リチャード・イーター 公演情報 劇団銀石「リチャード・イーター」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    現代版のシェイクスピア
    リチャード・イーターのテーマは残して現代風にかなり書き換えてる。演出家はあれもこれも言いたいのだろうけれど、2時間30分はちょっと長すぎる感が・・・。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX


    母親の愛情を受けずに育ったリチャードは、愛を知らずに心身ともに歪んだ人間として成長する。世界の全てを憎んだリチャードは権力を手に入れる為に王国を支配する事に己の人生を捧げる。その間、リチャードの賛同者を得て二人の実兄を次々と殺しついに王冠を手に入れるのだが、天下は長く続かなかった。
    バッキンガム宮殿が反旗を翻し、敵に討ち取られリチャードは死んでしまう。

    愛を知らない孤独なリチャードの半生は信長に似ている。
    母を慕いながらもその母からは愛を貰えなかったリチャードと信長。
    天下を取るために実の兄弟を殺したリチャードと信長。
    そうして、かつて殺した人たちの亡霊をみて良心の呵責にさいなまれるリチャードと信長。
    こう考えると信長はリチャード・イーターの日本版と言ってもいいかもしれない。

    現代版のシェイクスピア、リチャード・イーターは一人のリチャードに二人の悪魔が巣くっているさまや、リチャードの良心をもう一人のキャストに演じさせるなどして黒と白のカラーで対比させながら舞台を魅せる。
    時の娘と母親を混同させアン皇女が居たからこそ、リチャードは生きている実感があったのだと考えると、リチャードを哀れに思う。

    今回の演出は前作ほど絶叫系ではなかったものの相変わらずのハイテンションで独特のテンポがあり、面白い。しかしその奇抜さが万人に受けるかどうかは微妙だが、公演時間をもうちょと濃縮して短くして欲しかった。

    今回の衣装が普段着っぽいのと衣装に付いてた花の色にセンスがない(失笑!)

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    2009/08/13 18:54

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  • がり>
    コメント、サンクス。
    確かに暑かった!立ってるだけで汗が出てました。(^^;)
    はい。衣装は『写楽コンプレックス』のほうが素敵でした。
    まあ、そうは申し上げても予算の関係やらあるのでしょうから、多くは望めませんね。

    次回も頑張ってくださいね。

    2009/08/14 12:27

    劇団銀石・制作の清水です。

    この度は、ご来場誠にありがとうございました。
    暑い中、受付でお待たせしてしまい申し訳ございませんでした。
    みさ様には、前作の『写楽コンプレックス』から観ていただいていうようで、とても嬉しく思います。
    ぜひ、今後とも劇団銀石をよろしくお願いいたします。


    清水美峰子(しみずみほこ)

    2009/08/14 09:55

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