彼女を笑う人がいても 公演情報 世田谷パブリックシアター「彼女を笑う人がいても」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    及ばずもその志やよし。60年安保の学生運動と、福島の原発事故による避難者を重ねている。それぞれを取材する新聞記者(祖父と孫、瀬戸康史が二役)を中心に、権力の監視・告発の役を投げ捨てた大手メディアを批判する。
    メディア批判というテーマは鮮明だが、それが具体的な人間ドラマして描ききれなかった。60年安保の学生の暴力批判の「7社宣言」をめぐる、記者吾郎と主筆(大鷹明良)の対決が、この劇の要になっている。ここは両者の熱演も相まって、迫力ある、考えさせる場面だった。
    1時間45分

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    2021/12/07 12:30

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