サンデー・イン・ザ・パーク・ウィズ・ジョージ 〜日曜日にジョージと公園で〜 公演情報 パルコ・プロデュース「サンデー・イン・ザ・パーク・ウィズ・ジョージ 〜日曜日にジョージと公園で〜」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    アートのような舞台
    ミュージカル映画「オペラ座の怪人」では、冒頭の荒廃したオペラ座が華やかかりし時代へと一気に遡るCGを駆使した画面が見事だった。
    結局、この映画この場面以外にはあまり見るべきものはなかった。
    舞台を映画化するのならば、映画でしか出来ない特色を生かすべきである。

    ところが、「サンディ・イン・ザ・パーク・ウィズ・ジョージ」の先端テクノロジを使用したアートとも言える舞台技術は、映画の特質をも凌駕するである。

    ネタバレBOX

    斜めの舞台を囲む、遠近法を表すような白い壁面。  これはキャンバスである。
    ここに、石丸幹二扮するジョージ(ジョルジュ・スラー)が絵を描いていくシーンは、息をのむほどの美しさである。

    2幕では、19世紀のフランス人ジョージのひ孫でアメリカに住むジョージがコンピュータグラフィックによるアートをこのキャンバスに描き出す。

    パーティーで、ひととは義理で相手をするジョージを映像で移し、本心を生身のジョージが唄うという演出もある。  影をうまく使用する演出もある。

    この作品は舞台美術が秀逸である。

    実力者の揃った出演者たちも負けてはいない。
    才能ある出演者たちは実力を発揮し、視覚的に引き付けた客を落胆させることはない。
    1幕はフランス人画家ジョージの苦悩を描く。  
    台詞が多く、ストレート劇の趣でもある。
    2幕はアメリカ人ジョージがひとそして祖先との繋がりを発見する感動的ドラマである。
    2幕は音楽満載である。  名曲「Putting It Together」は、やはり聴きどころである。

    歌唱力豊かなひとが揃ったラストナムバー「Sunday」が、帰り道、頭のなかをグルグル回っていた。

    宮本亜門によるソンドハイム作品は4作目である。
    大傑作「太平洋序曲」以来、何れも素晴らしい舞台を創っている。
    是非、いまひとつだった「カンパニー」、まったくのミスキャストで悲惨な舞台となった「リトル・ナイト・ミュージック」など、是非、亜門さんで再演して欲しい。

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    2009/07/11 13:31

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