人形の家 公演情報 劇団ING進行形「人形の家」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    人形の家を観てきました。
    今回も勿論行って参りました。

    最終公演が見たかったんですが、仕事の都合で金曜日一発目に。

    私は普段、家でも外でも舞台を見る数は本当に少なく。
    かつING進行形の舞台だけはずっと見てる、いわば身内なので。
    やたらと肩入れしまってる感想かと思いますが、
    ネタバレにて、色々書かせていただこーと思います。

    この文字列が、INGの羽になれたら。

    ネタバレBOX

    以前、ここでの舞台の時は、二階を使った演出がいくつかあり、
    それに驚かされた部分、面白みを感じた部分がありましたが、
    最初に配布されるパンフレットには『今回はそういうの無いです☆』
    とのメッセージが記されていたので、上への注意が薄くなっていました。

    なので、傘を持ったノーラに降り注いだ大量の紙に、心底鳥肌。

    傘、という記号から、何らかが降ってくると予想出来そうなものであるのに、
    てっきり未来は雨模様(陳腐な表現!)、というメッセージかと思い、
    や ら れ た - 。 と素直に思いました。

    パンフレットすら伏線…ッ!?まぁ、勘ぐり過ぎかもしれませんが。



    全編を通して、圧倒的な台詞の量。
    観る側も体力がいるなー、と感じましたが、演る側はその100倍(当たり前ですが)
    の体力が無いと、これは演じきれないんだろーなぁ。
    その体力が今回のINGに備わってたかというと。



    って私なんかに言われなくても、痛い程知ってらっしゃるはずですが。
    ああ、ただふらっと観てこんな事言うなんて。

    でも、こんな素人の私が観た感想がこれだから、それも一つの……なんでしょう。
    とか言ってみたり!



    人形の家自体をまっっったく知らない私は、古典とか普通のとか、
    違いとかこだわりとか、まっっっっっっったく分からないので、
    今回の演目を全力で見て、その情報だけで理解や納得を求められる中で。

    舞台が始まって、情報一つ一つを点として拾う事から始まるわけで。

    点と点が線になって、線と線が面を作り、面と面が立体となり。

    立体的に、情報を組み立てる事が出来た、終盤。

    そしてそれが、小気味良い音を立てて崩れ落ちた、あの瞬間。

    (あの瞬間、というのは、当てはまる部分いくつかあると思うので、
     人によって違うかも。私は、ノーラとヘルメルが決定的に食い違った瞬間、
     目を見開いちゃうぐらい、うぉぉぉぉおッッ!と思いました。
    ※つーかやっぱりそこだよね?皆もそうだよね?俺おかしくないよね?)

    気持ちよすぎました。

    んー、伝わるでしょうか。

    作品『人形の家』の完成度とか。
    演技者のレベルの高さとか。
    そういうのは、ほんとにわからない中で。

    全く何も知らない私に、一つ一つ理解させ、納得させ、
    そして加速していった展開にもついていけるよう、引っ張ってくれた。

    そして引っ張って引っ張って、一番高い所で突き落としてくれた。

    爽快でした。



    なんか書き足りない気もしますが。

    今回も、観に行って良かったと思いました。



    ☆4の理由は。

    ひとえに愛です。

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    2009/10/15 01:40

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