満足度★★★★
言葉のもつ恐ろしさハルメリ、という得体の知れない言葉が世論を変えていく恐ろしさ。その言葉を信念に基づいて否定することで世間から抹殺されるコメンテーター。その一方で、その言葉に迎合することで、自分の存在価値を見出そうとする主婦。いつしか言葉は独り歩きをし、不気味に光を放つ。軽い言葉のもつ恐ろしさを実感しました。小泉劇場などと、わかりやすい言葉が衆目を集める今の日本をありのままに描いた秀作だと思います。たいへん満足でした。
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2009/06/29 23:03
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