピアである。100年戦争も薔薇戦争も、ヨーク公やバッキンガムとか興味ないよ。
がね。しかしね。これがホントに面白い。第一部だけ見て面白くなかったらもういいやと思っていたら、面白いの。見たい芝居は山ほどあるし、知ってる俳優さんが頑張っているから見にも行きたいんだけど、今日は第3部のチケットも買いました。だってさ、めちゃ面白いんだもん。
重厚です。詩的な台詞もそのまま残してあります。舞台美術に金はかけていますが、廃墟の中のそれで、基本的に素舞台みたいなものです。それなのに、これほど面白いとは。、、、
スピード感かなあ。いや、それよりも役者が空気をウマくつないでいくんだよな。テンションの下がる時間がない。それが9時間の芝居を成立させている肝だろう。
いやあ、面白い。芝居見て自分の感情がこれほどまでに動いているのを実感した。
だれだ!重厚なのは重くてつまらないって言ったのは。。。
重くて面白いものもあるじゃないか! ほら、ここに!!!!!!!